「注文住宅って完成するまで、どれくらいの期間がかかるの?」
若いファミリーの場合、家を建てたいと思う時期は、子供も成長する時期であることが多く、できれば小学校の入学に間に合わせたいなど、家を完成させたい希望のタイミングがあるでしょう。
フルでオーダーメイドできる注文住宅は、建てたい家の大きさや仕様、間取りやデザインのこだわりによって、完成までにかかる期間は大きく違ってくるものですが、おおよその期間がわかれば、スケジュールも立てやすくなりますよね。
この記事では、平均的な注文住宅完成までにかかる期間と共に、スムーズな家づくりのためのポイントをご紹介します。
できる限り家づくりの期間を短くできたらいいなという方のために、短縮する方法もご紹介します。
家が完成するまでのおおよその期間を把握して、スムーズな家づくりを目指しましょう。
1.家づくりスタートから完成までの期間は平均1年程度
新築で家を建てたいと思い始めてから、実際に家が完成するまでのトータル期間は、平均で約1年程度です。表にしてまとめましたのでご覧ください。
◎家づくり スタートから完成までの期間(平均)
●準備期間(平均3〜4ヶ月)
- こだわる人の場合、1〜3年かけて準備する人もいる
- 土地のない人は土地探しをする期間が必要になる
●契約〜工事着工まで(平均3〜4ヶ月)
- 打ち合わせの回数によって期間が変わる
- 打ち合わせ回数は、平均5〜10回程度
- 大手ハウスメーカー等は打ち合わせの回数や期間が決まっていることが多い
●工事着工から完成まで(平均3〜6ヶ月)
- 工事期間の長さは、家の構造、デザインによって変わる
- 木造、鉄筋など工法によっても違いが出る
- ローコスト住宅メーカーの場合は工法が決まっているので完成するのが早い(最短2ヶ月)
家づくりにかける期間の長さは、準備段階にかける時間で大きく変わります。
人それぞれ、家づくりに対するこだわりの強弱がありますので、こだわりが強い方の場合は、基礎的な建築に関する知識を蓄えて2年3年とじっくり時間をかけて準備をする方もいます。こだわりが少なく、標準的な家を希望する方であれば、準備期間は1、2ヶ月程度で、トータル8ヶ月程度で完成してしまうケースもあります。
工事期間は、家の大きさや構造、間取りなどによって変わりますし、工法によっても変わります。くわしくは3章で解説をしますのでお読みください。
2.スムーズな家づくりのために押さえておくポイント
できるだけスムーズな家づくりをするために押さえておきたいポイントをご紹介します。
準備期間にどれだけしっかり準備をしておくかで、そのあとの工程の流れが決まります。中途半端な準備をしたままで家づくりを進めてしまうと、やり直したり、決め直したりすることが増えて時間が余計にかかってしまうことが多くなります。また、迷ったり悩む時間も増えます。
準備をしっかりして、家の完成までの期間をスムーズに進めるようにしましょう。
2-1.家のイメージをしっかり固めておく
希望する理想の家のイメージをしっかり固めておきましょう。イメージがぼんやりしていると、設備や資材を決める段階で、アレがいいかも、コレがいいかも、と迷いが出てきて、決めるのに苦労をするからです。
希望する理想の家のイメージを事前に固めておき、そのイメージに沿って資材や設備を選びましょう。迷ったり悩んだりする時間が減れば、打ち合わせの時間も短縮することができます。
2-2.完成までのスケジュールを立てて、デッドラインを決めておく
完成までのスケジュールを立てておき、この日までには入居したいという、デッドライン(締め切りの日)を決めておきましょう。
入居したい日にちを施工を担当する会社側にも伝えておけば、スケジュールの調整を行ってもらえます。自分自身も、デッドラインを気にして動くことができるので、悩んだり迷ったりするロスタイムを減らすことができます。
2-3.予算計画をしっかり立てて予算の上限を決めておく
予算計画をしっかり立てて予算の上限を決めておくようにしましょう。予算計画がしっかり立てられていないと、予算オーバーに気づいてから設備や資材を改めて決め直すというような、スケジュールのロスが発生するからです。
予算の上限がキッチリと決まっていれば、設備や資材選びの際にも、その場で計算して即決することができます。
2-4.土地がない人は土地探しを早めにスタートする
土地がない人は土地探しを早めにスタートしましょう。土地がなければ、家を建てることができないからです。
