こだわりのある注文住宅を建てるためのポイント

こだわりのある注文住宅を建てるためのポイント

子育てしやすい家を建てたい。 家族がゆったりと過ごせる家を建てたい。 せっかく建てるなら、こだわりのある家で暮らしたい。

あなたは今そんなことを考えていませんか。 こだわりのある家を建てるためには、こだわりの成功例や、こだわってしまったばかりに失敗してしまったケースから学ぶことが大切です。

成功のポイントを知る事によって、こだわりのある家づくりが具体的にイメージできます。 イメージできるとプランも生じ、行動できるようになります。 こだわりの家を建てるためのポイントや注意する点を知る事によって、具体性を帯びたこだわりのある家づくりに取り組むことができるのです。

1.こだわり抜いた注文住宅の事例

こだわりの注文住宅で常に上位に必ず出てくるのが「間取り」と「収納」、そして「キッチン」です。 まずはこだわり抜いた注文住宅の間取りから見てみましょう。

1-1.間取り

限られた空間を有効に活用して快適な暮らしをするためには、間取りの工夫がとても大事です。凝ったデザイン住宅を建てた方のほとんどが、「間取り」を留意しながら、実現させています。

冬暖かく夏に涼しい、通気工法にこだわった3階建て
〈建坪28坪・延床面積 94.64㎡〉

出典:suumo
注文住宅本体価格:1493万円
工法:木造軸組 (独自壁体内通気工法)
建築会社:ソーラースマートグリッドホーム 三陽工務店

19坪の敷地に、建坪28坪の3階建住宅を実現させた実例です。
建築会社独自の壁体内通気工法により、住宅内部のカビやアレルギー原因物質を抑制し、雪の日でも暖かく快適な狭小住宅を叶えています。

間取りでは階段の位置にこだわり、2階のLDKをできるだけ広く取れるように設計。ナチュラルな無垢床を使用した、明るく開放的な空間となっています。

また、注目したいのが、キッチン横にパントリーとして使える大容量の収納を設置している点。収納空間が大きいので、LDKに余計な家具を置かずにこの場所にさまざまな物をしまうことができます。

この他、すべての洋室にもクローゼットを設けるなど、空間を有効に活用した無駄のない間取りは、狭小住宅のお手本とも言えるでしょう。

一部にDIYを取り入れた自然素材の家〈ビルトインガレージ付〉
建坪:約24坪(延床面積80.35㎡)

出典:suumo
注文住宅本体価格:1700万円(坪単価70万円)
工法:木造軸組
建築会社:自然流健康の家 こばじゅう

土地条件から建坪を25坪以内にする必要がある敷地に素敵な注文住宅を建てられた実例です。
広々とした間取りに、無垢の杉や檜、ナラ材をふんだんに使った内装で快適な空間を作り出しています。

こちらの住宅の最大の特徴は、施主が家づくりの一部をDIYで行っている点。寝室の壁は、施主が左官職人に教えてもらいながら自ら珪藻土を塗ったのだそう。また、洗面所のタイル貼りを自分で行ったり、キッチン背面の木製収納も自分の手持ちの家具と組み合わせて作るなど、DIYをうまく取り入れ、予算内で理想の住宅を実現させています。

2階のウッドデッキ下はビルトインガレージにし、玄関にはチークの木製ドアを用いるなど、随所に木材を取り入れ、狭小地に理想の家を作り上げた成功事例です。

間取り成功のポイント

  1. 図面に設備品や家具、家電の大きさを記入する
  2. 「家族の団らん」であるリビングは、ゆったりスペースにする
  3. 脱衣所など比較的広くスペースをとると便利
  4. 提案力のある施工店を選ぶ 
成功体験
  • 「イメージやこだわりを形にするために、家電や家具の大きさも図面に書き込んで広さを確認しました。新居に設置する物を取捨選択し、間取に応じて家具なども新調したので、楽しかったです」(37歳・働くママ)

  • 「家族が長時間過ごせるリビングは、ゆったりと広くしたかったので、吹き抜けを設けた。解放感が生じ、また吹き抜けの上層部に採光用の窓を設置したことによって、光が行き渡りました」(35歳・メーカー勤務男性)

  • 「吹き抜けによって、光が比較的まんべんなく行き渡り、一階と上の階が繋がることによって、華族のコミュニケーションがスムーズに。さらに子どもが上の階にいると雰囲気が伝わってくるので、親としては安心です」(42歳・主婦)

