理想の注文住宅を建てられる予算って?相場の目安と年収別にできること

理想の注文住宅を建てられる予算って?相場の目安と年収別にできること

マイホームは注文住宅に決めた!という方へ。

  • 「注文住宅を建てるにはどれくらいの予算が必要なのか?」
  • 「他の家庭はどれくらいの予算で建築に踏み切っているのか?」
  • 「住宅ローンや自己資金はどうやって見積もればいいのだろうか?」

注文住宅を検討中の方は、予算に関するさまざまな疑問が浮かんでいるのではないでしょうか?

本記事では、ご自身にあった予算の組み方、注文住宅の相場の把握、予算別の具体的な事例、情報収集の方法、建築の依頼先の特徴まで、注文住宅を建てるために必要な情報をステップバイステップでお伝えしています。是非最後までお読みください。

失敗しない注文住宅にかける予算の決め方

注文住宅の相場は、前述の「2017年度フラット35利用調査」の全国平均の土地代(約1300万円)、建築費(約2700万円)に諸費用300万円(建築費の約10%)として合計すると、約4,300万円になります。これだけの金額を全て現金で用意できる方は、なかなかいらっしゃらないでしょう。住宅ローンでいくら借入するか、自己資金はいくら用意できるのか等、具体的に自分に合った注文住宅購入の予算を立てていかなければなりません。

そこでここからは、予算の組み方について解説していきます。

予算は「年収×年収倍率+自己資金-諸費用」

予算の組み方は、「年収×年収倍率+自己資金-諸費用」という計算式で算出します。計算式の各項目を順に見ていきましょう。

年収×年収倍率

まず「年収×年収倍率」です。これはいくら住宅ローンを組むのか決めるための計算です。

ここでいう「年収」は、手取りの金額ではなく「総支給額」のことを指します。源泉徴収票の一番左に書かれている金額のことです。住宅ローンの審査でも、総支給額を基準にしています。

「年収倍率」は文字通り年収の何倍かというものです。つまり年収の何倍の住宅ローンを組むのかを決めることになります。

注文住宅を購入した人は、どのくらいの年収倍率で住宅ローンを借りているのか気になりますよね。前述した住宅金融支援機構の「2017年度フラット35利用調査」(※1)によりますと

  • 注文住宅を建設した人は「6.5倍」
  • 土地を購入して注文住宅を建設した人は「7.3倍」

と発表しています。ご自身の予算決めの参考にしてください。

自己資金と平均値

次は「自己資金」です。ご自身の貯蓄から注文住宅にいくら拠出するのか決めることになります。

ここで注意したいのは、貯蓄の全てを注文住宅に投入しないことです。住宅を取得するのがゴールではありません。注文住宅の取得にばかり目がいきがちですが、新居に引っ越した後の生活も考えて自己資金の金額を決めましょう。

計算式としては、「貯蓄-(生活費+予備費+将来の準備金)=自己資金」というのが理想です。目安としては3ヶ月程度の家計費になります。

ちなみに、国土交通省住宅局のデータ(※2)によりますと、自己資金平均額は「803万円~919万円」となっています。また、住宅金融支援機構のデータ(※1)では、注文住宅(土地付き)の自己資金比率は「全国平均が28.8%」、「三大都市圏の平均が32.8%」となっています。

※2:国土交通省住宅局の「平成29年度 住宅市場動向調査報告書」より

諸費用

最後の「諸費用」は、注文住宅取得に関わる費用のことです。これについては前述した項目がかかります。概算としは、注文住宅購入金額(土地取得費+建築費)の10%が目安になります。

以上を基に年収別に注文住宅の建設に充てられる予算を計算して見ました。

<前提条件>

  • 年収倍率:7.3倍
  • 自己資金:800万円
  • 諸費用:400万円
  • 土地取得費:1,300万円
年収建設予算計算式(年収×年収倍率+自己資金-諸費用)
400万円2,020万円400×7.3+800-400-1,300=2,020
500万円2,750万円500×7.3+800-400-1,300=2,750
600万円3,480万円600×7.3+800-400-1,300=3,480
700万円4,210万円700×7.3+800-400-1,300=4,210
800万円4,940万円800×7.3+800-400-1,300=4,940

ご自身でも具体的にデータを入れて計算して見てください。

いかかでしたでしょうか?ご自身の注文住宅の建設予算額が把握できましたでしょうか?

