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注文住宅の外観の失敗例12選に学ぶ、失敗しないためにやるべきこと

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注文住宅の外観の失敗例12選に学ぶ、失敗しないためにやるべきこと

注文住宅の外観を決めるにあたって、「何をどうやって決めたらいいんだろう」「失敗してしまったら、外から見たとき格好悪いなあ」などとお悩みではありませんか?

注文住宅の場合、外観の色も、外壁の種類も、全部自分で決めることができます。しかし、外観は街行く人にも見えてしまう部分です。外観選びを失敗してしまって、周りから変な家だと思われるのは避けたいものです。外観のどんなところで失敗しやすいのか、逆に何に気をつけたら失敗しないのか、知ったうえで少しでも見た目の良い家を建てたいですよね。

そこでこの記事では、注文住宅の外観でよくある失敗事例12選を紹介します。色、外壁、窓、家の形が代表的な失敗箇所ですので、それぞれの箇所でどんな失敗があるのか見ていきます。さらに、各箇所で失敗しないために必ずやるべきこともお伝えしますので、外観の失敗事例がわかるだけでなく、自分が家を建てる際に失敗を避けるためのヒントも得ることができます。

さらに、万一失敗してしまった場合の対処法もお伝えします。完璧な家を作るのは難しいものですが、たとえ「失敗したな」と思っても、外観をより良く見せるための工夫はあります。ぜひ参考にしてください。

さまざまな事例や対策を知って、あなた好みの素敵な外観の家を建てていただけたら幸いです。

その前に、失敗しない家づくりをするためには情報収集が大切です。
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1.注文住宅の外観に関してよくある失敗とは

注文住宅の外観に関する失敗は、以下の4つの点で多くみられます。 どのような箇所でどのような失敗が多いのか把握しておけば、自分が外観を考える際に、注意して判断することができます。まずはこの4点に注意すべきだということを頭に入れておきましょう。

なお、実際の事例については、第2章以降で説明します。

よくあるのが、「家が完成してみたら思っていた色と違った」という失敗です。サンプルをよく見て決めたはずなのに、実際の家のサイズになると、サンプルとは色味が違って見えてしまうのです。 また、周囲の家とのバランスを見て失敗だったと感じる人も多いです。目立ちすぎて「浮いてしまって失敗した」と感じる人もいますし、個性がなさすぎて「周りと似すぎて失敗した」と感じる人もいます。

  • 外壁

まず挙げられるのが、継ぎ目や汚れといった外壁の見た目の失敗です。外壁の素材次第で大きく変わるポイントなのですが、実際の外壁を見て初めて「見た目が良くない」「失敗だった」と気づくわけです。 また、見た目は好みの外壁になったものの、メンテナンスの手間や費用が大変だと後から気づき、失敗だったと感じるケースもあります。

窓も外観に大きな影響を与えます。特に、窓の形や大きさ、数、種類が外観を左右します。窓は、間取りを決める際に部屋ごとに選びがちですが、室内のことばかり考えていると、外観がいまひとつになりかねません。 窓の選び方に失敗してしまうと、見た目が物足りない印象になってしまったり、バランスが悪い家に見えてしまったりします。

  • 家の形

家の形は、デザインばかりを重視した場合に失敗しがちです。家の形には機能的な理由があることが多いからです。 最近は庇や軒のない家も多いですが、見た目が良くなるからとむやみに削ってしまうと、生活しにくい家になってしまったり、家の耐久性など機能的な部分に影響を与えてしまう可能性もあります。

第2~5章で、それぞれの失敗について詳しく触れていきます。

2.色に関する失敗事例と失敗しないためにやるべきこと

まず、色に関してよくある失敗事例と、失敗しないために必ずやるべきことを紹介します。 色はパッと目に入ってくるため、家の第一印象を大きく左右します。失敗してしまうと家を見るたびに気になってしまう箇所です。実際の事例と失敗を回避するための方法をしっかり押さえて、自分好みの満足できる色に仕上げましょう。