  • 「前の住まいの脱衣所が狭くて、洗濯物を干していると、窮屈。そこで脱衣所をゆったりとした間取りにして、収納スペースも設置したらスッキリしました」(39歳・パート兼子育て中)

  • 「和室をゲストルームだった前の住まい。ところが普段は物置状態だったため、将来の子供部屋となる部屋をゲストルームにした」(34歳・会社員男性)

  • 「施工店が提案したリビングとつながるテラスの間取りに大満足。花火もバーベキューも楽しめ、お月見という日本古来の行事も子供達に教えることができました」(会社員・40歳)

1-2.収納

収納箱の奥行きを広くしすぎると、奥にしまいこんだものが取り出しにくくなってしまうことがあります。 また深く作りすぎた床下収納も使い勝手が悪いという声も多いです。

こだわりのある収納棚を作る上で大切なことは「出す」「使う」「しまう」。 この流れがスムーズにいくことを考慮しながら、こだわりのある収納スペースを作りましょう。

収納スペースは、床面積ではなく、出し入れする「面」が重要です。壁面積で考えましょう。

図面の収納スペースに幅・奥行きの長さを記入すること。さらに収納したいモノのサイズと収納スペースの幅・奥行き・高さがマッチングするかどうかもチェックします。

使用する場所と収納スペースが近いこと、動線がスムーズであることも、間取を決める大切な条件です。

使用頻度が高いモノは、手の届きやすい高さに収納したり、家族全員がわかりやすいような収納を目指すことも大事です。

収納成功のポイント

  1. 「出す」「使う」「しまう」がスムーズであること
  2. 使用する場所と収納スペースが近いこと
  3. 図面の収納スペースに幅・奥行きの長さを記入する
  4. 収納スペースは壁面積で考える
  5. 使用頻度が高いモノは、手の届きやすい高さに収納
成功体験
  • 玄関に縦長のおしゃれなシューズボックスを作ろうとしました。 でも靴や傘の収納だけでなく、コートのクローゼットも兼用する大きめな収納ボックスを設置したところ、宅配の荷物も置けるので、とても便利です。(主婦・41歳)

  • 「収納はまず実利性を第一」という施工店のアドバイスが役に立ちました。服だけでなく小物や雑貨を収納するウォークインクローゼットは便利です(クリエーター・35歳)

  • 寝室や脱衣所などあらゆる部屋に収納スペースを設けることによって整理整頓できた。収納スペースを家具と捉えてオリジナルで作ってもらったので、満足した(38歳・会社役員)

  • 「隠れた収納」にこだわって収納棚をシンプルなデザインと色合いで作り、整理整頓したら生活感がなくなってスッキリした(45歳・自営業)

1-3.キッチン

キッチンはデザインよりも、まず使いやすさを重視するべきです。 こだわりのあるキッチンにするためには、まず現在使用しているキッチンに対する不満や不備と感じることを書き出してみましょう。

ポイントはキッチンの高さと収納、キッチンスペースの広さ、そして使い勝手の良さも大事です。

食器棚や冷蔵庫を置くスペースと人が立つスペースを分けて図面を描くと、導線も見ええてきます。 無駄な動きをしなくてもいいように、移動距離を短くできるようなレイアウトを設定しましょう。

目的に応じてキッチンのデザインを決めましょう。

面式キッチンは、子育てママに人気。 料理をしながら子どもや夫とも会話ができます。家族とのコミュニケーションがスムーズになるため、対面式キッチンをベースにこだわりを盛り込む人も多いです。

アイアンドカウンターは、ダイニング側と調理スペースを共有し、一緒に料理をするなど、共同作業を楽しむ家族にぴったりです。

こだわりキッチンの成功のポイント

  1. キッチンの高さと収納、キッチンスペースの広さ、そして使い勝手の良さを重視する
  2. 家電や輝夜を置くスペースと人が立つスペースを分けて図面を描くと、導線が見える
  3. 目的に応じたキッチンのデザインを選ぶ
こだわりキッチンの成功体験
  • 「吹き抜けのダイニングキッチンによって、採光が隅々に行き渡って明るく開放感に溢れました。また玄関から各部屋への動線をキッチンの前を通って行くように設計したので、子供達の様子もわかって安心です」(37歳・働くママ)