予算別の住宅内容

実際に、注文住宅建設の予算を計算してみると「ウチは相場より余裕がある」とか「相場より随分低い金額だな」とか、様々な結果になったかと思います。ここで相場より低かった方や予算が1000万円台だった方でも、まだ諦めるのは早いです。なぜなら、注文住宅は予算を自由に配分して建設できるのがメリットだからです。

以下に予算別で建設できる住宅の概略をお伝えします。まずはどれくらいの住宅が手に入れられるのかイメージが持てるよう外観写真を付けています。

予算1,000万円台の注文住宅

アキュラホームのバリアフリーの家

引用:アキュラホーム「娘夫婦との三世代同居。介護対応バリアフリーの家。」より

確かに予算1000万円台は、普通にプランしていけば建築は難しいですが、コストを抑える工夫をしていく楽しみもあるといえます。ローコストハウスメーカーやハウスメーカーにも本体価格1,000万円台のシリーズはあります。

みな一様に外観はシンプル、形状もシンプルな箱型です。これは形が凸凹になればその分材料が増えるからです。また住宅設備のグレードや窓の数・大きさも最低限にとどめたり、屋根の形も写真のように片流れしたりという工夫が必要です。

予算2,000万円台の注文住宅

アキュラホームの快適な住まい

引用:アキュラホーム「縦横に視界が広がる開放感、大空間でも高断熱で快適な住まい。」より

予算2,000万円台になれば、コストダウンばかりに気をつかわずとも、普通に注文住宅の家が取得できます。ただし、あまり夢が膨らみすぎて、ハウスメーカーにオプションばかり発注すると、すぐに予算オーバーになるので注意が必要です。

また写真のように外構はシンプルにしておくのがこの予算帯では無難です。

予算3,000万円台の注文住宅

アキュラホームの二世帯住宅

引用:アキュラホーム「生活音を気にせずに快適に同居し、趣味も楽しめる二世帯住宅。」より

ここまでくると設計の自由度も高まりますし、オプションやハイグレードの住宅設備を取り入れることも可能になります。どのような形・機能の家を建てるかをプランするのも楽しくなってきます。ただ、ここでもオプションの発注はメリハリをつけることをおすすめします。

予算別の間取り例

ここまでで予算金額別にどのくらいの住宅が取得できるのかイメージはできたことと思います。ここでは、実際に予算別に「他の人がどのような住宅を建てたのか」「どこに依頼したのか」を実例付きで紹介します。

1,000万円台の間取り例

和光ホームズの吹き抜けの住まい

和光ホームズの吹き抜けの住まい

引用:SUUMO「狭小地でも広々LDK!隠れ家のある吹き抜けの住まい【長期優良住宅】」より

1,000万円台の事例です。まさに「予算が少なくても諦めてはいけないよ」という事例ですね。工夫次第でこんなおしゃれな吹き抜けのある住宅が取得できるのです。

施工を担当された会社さんは、工務店というよりローコストハウスメーカーさんに近い印象です。なんとバルコニーは外部からの目線をシャットアウトしたプライベート仕様です。こんなアイデアを活かせるところが注文住宅のよいところです。