2-1.失敗事例と失敗しないためのポイント

色に関してよくある失敗として、以下の3つが挙げられます。失敗を回避するためのポイントもあわせて紹介しますので、色選びの前に頭に入れておきましょう。

①思っていた色と違った

色に関する失敗として多いのが、「好みの色を選んだはずなのに、完成した家を見たら思っていたものと違っていた」というものです。 外観の色を決めるときに見るサンプルは、実際の家よりもはるかに小さいので、サンプルと実際の仕上がりがどうしても違って見えてしまいます。また、実際の家の場合、太陽光が当たったり陰になったり、光の加減が変わります。サンプルを室内の蛍光灯の下でしか確認していないと、違和感が生じる原因になってしまいます。

【失敗しないためのポイント】

  • できる限り大きなサイズのサンプルを見て決める
  • 室内で見て決めるのではなく、太陽光の当たる室外で色味を確認する
②周りと調和しないで浮いてしまう

好きな色の外観にしたものの、いざ家が完成してみたら、周りの景色から自分の家だけが浮いてしまっている、という失敗もあります。オリジナリティを出そうとして、目立つ色を選んだ場合に多い失敗です。 自分の家だけが単体で存在するわけではなく、完成した家は景色の一部になります。その点を考えて外観の色を決めないと、周辺の街並みと調和しない、浮いた家ができてしまいます。また、周りと比べてあまりに派手にしてしまうと、周囲から「景観を損ねる」とクレームが入る可能性もあります。

【失敗しないためのポイント】

  • 自分の家は景色の一部でもあるということを心得る
  • 周辺の家がどんな色なのか確認してから、自分の家の外観の色を決める
③近所の家と同じ色で個性がない

②とは逆に、色が近所の家と同じだったという失敗談もあります。真似しようとしたわけではなく、自分たちの好きな色を選んだらたまたま似通ってしまったということです。 人気の色や無難で合わせやすい色など、多くの人が選びがちな色はあるでしょうし、似てしまうのはある程度仕方がないことかもしれません。しかし、せっかく注文住宅を建てて外観の色を自分たちで選んだのに、周りに同じような色の家が何軒もあるというのは、少し残念な気持ちになりますし、避けたいものです。

【失敗しないためのポイント】

  • 近所にある家の色を事前に確認する
  • 周りと色味を少し変えたり、色数を増やしたりして、自分の好みやこだわりを出す

2-2.色で失敗しないために必ずやるべきこと

外観の色の失敗を防ぐためには、以下の3点を必ず押さえておく必要があります。この3点をしっかり守れば、上記で挙げたような失敗を防ぎつつ、自分好みの色を選ぶことができるはずです。

①周辺の家の色を事前に確認する

新居の近くの家がどのような色なのか、街並みの雰囲気にはどのような色が合いそうなのか、事前に確認しておきましょう。家が完成したときに、違和感なく周りと調和する色を選ぶためです。

自分の家のことだけを考えるのではなく、自分の家が周辺の景観の一部に加わったときのことを意識しましょう。あまり強い色や奇抜な色を選んでしまうと、景観を壊すのはもちろん、通行する人に無言の威圧感やプレッシャーを感じさせてしまいます。また、周りの家の色を知っていれば、隣近所とあまりに似通ってしまうこともありません。 周りになじみながらも個性を出したいのであれば、近所の街並みを見ておくことが必須なのです。

②可能な限り実物を見て選ぶ

色を決める際は、建物に使用されている実物が見られるとベストです。サンプルと実際の仕上がりにはどうしても差が生じてしまうからです。

「面積効果」という現象によって、明るい色は面積が大きくなるほど明るく、暗い色は面積が大きくなるほど暗く見えるものです。色の候補が見つかったら、実際に施工した事例やモデルハウスなどがないかどうか、業者に聞いてみるとよいでしょう。 実際の家を見ることができない場合は、少しでも大きなサンプルで確認します。最低でもA4サイズ以上のサンプルを用意してもらいましょう。光の加減によっても色の見え方は変わりますので、必ず外にサンプルを持ち出して、太陽光の下で確認するようにしてください。

③使用する色は3色までに抑える

外観に使用する色は、3色までにとどめるのがおすすめです。うるさくならずオシャレに見せられる色数だからです。

好きな色をむやみに取り入れると、まとまりがなく奇抜な印象になってしまいます。しかし、統一感のある色であれば、3色程度までならまとまりのある印象を出すことができます。ベージュやグレーなどの背景になるような抑えめの色と、その同系色、そしてアクセントとして少し強めの色を少し加えるバランスだと、調和して見えます。