  • 「施工店のデザイナーがキッチンの壁一面を収納にすることを提案してくれ、パントリーも設置してくれました。おかげで使い勝手の良いキッチンになりました」(33歳・主婦)

  • 「キッチンのサービスカウンターの下に設けた分別ゴミの専用スペースがとっても便利!以前はゴミ専用のポリを置いていましたが、その分のスペースがなくなって、スッキリしました(34歳・働くママ)

  • 「キッチン横にユーティリティスペースを設置したら、とても便利。 webでレシピをチェックできるようにタブレットを置いたり、読書したり、家計簿をつけたり。冬場は編み物などの趣味に使っています」(36歳・主婦)

  • 「キッチンと壁の間にすき間を空けて収納を設けたら。シンプルの空間になり、とても使い易くなりました」(42歳・主婦)

  • 「キッチンとダイニングを一直線に並べて動線を短くしました。リビングが広くなり、ゆったりと大きな ソファーを置けます」(43際・会社員)

2.こだわりの家を設計する際に大切な3つのポイント

こだわりのある注文住宅を設計する際に大切なポイントは次の3つです。

  1. 「プラン」:間取り・動線・使い勝手の良さ
  2. 「雰囲気」:デザイン・材料・素材
  3. 「性能」 :耐震・断熱・省エネ・快適な設備

2-1.最も重視すべきなのはプラン

こだわりの注文住宅を建築するに当たって、気をつけていただきたいのは、デザインや材料などを重視するあまり、機能性を見落としてしまいがちなことです。 デザインよりも、まずは収納や間取りを優先することが大事です。

例えば、こだわりのある注文住宅で失敗することが多い「収納」。 成功するためには、収納スペースをきちんと数値化することです。 そのためには、坪数だけではなく、幅や奥行きなどを㎝で表しましょう。

まずそれぞれに適した広さをとるには、優先順位づけを明確にしましょう。 そして実際に長さを計り、設置する収納棚の戸数などの目安を事前に認識できるような図面を描くことで、後悔しない収納を作れます。

またキッチンに於ける家事動線や、ドアや引き戸の種類、将来子供部屋を想定した間取りなど、重要なところからおさえておきましょう。

2-2. 家の雰囲気はデザインだけでなく、素材や材料もこだわる 

こだわりのある注文住宅で、ほどんとの方は、「デザインにこだわりたい」ものですね。 和モダン、アンティーク、北欧など、デザインを決めるだけでなく、素材や材料にもこだわりましょう。

例えば、山小屋をイメージしたウッディ調のデザインにすると木の素材を選ぶことになりますが、多種多様の素材から相応しいものをチョイスすることによって、「家族の団らん」を象徴する暖かさやぬくもりが漂いますね。

また白い素材で作る北欧調は、洗練されたおしゃれな感覚にあふれています。 ハイセンスな暮らしを象徴するデザインと素材にこだわれば、施主の感性の評価も高まりますね。

ポイントは「長く心地よく住むためのデザイン」。そのための素材や材料が必要なのです。

2-3. 家の性能は、安全・安心をモットーに

デザインにこだわるあまり、断熱など家の性能がおろそかにならないようにしましょう。 断熱にこだわることによって、電力などの消費が抑えられ、電気代の節約に繋がります。 また快適な住まいづくりにとっても断熱は不可欠な要素です。

地震に対する危機感や備えが浸透するにつれて、耐震の備えがある住宅が当たり前の感覚になってきました。 自治体によっては、耐震や省エネ住宅を建てる場合、補助金が出ることにありますので、事前に調べておくことをお勧めします。

3.こだわりすぎて失敗した3つのケース

注文住宅の失敗の大きな原因は、一言で言えば「こだわりすぎて、見た目やデザイン重視に走って、機能的な部分に欠陥が生じてしまったことです。

対策としては、おしゃれやこだわりに固執しすぎず、住心地をを考慮しながら、施工店と徹底的に話しあうこと。 その際に、当たり前のことですが、施工店の担当者の話に耳を硬くめて聞いてみましょう。

失敗例が多いのは、成功した例と同様に「間取り」と「収納」です。 失敗の理由を探ることによって、こだわりの注文住宅を建てるためのポイントも見えてきます。

3-1. 間取り

用途に合わなかったり、間違った大きさのスペースを設けたり、配置を考えなかったなどの間取りで、失敗することが目立ちます。

〈失敗例〉

  • 「広々と開放感あるスペースにこだわって、吹き抜けにしたところ、広すぎて冷暖房が効きにくくなった」(33歳・主婦)