【1,000万円台の注文住宅の概要】
本体価格1,749万円
場所大阪市東住吉区
延床面積106.92m2
敷地面積104.40m2
工法木造軸組

2,000万円台の間取り例

田原建設の2世帯住宅

田原建設の2世帯住宅

田原建設の2世帯住宅

出展:SUUMO「培った技術力で施主の思いを形に バリアフリー都市型2世帯住宅も」より

2,000万円台の事例です。注文住宅の相場より少し低価格でも、二世帯住宅が建築できた例です。注文住宅は、予算配分の工夫で実現できることが増えます。

こちらは地場工務店に建築を依頼した事例です。二世帯住宅の施工実績が多い工務店さんのようです。地場工務店でも特徴ある会社にはノウハウの積み重ねがあります。50年近い社歴もあるようですね。

【2,000万円台の注文住宅の概要】
本体価格2,355万円
場所大阪府
延床面積156.00m2
敷地面積121.89m2
工法木造軸組

3000万円台の間取り例

タマホームのバーカウンターのある家

タマホームのバーカウンターのある家

引用:SUUMO「家族が楽しく過ごせる仕掛けが満載 お洒落なバーカウンターのある家」より

3,000万円台の注文住宅で、建築をハウスメーカーに依頼した事例です。予算も3,000万円台になると大分余裕が出てきます。様々なオプションや施主のこだわりも実現できるようになります。

この住宅には、人気のビルトインガレージや床暖房が入っています。また、リビングにはホテルようなバーカウンターまで装備しています。そしてキッチンはアイランド型を採用しているなど、ご主人だけでなく奥様のこだわりも実現されています。

【3,000万円台の注文住宅の概要】
本体価格3,500万円~3,999万円
場所島根県
延床面積192.50㎡
工法木造軸組

4000万円台の間取り例

住空間設計Laboのホテルライクな住まい

住空間設計Laboのホテルライクな住まい

引用:SUUMO「非日常を楽しむ。住まい手と建築士のセンスが融合した毎日が「リゾートステイ」感覚の住まい」より

4,000万円台の事例です。これは設計事務所に依頼して工務店に建築工事を任せた事例です。まさに施主のこだわりと住まいに対する想いが実現した例といえるでしょう。

予算に余裕があるので、設計士も思う存分ノウハウとアイデアを投入しています。明石海峡大橋まで見渡せるロケーションを活用したリビングからの眺望、リビングから続くウッドデッキなど、まるでリゾートホテルに滞在しているようです。

夜も、設計士の細部にわたる照明計画によって住宅が浮き出ています。また、リビングには施主さんこだわりの薪ストーブが設置されています。

【4,000万円台の注文住宅の概要】
本体価格4,000万円
場所兵庫県神戸市
延床面積144.37m2
敷地面積602.85m2
工法木造軸組

注文住宅の相場を押さえておこう

自分の希望を叶えられるのが魅力の注文住宅ですが、実際どれくらいの価格なのでしょうか。土地の購入がまだであれば土地の購入費が必要になりますし、建物の建築費、それから忘れてはならないものに諸費用があります。

まずは、それぞれがどれくらいの金額になるのかの相場感を掴んでおきましょう。

全国の注文住宅の相場

住宅購入費の割合

上図のグラフは、独立行政法人住宅金融支援機構の「2017年度フラット35利用調査」(※1)の全国平均に諸費用を加えたものです。「2017年度フラット35利用調査」は全国平均と首都圏、近畿圏、東海圏、その他の地域に分けて公表しています。下の表にまとめてみました。

全国首都圏近畿圏東海圏その他の地域
土地取得費13,049,000円20,929,000円15,165,000円12,064,000円8,859,000円
建築費27,343,000円26,249,000円26,322,000円28,648,000円27,648,000円
合計40,392,000円47,178,000円41,487,000円40,712,000円36,507,000円

土地取得費は、やはり首都圏がダントツで1位、ついで近畿圏、東海圏、その他の地域の順になっています。興味深いのは、建築費が東海圏、その他の地域、近畿圏、首都圏の順になっていることです。この建築費の金額には、建物本体工事費も別途工事費も含んだすべての工事費が含まれます。

なお、各都道府県別のデータは、当サイトの別記事「注文住宅の相場を紹介!建築費を安くする5つのポイントとは?」に記載がありますので、こちらも合わせてお読みください。