土地探しは家づくりの計画と同時進行で進めるようにしてください。もし土地の価格が高過ぎた場合は、建築費用にお金が回せなくなってしまうこともあります。さらに、いい土地だと思って購入しても、希望するような家を建てることができない土地だったということもあり得ます。
自力で土地を探す方法もありますが、施工会社を先に決めて、担当者と打ち合わせながら探すことをお勧めします。プロと一緒に土地を探すことで、土地購入の失敗が防げます。
2-5.住宅ローン審査のことを考えて早めに動く
住宅ローンには審査がありますので、審査のことを考えて早めに動くようにしてください。住宅ローンには事前審査と本審査があり、本審査で落ちてしまうと住宅ローンが借りられなくなってしまうからです。
住宅ローンの審査では、あなたの返済能力が審査されます。大きな金額を借り入れることになりますので、将来必要なお金はどれくらいか?、生活を圧迫しない毎月の返済額はどれくらいか?、老後の蓄えはどうするか?など、総合的に考えて借入金額を決め、借入先金融機関も選ぶようにしてください。
住宅ローンは金融機関ごとに特徴がありますし、金利も違います。審査の内容も金融機関ごとに違うので、現在の貯蓄状況なども考えつつ、早めに借入先金融機関を決めるようにしましょう。
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3.家づくりにかかる期間を短縮する方法
家づくりにかかる期間を短縮する方法をご紹介します。
建て替えなどで新たに家を建てる場合、仮住まいの期間にかかる費用(家賃)は結構バカにできません。また、トランクルームなどに荷物を預ければその期間も費用がかかりますので、これらの費用を抑えたい方はぜひ参考にして、家づくりにかかる期間を短縮しましょう。
3-1.間取りなどの打ち合わせの回数を減らす
間取りや、内装、外装、設備を決める打ち合わせの回数を減らすことで、期間を短縮できます。迷ったり悩む時間を減らして、どんどん即決するようにすれば、打ち合わせの回数が減らせて、工事スタートを早めることができるからです。
尚、大手のハウスメーカーなどでは、打ち合わせの回数や期間が決められていることが多いので、事情があって早く家を完成させたいという場合には、ハウスメーカーに施工を依頼することを考えましょう。
3-2.工法や施工会社選びで工事期間を短縮する
建築工法や施工会社選びで工事期間を短縮することができます。建築工事の期間は工法によって変わり、施工会社によって得意な工法が違うからです。
選ぶ際には、以下の点に気をつけて選ぶようにしてください。
(1)木造は3ヶ月程度、鉄骨は6ヶ月程度かかる
一般的な木造住宅で、大きさや間取りも一般的なスタンダードタイプの家であれば、3〜4ヶ月で完成します。鉄筋コンクリート製などになると工程が多くなりますので、6ヶ月程度かかります。
(2)ハウスメーカーは早く完成する傾向がある
ハウスメーカーの場合は平均3ヶ月程度で完成します。大手のハウスメーカーの場合は、ある程度、標準仕様の家が決まっており、資材や工法もほぼ決まっていることが多いので、大工の腕などに左右されずに早く家が完成します。
また、工事期間が長くなればなるほど人件費や工費がかさむので、ローコスト住宅メーカーはできるだけ工事期間を短縮するようにしています。そのため、ローコスト住宅メーカーの場合は最短2ヶ月程度で完成させてしまう会社もあります。
(3)複雑な形の家になると長期化する
複雑な形の家は完成までに時間がかかります。間取りにこだわりがあったり、建築資材にもこだわると、工程が複雑になるので完成するまで時間がかかります。
こだわりの強い方でなければ、(2)でご紹介した通り、ハウスメーカーが提供している標準的な仕様の住宅を選んで建てるほうが期間を短縮できます。標準仕様の家の場合は、工事の工程や工期がほぼ決まっているので、早く家が完成します。
4.まとめ
注文住宅の家づくりにかかる期間は平均で1年程度ですが、家づくりに対するこだわりの強さによって長くなります。
今から家づくりをスタートするぞ、という方は、漠然とでも家を完成させる時期を決めておき、その時期を目標にして動き始めるようにすれば、時間をあまりかけずに家を完成させることができるはずです。
新居での生活を楽しみにしながら、家づくりのステップを着実に進めていきましょう。
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