注文住宅を建てる時に考えなければならないのが「どんな外壁を選ぶか」というポイントです。外壁選びは住宅の外観に直結するだけでなく、どんな素材を選ぶかによって将来的なメンテナンスのコストも変わってきます。
こちらの記事では住宅の外壁づくりを考える人に有益な情報をまとめています。外壁に使用される素材の一覧や屋根の色との組み合わせなど様々な部分に触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
家の外観を左右する外壁選び
雨や風から住宅を守ってくれる存在が外壁です。雪の降る地域であれば雪から家族を守ってくれ、台風の多い地域であれば度重なる台風から生活を守ってくれます。そんな住宅に欠かせない外壁ですが、実はデザイン面でも大きな役割を果たしています。なぜなら、どんな外壁にするかで住宅の外観は大きく変わってくるからです。
外壁は家の外観や雰囲気を決める重要な要素
住宅において、「外壁」は家の外観や雰囲気を左右する非常に重要な要素となります。住宅のデザインにこだわる方であれば外観へこだわりたいのはもちろんのことでしょう。「どの部分をこだわれば最も効果的に住宅をおしゃれに演出できるのか」と問われれば、その答えがまさに外壁なのです。外観の雰囲気を決める大切な項目ですから、適当に決めずにじっくりと考えることが大切です。
色によって印象が大きく変わる
「外壁にこだわる」と聞いた時にまず思い浮かべるのが「色へのこだわり」です。そう、外壁の色は住宅全体の雰囲気を大きく変えてしまう重要なポイント。明るめの色を選べばポップで軽やかな印象になりますし、暗めの色を選べば厳かで重厚な印象になることでしょう。
ちなみに、外壁の色を選ぶときは太陽光の下で色の見本を見ることが大切です。屋内の光の下で見る色と太陽光の下で見る色は、印象が違ってくるからです。色選びの際は業者からサンプルを受け取ることがあると思いますが、必ず屋外へ出て色を確認するようにしましょう。
素材感もデザインへ影響を与える
皆さんは、住宅の外壁には様々な素材が使用されていることを知っていますか?ログハウスであれば住宅の外壁は自ずと木材になるでしょうし、現代の一般的な住宅ではサイディングボードという材料を使用しているケースが多いです。しかし、同じ材料を使用している外壁材であっても、加工方法などによって素材感は異なります。そして、素材感の違いは住宅のデザインへ大きな影響を与える要素になるのです。
見落としがちな「ツヤ」という要素
意外と見落としがちなのが、「ツヤ」という要素です。外壁に塗料を塗って色をつける場合、それぞれの塗料は異なるツヤを持っています。例えば「3部ツヤ」や「5部ツヤ」などツヤの程度にも差があるので、どの程度のツヤ感を出すかによっても外観の雰囲気は変わってきます。一般的に、ツヤを出すほど太陽の光を反射して明るい印象になり、ツヤを消すほどマットでどっしりとした印象になります。
家づくりに使用される代表的な外壁の種類一覧
「個性的でデザイン性の高い外壁を選びたい」とお考えではありませんか。こちらの項目では家づくりに使用される代表的な外壁を一覧としてまとめています。外壁選びの際はメンテナンスにかかる手間や費用も考慮することが大切です。それぞれの外壁の特徴を理解し、自分にぴったりな外壁を見つけてくださいね。
コストを抑えられデザインも豊富!サイディング
家づくりについて多少の知識を持っている方であれば「サイディング」という言葉を耳にする機会もあるのではないでしょうか。現代の家づくりにおいてサイディングは大きな役割を担っています。サイディング外壁とは、「サイディングボード」という板を外壁全体に貼ることでできあがる外壁のことです。
あらかじめ工場で作られたサイディングボードを貼っていく作業は非常に簡単であり、それほど難しい技術は求められません。そのため熟練した職人でなくとも作業を行えることが特徴で、人件費を抑えることが可能です。さらに、工場で大量生産されている製品を使用すればサイディングボード自体のコストも抑えられます。
サイディングボードにも「金属系」「木質系」など様々な種類があり、中でも最も使用される頻度が高いのは「窯業系」のサイディングボードです。窯業系サイディングボードはセメント質と繊維質を組み合わせて作られたものであり、デザイン性にも優れているので多彩な製品の中から自分のイメージにぴったりのものを見つけられます。個性的なデザインもあるため、コスト面・デザイン面共に人気の高い外壁です。
安価で便利なサイディングにはデメリットもある
ただしサイディング外壁にはデメリットもあり、それはメンテナンスが欠かせない点です。サイディング外壁は10〜15年ごとに「外壁塗装」と呼ばれる外壁の塗装を塗りなおす工事が必要になり、この工事には数十万円から百数十万円の費用が必要になります。