大まかに注文住宅の相場をまとめますと、建築費が約2,700万円、土地取得費まで含めると約4,000万円が必要になります。

ただし、土地取得費+建築費だけでは注文住宅は手に入りません。車を購入するときと同じように、注文住宅を購入するにも諸費用が別途必要になります。次に、その諸費用にはどんな費用があるのかを見ていきましょう。

※1:住宅金融支援機構「2017年度フラット35利用者調査」より

注文住宅に必要な費用の詳細

諸費用は大きく分けると以下の3種類があります。

  • 土地取得に関わるもの
  • 建築に関わるもの
  • 住宅ローンに関わるもの

ここからは具体的に項目をあげていきます。

【土地取得に関わるもの】
費用の項目項目の説明必須/条件により必要
売買契約書の印紙代土地の売買契約に貼る印紙代必須
不動産会社の仲介手数料仲介物件を購入する場合に不動産会社に支払う仲介物件の購入の場合に必要
登記費用土地の不動産登記に必要
(登録免許税と司法書士報酬)
必須
不動産取得税土地を取得したことによりかかる税金必須
固定資産税の日割り清算金土地取得日で前所有者と清算する必須
敷地及び地盤調査費住宅の地盤としての強さ(地耐力)を調査無料の場合あり(不動産会社や建築会社のサービス)
地盤改良費地盤が弱い場合に行う工事建物建築費に含まれる場合あり
既存建物解体費住宅建築に不要な物を除去する工事購入する土地に古家が建ったままの場合
【建物建築に関わるもの】
費用の項目項目の説明必須/条件により必要
建築工事請負契約書の印紙代建築会社との契約に貼る印紙代必須
設計監理費設計事務所の設計費と建築工事を担当する工務店等の施工を管理指導する費用設計事務所に注文住宅を依頼する場合に必要
建築確認申請費建物を建てる場合に法的に問題がないか審査してもらう必要あり必須
表示登記費用新築した建物登記する費用
(土地家屋調査士報酬)
必須
所有権保存登記費用建物の所有権を登記する費用
(登録免許税と司法書士報酬)
必須
不動産取得税建物を取得したことによりかかる税金必須
水道加入費上下水道を敷地内に引き込む費用
(自治体に支払う)
必須
祭事費地鎮祭、上棟式を行う場合に必要になる地鎮祭、上棟式は行わなくても良い(近年省略する施主も多い)
引越し代新居への引越し費用
(業者に依頼する場合はそれなりの費用がかかる)
必須
カーテン、家具、家電代新しい家に合わせて買い替えることが多い必須
(カーテンは建築工事見積に入っている場合もある)
【住宅ローンに関わるもの】
費用の項目項目の説明必須/条件により必要
金銭消費貸借契約の印紙代住宅ローン契約書に貼る印紙代必須
抵当権設定登記費用住宅ローンを組む場合は抵当権設定登記が必要
(登録免許税と司法書士報酬)
必須
融資(事務)手数料金融機関に支払う費用必須
ローン保証料金融機関指定の保証会社に支払う
(ローン実行時に一括して支払う方式とローン金利に上乗せして支払う方式がある)
ローン実行時に一括して支払う方式を選択した場合に必要
物件検査手数料フラット35の建物基準に合致しているかの検査フラット35を利用した場合に必要
火災保険料火災等で建物が消失した場合に保険金でローンを返済する仕組みほとんどの金融機関は火災保険の加入を義務づけている
団体信用生命保険ローンの債務者が死亡した場合に保険金でローンを返済する仕組みの保険民間ローンは金利に含まれている

上記の諸費用は、誰でも必須のものとそうでないものもありますが、諸費用の総額は建築費の10%から建築費+土地取得費の10%ぐらいが相場です。

しかし、注文住宅はついつい予算オーバーになりがちですので、できるだけ余裕を持っておきたいものです。
理想をいえば、建築費+土地取得費の20%を見積もっておくと、思わぬ予算オーバーにも対応できて良いでしょう。また、道路との高低差がある敷地で掘り込み車庫が必要になる場合も外構工事費が高額になりますので、この20%をおすすめします。