落ち着きがありながらも個性のある外観にしたい方は、抑えめの色を2色か3色使用すると、他の家と違いが出せるでしょう。

3.外壁に関する失敗事例と失敗しないためにやるべきこと

この章では、外壁に関する失敗事例と、外壁の失敗を避けるために必ずやるべきことを紹介します。 外壁の素材選びによって見た目は大きく変わります。さらに、直接外気に触れて雨風から守ってくれる部分ですので、機能を保つためにもメンテナンスが必要になります。 以下の内容を参考にして、ご自身の好みや予算などに合った外壁を選びましょう。

3-1.失敗事例と失敗しないためのポイント

外壁に関しては、以下の3つの失敗がよくみられます。失敗しないためのポイントもチェックして、納得できる外壁選びに役立ててください。

①継ぎ目が目立つ

外壁の失敗例として聞かれるのが、新しく建てた家なのに外壁の継ぎ目が目立つ、というものです。遠くから見たらわからないかもしれませんが、毎日家に出入りすると気になってしまうポイントでしょう。 外壁の継ぎ目は、使用する外壁材によって目立つものとそうでないものがあります。現在一般的に使用されている外壁の手法が「サイディング」で、これはサイディングボードという板状の外壁材を壁に貼っていくものです。一般的なサイディングでは、建物の骨格に合わせて板を張り付けて、隙間を後からつないでいくため、どうしても継ぎ目ができてしまうのです。 継ぎ目の目立たないシーリングレスのサイディングや、タイルなど別の種類の外壁材を使用するという選択肢があります。

【失敗しないためのポイント】

  • 外壁材にはさまざまな種類があることを知る
  • 継ぎ目が目立ちにくい素材を選ぶ
②汚れが目立つ

外壁の汚れが目立つ、という失敗も多いです。 白や黒の外壁は、特に汚れが目立ちやすいです。外壁につく汚れは、砂や土などが多いため、ベージュや灰色などの中間色を選んだほうが汚れは目立ちにくくなります。また、汚れにくい外壁材も出ているので、そういったものを選ぶと汚れが目立たないだけでなく、メンテナンスの手間も減らせるでしょう。

【失敗しないためのポイント】

  • 汚れの目立ちにくい色を選ぶ
  • 汚れの目立ちにくい外壁材を選ぶ
③メンテナンスが大変

自分好みの外壁にしたにもかかわらず、メンテナンスに手間とお金がかかって大変、という失敗もあります。 外壁はどうしても雨風にさらされるため、劣化が生じるものです。現在一般的に使われている窯業系サイディングという外壁材は、初期コストを抑えられますが、劣化するため、5~10年でメンテナンスが必要になります。また、汚れの目立つ白や黒の外壁の場合、きれいに保つためにはこまめなメンテナンスが必要になってしまいます。 タイルなど耐久性が高く汚れにくい素材のほうが、初期費用がかかっても長い目で見るとメンテナンスの手間や費用は少なくなります。

【失敗しないためのポイント】

  • 将来的なメンテナンス費用も考慮に入れて外壁材を決める
  • 耐久性が高く汚れにくい外壁材を選んで、メンテナンスの手間と費用を減らす

3-2.外壁で失敗しないために必ずやるべきこと

外壁を選ぶ際は、外壁材についてよく知ることが重要です。外壁材によって、費用や機能、メンテナンス頻度など、特徴が大きく異なるからです。

代表的な外壁材の特徴は以下の通りです。

  • 窯業系サイディング

セメントを原料として、工場で板状に形成した外壁材です。現在は7割以上の新築木造住宅で採用されています。多くの家で使われているだけあって、価格と機能のバランスが取れた外壁材で、初期費用は比較的安く済みます。一方、時とともに劣化するため、メンテナンスの手間と費用がかかります。