また、サイディングボード同士のつなぎ目に充填されている「コーキング」はそれよりも短いスパンで劣化するため、劣化するたびに補修が必要になります。このように、サイディング外壁には導入コストが安いもののトータルコストはかさむ場合があるというデメリットが存在しています。
日本の伝統的な外壁!モルタル
日本で古くから用いられている伝統的な仕上げ法が「モルタル外壁」です。モルタル外壁は熟練した職人でなければ施工ができず、職人を雇うための人件費が高めになってしまいます。しかし、費用がかかる分だけ意匠性に優れた外壁を作ることができ、高級感のある仕上がりになることでしょう。
モルタル外壁には仕上げ方法別に様々な種類があり、例えば「吹付けタイル仕上げ」や「左官仕上げ」などが有名です。専用のスプレーガンを使って仕上げる方法や、左官を使って人の手で丁寧に模様をつけていく方法があり、そのどれを選ぶかによって外壁の印象は大きく変わってきます。
特に、和風住宅に似合うのがモルタル外壁です。高級料亭などではモルタル外壁を使用している例も多く、「和の趣」や「高級感」を出したいのであればモルタルがいいでしょう。ただし、仕上げ方法によっては洋風住宅でももちろんOKです。
モルタル外壁の場合も10〜15年程度で外壁塗装の工事が必要になるため、メンテナンス費用がかかることは覚えておかなければなりません。
初期費用は高いがメンテナンスフリー?タイル
メンテナンスフリーと言われているタイル外壁には、初期費用が高額になってしまうもののその後のメンテナンス費用はあまりかからないという特徴があります。ただし全くメンテナンスが必要ないというものではなく、タイルとタイルの間の目地部分の補修が必要になる点は覚えておく必要があります。
ほとんどの住宅ではサイディング外壁を使用していることから、タイル外壁を導入すればそれだけで住宅の外観を個性的なものにすることができます。何より豪華でおしゃれな外観に仕上がるため、デザイン性の高さからタイル外壁を選ぶ人もいるほどです。
ただし、タイル外壁には「地震に強くない」という特性があり、大地震が起きた時には剥がれ落ちてしまうかもしれません。タイルは頑丈な素材なので地震でそれ自体が破損するケースは少ないものの、下地部分が破損してその結果タイルが剥がれ落ちるケースが多くなっています。メンテナンスフリーであっても地震で外壁が破損していては大変ですから、じっくりと検討する必要があります。
ヨーロッパ風のおしゃれな外壁!レンガ
レンガという素材を知らない人はあまり多くないでしょう。実は、外壁材としてレンガを使用することも可能です。レンガ外壁はヨーロッパ風の建物を建てたい場合や輸入住宅を建てたい場合などに主に使用される外壁です。一般的な住宅とは一線を画したデザインにすることができ、外観の特徴は非常に特異なものとなります。
レンガ外壁も基本的にメンテナンスフリーであり、外壁塗装などの工事は必要ありません。レンガというと赤茶色のイメージがありますが、実はグレー系や白系など様々な種類の色があります。外壁を作る際に同一の色のレンガを使うのか、異なる色のレンガを使うのかによっても外観の雰囲気は変わってきます。経年劣化で味が出てくることもレンガ外壁の良さの1つです。
ただ、レンガ外壁で気になるのが「地震で崩れないか心配」という点ですよね。確かに通常のレンガ外壁はそれほど耐震性に優れているわけではありません。しかし実は、この点も現代の建築技術なら克服されているのです。それが「レンガ積み外壁」と呼ばれる工法です。
レンガ積み外壁は住宅の外壁自体と少し離してレンガを積んでいく工法のことで、外壁に大きな負荷がかかりません。レンガ同士は鉄筋を通して組み上げられるため、耐震性の面でも安心です。ただし、外壁の周囲にレンガを積んでいくので余計な基礎工事が必要になってしまいます。つまり、建築時の費用はかなり高額になってしまうのです。
金属の外壁材の中では高性能!ガルバリウム
一般住宅に用いられるケースは少ないですが、「ガルバリウム外壁」という選択肢もあります。ガルバリウムという言葉は耳慣れないですが、実はこれは鋼板の名前です。ガルバリウム鋼板とは鉄合金の板に金属のメッキを施した素材のこと。金属ですが錆びにくく軽い素材であり、住宅に負担をかけにくいことが特徴です。金属の外壁材の中では寿命が長い部類に入り、20〜30年程度は問題なく使用することができます。
ただし、ガルバリウム外壁には断熱性能がありません。そのため、住宅の快適性を高めるためには断熱材を使って断熱するしか方法がないのです。性能の高い断熱材を施さなければ快適性が低くなってしまうので、初期費用は高額になりがちです。メリットとデメリットを正しく理解し、慎重に検討することが大切です。