予算組みの段階では、建築費+土地取得費の10%で計算しておけば良いでしょう。

なお、諸費用の各項目の内容は、当サイトの別記事で詳しく説明していますので、こちらもお読みください。

注文住宅の情報はブログから集めてみよう

注文住宅を建てようと様々な情報を収集していることでしょう。それは、雑誌や書籍であたっり、住宅展示場に行ったり、ハウスメーカーや工務店から資料を取り寄せたり、インターネットで事例を調べたりしているのでしょう。

ここでは、同じインターネットからの情報収集でも、個人ブロガーのブログからの注文住宅の効率的な情報収集方法をお伝えします。

ブログを読むメリットと注意点

個人のブログから情報収集するメリットには、どのようなものがあるでしょうか?

商業ベースではないリアルな体験談を知ることができる

ハウスメーカー等の資料や雑誌、インターネットのポータルサイトからの情報は綺麗ですしよくまとまっていますが、やはりどこか宣伝チックだったり、「自社の工法が優れている」といういわゆるポジショントークだったりします。その点、個人のブログであれば、その方のリアルな体験談が紹介されているので安心して家づくりを事前に疑似体験することができます。

失敗や後悔を防げる

かつて大工の棟梁から、「家は三度建てて初めて満足したものになるもの」と聞きました。しかし、普通では一生に3回も家を建てる人はそうそういらっしゃるものではないですよね。私も15年間ほど住宅の営業していた時は、プランの打ち合わせで、以前の施主さんが失敗された例をお伝えし、よくある失敗ポイントを回避するようにしていました。

例えば、外壁の色ぎめでは、小さなサンプルより仕上がりは薄い色に感じることや、トップライト(天窓)は、結露や手入れが結構大変なことなどです。事前にブログを読んでおけば、こんな失敗リスクを最小限に抑えられます。

上手くいったアイデアや便利な点を参考にできる

逆に、ブロガーさん独自のアイデアや、上手くいった便利な工夫も参考にできます。家づくりにおいては、学校のテストと違ってカンニングOKです。ブログを読んで成功事例をどんどん取り入れましょう。

実際にいくらの予算でどんな家ができたのかがわかる

ハウスメーカーや工務店の見積もりだけではわからない実例の金額がわかります。Web内覧会をされているブログもありますのでよりリアルに体験することもできます。

メリットの多いブログからの情報収集ですが、注意点もあります。それは、色々な情報を仕入れすぎて振り回されてしまうことです。あれもこれもと取り入れてしまい、結果予算オーバーにならないようにしましょう。注文住宅は、予算配分が成功のキモです。こだわる所はお金をかけるが、抑える所は徹底してローコストにするメリハリが必要です。

おすすめブログをまとめてくれているサイトを紹介

メリットの多い注文住宅のブログですが、やみくもに検索してもどのブログを読むべきなのかわかりません。また、ブログの数も沢山ありすぎて、どれだけの数を読めば良いかわからずに迷ってしまうこともあるでしょう。

そこで、当サイトの別記事でおすすめのブログをチョイスしているものがありますので、ご紹介します。

まずは、「リアルな声が満載!注文住宅を建てたい人が読むべきブログ21選」です。

この記事は、注文住宅を建てようとする人が読んでおくべきブログを21も選んで紹介しています。しかもあなたの知りたいことに合わせて、7つにカテゴリー分けして3つずつ選んでいます。

それは以下の7つです。

  1. 最初に読んでおくもの
  2. Web内覧会
  3. 注文住宅のお金
  4. ローコスト住宅
  5. 失敗談
  6. 業者別
  7. 特徴のある注文住宅