【長所】
コスト、デザイン、機能の総合的なバランスが良い 色とデザインが豊富

【短所】
工場生産された板をつなぎ合わせるため、必ず継ぎ目ができてしまう 継ぎ目部分の補修や再塗装などのメンテナンスが5~10年ごとに必要

  • 金属系サイディング

金属板と断熱材によって構成された外壁材です。窯業系サイディングより初期費用が高くなるものの、耐久性やデザイン性も高くなります。軽くて住宅構造への負担が少なく、地震などの揺れに対しても柔軟に対応しますが、傷やへこみができやすい素材でもあります。

【長所】
デザイン性が高く、スタイリッシュな外観になる 軽量で耐震性が高い

【短所】
傷やへこみができやすい 継ぎ目は目立ちにくいが存在するため、継ぎ目部分のメンテナンスは必要

  • モルタル

砂とセメントと水を混ぜ合わせた材料。工場で作られた板をつなげていくサイディングとは異なり、職人が現場で手作業で塗りつけていきます。最近は大きく減りましたが、デザインの自由度が高く、多彩な表情を出すことができます。

【長所】
どんな形状の外壁にも対応可能 継ぎ目がなく、仕上げ次第でさまざまな表情の外壁を作れる

【短所】
作業者の腕や、現場での材料管理によって、仕上がりに差が出る

  • タイル

タイルは、粘土を主成分とした原料を板状にして焼き固めたものです。他の外壁材と比べて耐久性が格段に高く、見た目の高級感もありますが、その分コストも高くなります。

【長所】
耐久性が高く、色落ちや劣化がほとんどない 高級感を出しやすい

【短所】
他の外壁材よりも価格がかなり高い

  • ALC

ALCは軽量気泡コンクリートのパネルです。鉄骨造の建物に使用されることが多いですが、木造住宅に使用されるケースもあります。断熱性や耐火性の高さが特徴ですが、水に弱いため、塗装で防水性能を保つ必要があります。

【長所】
断熱性・耐火性が高い 有害な化学物質を含まず、リサイクルも可能

【短所】
防水性がほとんどなく、水に弱い

上記のような特徴に加えて、自分の好みや予算などを考慮に入れて外壁材を選びます。

現在最も使用されているのは窯業系サイディングですが、それぞれの外壁材の違いを理解していれば、自分の理想に最も近いものを選ぶことができるでしょう。

4.窓に関する失敗事例と失敗しないためにやるべきこと

窓選びも外観を大きく左右します。この章では、窓に関する失敗事例と、失敗しないために必ずやるべきことを紹介します。 外観に影響するのは、主に窓の配置、数、形です。外から見たときに「なんだか物足りない」「バランスが悪い」という家にならないように、以下の内容を参考にして、外観のことも考慮した窓選びを行ってください。

4-1.失敗事例と失敗しないためのポイント

窓に関してよくある失敗は以下の3つです。失敗しないためのポイントも守って、満足のいく窓選びができるようにしましょう。

①形や大きさに統一感がない 窓に関してよくある失敗のひとつが、家を外から見てみたら、窓の形や大きさに統一感がなかった、というものです。窓に統一感がないと、外観がバラバラな印象になってしまいます。 全体の印象を意識せずに窓を付けてしまうと、しまりのない外観になりがちです。敢えてバラバラに配置してオシャレに見せている家もありますが、難易度は高いです。縦や横のラインを意識して窓の高さや大きさを揃えるだけで、整った印象を出すことができます。

【失敗しないためのポイント】

  • 形や大きさは原則として揃える
  • 高さなどのラインが揃うと統一感のある配置に見える

②窓の数が少ない 窓の数に関する失敗も多いです。例えば、窓の数が少なすぎて見栄えが悪かった、という失敗があります。 窓が少ないと、外から見たときに壁の面積が多くなってしまい、味気ない印象を与えがちです。窓は外観のアクセントの役割も果たしていますので、窓の数を増やすことで見栄えが良くなります。部屋の数に対して十分な数の窓が付いているのであれば、窓を大きくすることで印象を変えられます。