正しくメンテナンスをすれば20年近くもつ!トタン
少し懐かしい印象さえ覚えるのが「トタン外壁」です。最近では住宅の外壁として使用されることは珍しいですが、もちろん途端外壁にもメリットはあります。それは導入費用が安く、メンテナンスをきちんとすれば長持ちすることです。鉄の板へ亜鉛でメッキ加工をしたものがトタンであり、何もせず放置すれば10年もしないうちにサビてしまうでしょう。しかし、正しくメンテナンスをすることで20年近くもつ可能性もあるのです。
「とにかく初期費用を抑えたい」という場合であればトタン外壁を視野に入れてみてもいいかもしれませんが、夏に熱くなってしまうという特徴があるので注意しましょう。
50年もつ長寿命の外壁!ALC
これまではビルなどの大規模な建築物へ使用される頻度の高かった「ALC外壁」ですが、最近では戸建て住宅に使用されるケースも増えてきました。ALC外壁には「断熱性が高い」「地震や火災に強い」「遮音性が高い」「耐用年数が長い」というメリットがあり、注目を浴びている外壁材の1つです。
10〜15年ごとの外壁塗装や目地の部分の補修などメンテナンスは必要になりますが、正しくメンテナンスをしていれば50年近くもつ場合もあります。日本の住宅の平均寿命は30年近くであると言われますが、それ以上に長持ちする素材であるため「子供や孫の代まで家を受け継いでいきたい」という方にはぴったりな選択肢です。
無粋な打ちっ放しに憧れる!鉄筋コンクリート
鉄筋コンクリートといえば「建物の構造に用いるもの」というイメージがあり、外壁に使用されているイメージはあまりありません。しかし、駐車場や塀などを想像してみるとわかる通り、鉄筋コンクリート打ちっ放しの外壁も存在しているのです。
一般的に、鉄筋コンクリートで建てた家の外壁には磁器タイルなどを貼り付ける工法が取られます。しかし、あえて打ちっ放しのままで仕上げることでコンクリートの風合いを生かしたオリジナリティのあるデザイン性を実現できるのです。鉄筋コンクリートの住宅は木造よりも大空間を作りやすいことが特徴であり、自由な間取りを設計しやすくなっています。
また、「防音性に優れている」「高い耐火性を持つ」というメリットもあり、機能面においてもその性能は無視できないものです。ただし、鉄筋コンクリートの外壁は汚れが目立ちやすいのできちんと手入れをしなければデザイン性が損なわれてしまう可能性もあります。
100年単位で長持ちする独特の外壁!漆喰
姫路城の白壁などに使用されている漆喰外壁。消石灰を主成分とする漆喰外壁には他の外壁材とは大きく異なる性質があり、時間が経てば経つほど硬くなっていきます。そのため、正しくメンテナンスを続けていけば100年単位で長持ちする外壁として知られています。実際に、海外の歴史的建造物の中には漆喰外壁を使用しているものもあるほどです。
漆喰外壁は「どのようなパターンで仕上げるか」「どのような色をつけるか」によって様々なデザイン性を作り上げることが可能です。また、静電気を溜めにくいので埃が付きにくく、時間が経っても完成当初の風合いを残せます。その他にも「防音性」や「耐火性」、「脱臭効果」などたくさんのメリットがある外壁となっています。
デメリットとしては傷に弱いことや施工費用が高くなることが挙げられ、その他に「完成してもしばらくは漆喰のにおいがする」という欠点もあります。施工業者の腕によって仕上がりは大きく変わってくるので、どんな業者を選ぶかも大切なポイントです。
木の風合いを生かす!板張り
その名の通り木を使って仕上げるのが板張り外壁です。火災の心配があるものの、自然素材の良さや木材ならではの温かみが人気で、選ばれるケースも増えている外壁です。デザイン性でも他の住宅とは違った雰囲気になることは間違いありませんが、木材であるぶんメンテナンスはこまめに行わなければなりません。
一般的には数年に1度のメンテナンスが必要になり、メンテナンス費用も高くついてしまうでしょう。トータルコストを抑えたい人には不向きですが、デザイン性や独特の風合いに惹かれる方にとっては良い選択肢かもしれません。
外壁の色選びは屋根とのバランスを考慮
どんな素材を使って外壁を作るかイメージがついてきたら、色を選ぶ必要があります。素材によってはカラーバリエーションが少ないこともありますが、どんな外壁材を使用する場合でも屋根との色の組み合わせを考えることは最重要事項です。
相性のいい色の組み合わせ例5選
外壁の色として人気があるのはあまり主張の激しくないホワイトやクリーム、ベージュなどです。こちらの項目では特に人気の高い外壁色と相性のいい屋根色の組み合わせ例を5つ紹介します。
クリーム×ブラウン