各カテゴリーごとに3つのブログのトップページの画像と内容のダイジェストが紹介されており、画像を押すと各ブログのサイトへ飛びすぐに読むことができます。

次は、「経験者に学ぼう!注文住宅の失敗談が書かれたブログ7選」です。

せっかく高額な注文住宅を建てるのですから、失敗だけはしたくないと多くの方が思うのではないでしょうか?そんな方の強い味方になるのがこの記事です。個人のブログだけでなく「住宅のプロ」が書いたブログも2つ紹介しています。

1つは、現役10年目の住宅営業マンの開設ブログで、全国から様々な失敗談が集められています。もう1つは、建築士の方の「家づくり相談の駆け込み寺」というコンセプトのブログです。こちらは建築士の視点で失敗例と対処法がセットで解説されています。

最後は、「思わずシェアしたくなる!ハイセンスな注文住宅ブログ10選」です。

こちらもバラエティに富んだ10個のブログを紹介してくれています。

  1. 必読の人気のブログ3つ
  2. 定番の失敗談
  3. Web内覧会
  4. ローコスト住宅
  5. 二世帯住宅
  6. 狭小住宅
  7. 住宅建築に関する補助金
  8. 北欧風、西海岸風デザインにこだわったもの

以上の3つの記事を紹介しているブログをお読みになれば、ブログからの情報収集は十分なものになるでしょう。

注文住宅の依頼先の特徴

最後に、注文住宅の依頼先について考えてみましょう。依頼先には以下の選択肢があります。

  1. 誰もが知っているハウスメーカー
  2. 予算が厳しくてもOKなローコストハウスメーカー
  3. 地域密着で活動している工務店
  4. あなたのこだわりを形にしてくれる設計事務所

それぞれの、特徴とどんな人に向いているかを解説していきます。

誰もが知っているハウスメーカー

ハウスメーカーは積水ハウスやダイワハウスのように全国規模で営業しており、テレビCMや新聞、雑誌の広告を流して広く認知されている会社です。そのため、注文住宅を建てようと考えた場合に、最初に名前が浮かんでくる依頼先になります。

【ハウスメーカーの特徴まとめ】
ハウスメーカーの特徴ハウスメーカーへの依頼がおすすめなのはこんな人ハウスメーカーへの依頼が不向きな人
・有名であり全国規模で販売していること
・住宅を大量に生産している
・均一の品質で提供し、アフターサービスまで一貫したシステムがある
・ウチは〇〇の家ですというステイタスを感じる人
・長期保証やアフターサービスに安心感を求める人
・メーカーの提供する工法や規格、ラインナップに満足できる人
・メーカーの規格がはまる広さや形状の土地を持っている人
・予算に余裕のある人
・自分のこだわりや想いを形にしたい人
・不定形や狭小の土地に住宅を建てたい人

予算が厳しくてもOKなローコストハウスメーカー

安さが魅力であり、最大の特徴であるローコストハウスメーカーです。一定の品質の住宅を低価格で提供するには、それなりの工夫と秘密があります。

【ローコストハウスメーカーの特徴まとめ】
ローコストハウスメーカーの特徴ローコストハウスメーカーへの依頼がおすすめなのはこんな人ローコストハウスメーカーへの依頼が不向きな人
・シンプルな形状の外観・間取りの設計上の工夫
・安価な素材・建材を大量に仕入れ一括管理する材料の工夫
・住宅設備のグレードや仕様の工夫
・プレカットや工期短縮による施工費の工夫
・広告宣伝費をかけない販売費の工夫
・マンションでなくとにかく一戸建てが欲しい人
・予算が厳しい人
・こだわりや想いがなく合理的な人
・ローコストハウスメーカーのコンセプトや規格に満足できる人
・自分のこだわりや想いを形にしたい人
・ウチは〇〇の家ですというステイタスを感じる人

地域密着で活動している工務店

地域密着の工務店の特徴は、活動範囲が地元のみということになります。それがかえって、地元に根ざし地域情報に精通している点が強みになっています。地域独自の条例や環境などは均一対応のハウスメーカーには不得手です。