【失敗しないためのポイント】

  • 外から見たときの外壁の面積が多すぎないか確認する
  • 窓を大きくしたり数を増やしたりすることで、外観に適度なアクセントを与える

③引き違い窓が多くてデザイン性が低い 窓の種類にも注目する必要があります。外観に影響を与えやすいのは「引き違い窓」です。多用するとデザイン性が下がってしまうのです。 引き違い窓は、2枚以上のガラス戸が別々のレールにはめられている窓です。コストが安く、開閉も簡単で、住宅では最も頻繁に使用されていますが、それだけに、見た目も普通で無難な印象になりがちです。少しでも見た目の格好よさを追求するのであれば、引き違い窓の多用は避け、縦か横に細長い窓など、デザイン性の高い窓を取り入れる必要があるでしょう。

【失敗しないためのポイント】

  • 引き違い窓を多用しない
  • 縦長や横長の窓など、デザイン性の高い窓を取り入れる

4-2.窓で失敗しないために必ずやるべきこと

窓で失敗しないためには、間取りを決める段階で、外から見たときの窓の形や配置などもしっかり考える必要があります。間取りが決まって、個々の部屋における窓の配置や数などがある程度固まってから外観を考え始めても、変更するのが大変だからです。

外から見た家の全体像をイメージせずに、個々の部屋のことばかり考えて窓を決めてしまうと、全体の統一感や外観のデザイン性が失われてしまう可能性があります。また、一度間取りをきちんと決めてしまうと、「窓の配置がいまひとつだな」などと思っても、窓を簡単に変更することは難しくなってしまいます。窓の配置や大きさを変更しようと思うと、部屋の採光や風通しはもちろん、間取りのプラン自体にも変更が及んでしまう可能性があるからです。

間取りを決める際は特に、室内のことばかりに目がいきがちかもしれません。しかし、その段階で外観も意識しておかなければ失敗につながります。窓は、家の中の暮らしやすさと見た目の両方に影響を与えるものですので、両方をバランス良く考慮しながら配置や大きさなどを決めていきましょう。

5. 家の形に関する失敗事例と失敗しないためにやるべきこと

この章では、家の形に関する失敗と、失敗しないために必ずやるべきことを取り上げます。 家の形は、見た目の良さにも大きく影響しますが、機能や生活の面でも重要な役割を果たします。機能面を考慮せずに家を建ててしまうと、家の耐久性などに影響を与えてしまう可能性があります。 以下の事例や失敗しないポイントなどを参考にして、住みやすい家を作りましょう。

5-1.失敗事例と失敗しないためのポイント

以下の3点が、家の形に関してよくある失敗事例です。失敗すると生活上の不便が増えてしまいます。実際の事例と失敗しないためのポイントをしっかり押さえておいてください。

①庇(ひさし)を付けなかったため、夏場は部屋が暑い 見た目を優先して庇を付けなかったが、夏場に日差しが部屋に直接入ってきて暑かった、という失敗事例があります。

最近は、庇のない箱型の家が増えています。見た目がシャープになりますし、コストも削減できますが、庇がないことによるデメリットを忘れてはなりません。

庇は本来、日よけや雨よけの役割を果たすものです。庇がないと、日光が直接室内に入り込むようになるため、室内が暑くなったり、床や家具などが日に焼けてしまう恐れがあります。庇をなくすのであれば、季節や時間帯による日差しの入り方を確認してからが良いでしょう。

【失敗しないためのポイント】

  • 庇が日よけや雨よけの役割を果たすことを知っておく
  • 季節や時間による日差しの入り方を考慮して庇の設置を決める

②軒を出さなかったため、雨が防げない 庇と同様に、軒を出さない家も増えています。軒を出さないことで、雨が窓に直接当たってしまうという失敗例があります。

軒の出ていない箱型の家は、雨が降るとどうしても窓が汚れがちです。そして、雨が激しく降ると、雨が直接窓や家に叩きつけるため、雨音が気になったり、ちょっと窓を開けるだけで雨が吹き込んできたりします。 さらに、建物に直接雨が当たることで、劣化が進みやすく、雨漏りのリスクも高くなってしまいます。箱型の注文住宅でも、屋根を少し大きめにするなど、雨よけの工夫が必要です。