無難で清潔感のある外壁として人気の高い色が「クリーム」です。白に近いクリームは主張も激しすぎず、周囲の景観に溶け込みやすい雰囲気に仕上がります。クリームの外壁と相性のいい屋根の色は「ブラウン」です。暗めの屋根は塗料の断熱性・遮熱性もより向上するので、快適に過ごしやすくなります。個性的な組み合わせではありませんが、間違いない定番の組み合わせです。
ベージュ×バーガンディ
クリームに次いで人気のある外壁の色が「ベージュ」です。白よりは汚れが目立ちにくく、なおかつ主張も激しくないベージュは安定して人気があります。その外壁に「バーガンディ」の屋根を組み合わせるのは相性バツグン。ブラウンやブラックの屋根でももちろんOKですが、少色味のあるバーガンディを選ぶことでハイセンスなデザイン性を生み出せます。
ホワイト×エバーグリーン
洋風な印象にしたいのであれば、外壁色を「ホワイト」にして屋根色を「エバーグリーン」にする組み合わせがおすすめです。ホワイト系の外壁は汚れやすいと思われがちですが、塗る塗料を選ぶことで汚れにくくすることも可能です。光り輝くホワイトの外壁とエバーグリーンの屋根なら、おしゃれでありながら落ち着いた雰囲気に仕上げられます。
テラコッタ×ブラウン
「テラコッタ」は赤茶系の色であり、サイディングボードを選べばレンガのような風合いにすることが可能です。「素材はサイディングにしたいけどレンガみたいな雰囲気も外せない」という方であれば、色を工夫することで似たような外観に仕上げられます。そこに「ブラウン」の屋根を組み合わせれば、茶色系でまとめた上品な住宅が完成です。大人っぽい印象にしたい場合はこの組み合わせがおすすめです。
グレー×ブラック
クールな印象の住宅に仕上げたい人は、外壁を「グレー」にして屋根を「ブラック」にするのがおすすめです。女性らしいかわいらしさはありませんが、男性らしいかっこよさ溢れる外観に仕上げることが可能です。また、シンプルでモダンな印象にもなるので近代的な雰囲気にしたい方にもおすすめの組み合わせです。
周囲の景観も考慮しよう
外壁の色を考える際には、周囲の景観にも配慮する必要があります。住宅街に建てるのであれば「無難な色にして周囲に馴染ませる」か「奇抜な色にして個性を主張する」という選択肢があります。田舎の田園風景の中に建てるのであれば、周囲の自然と比較してどのような印象になるかを考えなければなりません。どのシーンにどんな色が適しているかは一概には言えませんが、周囲の景観との相性を考えるというポイントは覚えておきましょう。
機能面から外壁を考える
住宅の外観に大きな役割を果たす外壁ですが、機能面から外壁を考えることも大切です。どの素材を使って外壁を作るかにより機能が変わってくるのはもちろん、それ以外にも外壁に機能を付加できる方法はあります。
外壁の素材だけでなく塗装によっても機能を付加できる
選ぶ素材によって住宅の性能が変わってくるのは想像に難くないと思います。しかし、実は外壁の素材だけでなくどんな塗料を塗るかによっても住宅の性能は左右されるのです。タイル外壁やレンガ外壁であれば塗装は施さないかもしれませんが、サイディング外壁やモルタル外壁には塗装をするのが一般的です。
塗料によっては「断熱性・遮熱性」に優れた特徴を持っているものもあり、そういった塗料を選べばより快適に日常生活を送ることができます。それ以外には「セルフクリーニング機能」を持った塗料もあり、この機能は雨が降るたびに外壁自体が汚れを洗い流してきれいな状態を保ってくれるというものです。つまり、掃除などのお手入れをする手間が省けるので、結果的に外壁が長持ちします。
このように、外壁を選ぶときには塗料の性能を考えることも大切なのです。
外壁に植物を施す「壁面緑化」という選択肢
特徴的な外観を作るために、外観へ植物を施す「壁面緑化」という選択肢もあります。壁面緑化には土の壁を作ってそこへ植物を植える方法や、メッシュを張ってそこへプランターを引っ掛ける方法などがあります。一般住宅で壁面緑化を取り入れるケースは珍しいですが、だからこそ人とは違った個性のある外観を作ることが可能です。
壁面緑化には空気を浄化する機能や建物の劣化を防ぐ機能があり、見た目以外のメリットも多くなっています。なにより、都会で生活する人にとって自宅に緑があるのは心の安らぎにも繋がりますよね。住み始めてから壁面緑化を検討することもできますが、新築時に検討しておくとより選択肢の幅が広がります。
まとめ
いかがでしたか。注文住宅を建てる際に考えたい「外壁」について詳しく解説しました。外壁は外観デザインの要であると同時に、気候環境から家族を守ってくれる大切な存在です。見た目と機能性との両方を考慮し、コストバランスやメンテナンスについても考えた上で外壁を選ぶことが大切です。
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