おおむね規模は小さいですが、担当者以外でも、経営者も社員全員も現場のことが分かっていたり、施主さんの状況も把握しているなど、きめ細かい対応が可能なことも特徴の1つです。

【工務店の特徴まとめ】
工務店の特徴工務店への依頼がおすすめなのはこんな人工務店への依頼が不向きな人
・おおむね規模は小さい
・50年60年と続いている会社もあり、地元で一定の信用を得ている
・きめ細かい対応
・ハウスメーカーに比べれば安価
・予算があまり多くない人
・施工中も住んでからも、迅速な対応を望む人
・自分のこだわりや想いを形にしたい人
・「ウチは〇〇の家です」というステイタスを感じる人

あなたのこだわりを形にしてくれる設計事務所

こだわりや住宅への想いを形にしたい人に一番おすすめの依頼先が、設計事務所や建築家と呼ばれる人です。安藤忠雄先生や隈研吾先生のような有名建築家もときどき個人の住宅を設計することもありますが、一般には個人の住宅を専門に設計しているアトリエ派と呼ばれる設計事務所や個人の建築家に依頼することになります。

住宅専門の設計事務所は、あなたのこだわりや住宅への想いをじっくりヒアリングして、それをプランに落とし込んでくれます。そして何度も納得のいくまで打ち合わせをして設計図という形にしてくれるでしょう。また、設計事務所や建築家の中には、経験とノウハウで工夫をこらし予算内に納めてもらえる場合もあります。

【設計事務所の特徴まとめ】
設計事務所の特徴設計事務所への依頼がおすすめなのはこんな人設計事務所への依頼が不向きな人
・全国対応可能(出張費用要)
・完全自由設計、フルオーダーメイド
・どんな構造/工法も可能
・施工中は現場監理もしてもらえて図面どおりの工事が行われるので安心
・建築費以外に設計事務所に設計費現場監理費を支払う必要があり、コスト面で高額(相場は建築費の10%ぐらい)
・自分のこだわりや想いを形にしたい人
・じっくり家づくりをしたい人
・予算に余裕がある人
・多少費用がかかっても正確な施工精度を求める人
・早く住宅を手に入れたい人
・時間と予算に余裕がない人

注文住宅の4つの依頼先を比較

注文住宅を建てる際の4つの依頼先を、特徴やメリット・デメリットを比較できるように1つの表にまとめてみました。

ハウスメーカーローコストハウスメーカー工務店設計事務所
会社の規模大きい中規模小規模小規模
活動領域全国に支店地域レベル地元のみ・全国対応可能
・出張費用が必要なケースあり
設計・工法の自由度制約あり制約あり対応可能な会社もある自由
施工精度均一で高い高い担当者によるバラツキあり工事監理により施工精度保証
工期の長さ早い早い現場対応が多いため、メーカーより時間がかかることが多い設計時の打合せや、施工業者選定手続き等で時間がかかる
特徴・大量生産・大量販売
・システマチック
・工場生産
価格が安いきめ細やかで、小回りのきく対応フルオーダーメイドの住宅提供
経営の安定性倒産リスクは少ないハウスメーカーに比べるとリスクありハウスメーカーに比べるとリスクありハウスメーカーに比べるとリスクあり
アフターサービス全国一律各支店・営業所とも均一な対応担当者によるバラツキあり担当者によるバラツキあり
おすすめの人住宅にステイタスを求める人低予算で一戸建てを求める人施工中も施工後も、小回りのきく対応を求める人自分のこだわりや住宅への想いを形にしたい人

また、ハウスメーカーについてより詳しくまとめた記事は以下の通りです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?注文住宅の相場観を掴んでいただき、ご自身が組める予算についても把握していただけと思います。あとは、質の良い情報を収集して、自分にあった最良の建築依頼先を見つけるだけです。

注文住宅は一生の中でも大きな買い物となるため、十分な準備を行って理想のマイホームを実現してくださいね。

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