【失敗しないためのポイント】

  • 軒が雨よけの役割を果たし、家の劣化も防いでくれることを知る
  • 雨が少しでも当たらないように、屋根を少し大きめにするなどの対策をとる

③玄関ポーチの向きが悪い 意外と聞かれるのが、玄関ポーチの向きに関する失敗です。家が完成して暮らし始めたら、向きが悪いと感じるようになったという人が多いです。

ポーチの向きを間違えると、玄関のドアを開けたときに家の中が見えてしまうことがあります。道路側を向いていれば通行人からの視線が気になります。隣の家のリビングなどから見える位置に配置してしまうと、覗かれているように感じてしまうかもしれません。

玄関の向きは、隣の家の窓や通行人の視線など、外から見える可能性を丁寧に確認してから決めなければなりません。場合によっては、フェンスなどで遮る方法もあるでしょう。

【失敗しないためのポイント】

  • ポーチの向きを決める際は、隣の家や道行く人からの視線を考慮する
  • 可能な場合は、フェンスなどで視線を遮ることも検討する

5-2.家の形で失敗しないために必ずやるべきこと

家の形を考える際には、見た目の良さだけでなく、「なぜその形にする必要があるのか」と考える必要があります。多くの住宅が採用している形は、機能的に意味があって採用されている可能性が高いからです。

例えば、なぜ庇を付けるのかというと、日差しや雨を避けるためです。見た目が良くないと思って安易に削ってしまうと、室内が暑くなってしまったり、雨が窓に当たってしまったりして、住みにくくなってしまいます。

どうしても庇を付けたくないのであれば、このようなデメリットを理解した上でそのような選択をする必要があります。短めの庇を付けるといった折衷案もあるかもしれません。家の形について情報収集をして、ある程度の知識を身につければ、納得できる選択ができるはずです。  

6.万一外観で失敗してしまった場合の対処法

この章では、さまざまな点に注意しても外観で失敗してしまった場合の対処法を2つ紹介します。 完璧な家を建てるのは難しいものです。一生懸命考えて建てた家であっても、失敗が生じる可能性はあります。しかし、たとえ失敗してしまっても、取り返すチャンスはあります。以下の対処法を頭に入れて、「失敗したらどうしよう」と不安になりすぎず、心にゆとりを持って外観を決めていってください。

6-1.気に入らない部分をリフォームする

失敗したと感じる部分があるのなら、その部分に絞ってリフォームする方法がおすすめです。部分的なリフォームであれば、予算を抑えながらも失敗箇所を改善できるからです。 リフォームの規模はさまざまで、外壁の塗り直しから、壁の張り替え、窓の設置まで、多様なリフォームが可能です。しかし、リフォームの規模が大きくなればなるほど、費用もかさみます。注文住宅を建てたばかりであれば、住宅ローンを返しながらリフォーム代も捻出することになってしまいます。 どうしても気に入らない部分に絞ってリフォームを行い、目立った失敗箇所をなくすだけでも、外観はずいぶん変わるはずです。外観の色などは、自分で塗り直してさらに費用を節約する手もあります。

6-2.外構部分でカバーする

もう1つの方法は、外構に手を加えて失敗部分をカバーする方法です。失敗を隠したり、失敗に目が行かないようにすることができるからです。 例えば、見た目がいまひとつ格好良くないと感じるなら、木や花を植えることで、全体として華やかに見せる手があります。あるいは、フェンスや柵などを作って、外からあまり見えないようにすることもできるでしょう。 すべてを完璧にするのは難しいですが、外構に手を入れることで、お気に入りのポイントを増やしていけば、失敗部分に目が行きにくくなるはずです。

7.まとめ

この記事では、注文住宅の外観での代表的な失敗箇所として、

  • 外壁
  • 家の形

という4点の失敗事例と失敗しなくて済むポイントを紹介しました。

また、万一失敗してしまった場合に失敗を取り返すための対処法も2点紹介しました。

あなたの家の外観が、失敗なく納得のいく形に出来上がることを祈っています。

最後に、失敗しない家づくりをするためには情報収集が大切です。
持ち家計画の資料請求なら、住んでいる地域で自分のわがままな夢をかなえてくれるハウスメーカーを検索でき、一括で資料請求まで行うことができます。
一生に一度となる大きな買い物、妥協せずにたくさんの会社を検討するようにしましょう。

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