  • 「室内物干しのスペースを図面に入れていなかったので、脱衣所に室内物干しを設置すると、脱衣所が狭くなって、使い勝手が悪くなった」(30歳・働くママ)

  • 「寝るだけだからと、寝室を6畳にしてテレビを置いたら圧迫感がハンパなく、しかも収納スペースを儲けなかったので、文字通り、寝るだけになって、失敗」(35歳・男性会社員)

  • 「リビングダイニングを広くしたいため、玄関を狭くしたら、シューズボックスが小さくなってしまって不便」(33歳・働くママ)

  • 「リビングの上に子供部屋。子供の声が響いたら子供の声がリビングに響くため、寝室と子供部屋を交換した」(35歳・主婦)

  • 「リビングの隣にゲスト用として4.5畳の和室を作ったが、使用はほとんどなく、物置状態。和室を作らずに、リビングを広くして子供が遊べる空間にしてあげたかった」(35歳・主婦)

3-2. 収納

「出す」「使う」「しまう」という流れがスムーズですが、それが欠けてしまうと、収納に失敗してしまいます。

〈失敗例〉

  • 「収納棚の奥行きを広く取り過ぎてしまったため、奥にしまいこんだ物が取り出しにくくなってしまった」(36歳・主婦)

  • 「玄関に、天井まで届く高い収納棚を設置したが、シューや傘、小物、ゴルフバックにペットフードなどあらゆるものを収納したのはいいが、取り出すために玄関に行かなければならず、パントリーなど他の収納スペースを作るべきだった」(42歳・自営業男性)

  • 「深く掘り込んだ床収納が使いにくく、取り出したりしまったりするのに、時間がかかる」(33歳・働くママ)

  • 「全体的に収納スペースが少なかった。クローゼットを増やせばよかった、寝室や脱衣所、トイレなどあらゆる場所に収納を作るべきでした」(32歳・働くママ)

  • 「壁一面を収納スペースを作り、棚割りを細かくしたのが逆効果。細か過ぎてしまうものが限定してしまった」(43歳・クリエーター・男性)

「作りつけ収納の扉をこだわり過ぎて、引き戸にしたら、他の収納家具の置き場所が無くなってしまった」(40歳・専門職・男性)

3-3. キッチン

調理しやすい、片付けやすいなど、主婦にとって、動きやすい「導線」 キッチンと脱衣所、キッチンから勝手口という動きがどのくらいスムーズにいくかということがとても重要なポイントになります。

〈失敗例〉

  • システムキッチンを設置したら、交差できないほど、通路が狭くなった。高さも低いため圧迫感がある。ちゃんと計測すべきだと後悔している(45歳・サラリーマン)

  • 天井に近いほどの収納スペースを設けましたが、高過ぎて踏み台に登っても手が届かないため、高い場所の収納スペースは使用しなくなりました。(42歳・主婦)

  • 床下収納を作ったものの、冷蔵庫を置く場所とガチンコしてしまって、床下収納の扉の部分が半分ぐらい塞がってしまった。(38歳・働くママ)

  • リビングのスペースを広くとってしまったため、キッチンが狭くなって収納棚のスペースも小さくなって、使い勝手が悪くなった(34歳・主婦)

  • 子供たちと一緒に領地も作れるようにアイランドキッチンを注文しましたが、リビングとの境目がわかりにくく、収納も少ないので、キッチンスペースを広げた方がよかったと反省しています(35歳・主婦)

こだわり注文住宅の失敗の要因

  • 間取りの失敗:用途に合わない、大きさのスペースを間違えた、配置を考えなかった。
  • 収納:「出す」「使う」「しまう」という流れを把握しなかった。
  • キッチン:動きやすい家事動線や使い勝手の良さを考慮しなかった。

  

4 こだわりの注文住宅を建てるまでの手順と注意点

「こだわりのある新築を建てたい」という夢を持って家づくりに臨むのは、まさに至福のひとときですね。 でもイメージだけで決めてしまうと、出来上がってから「こんなはずではなかった」と後悔することもしばしば。そうならないためにも、

  1. 情報収集
  2. 資産計画
  3. 施工店選び
  4. 設計者

が重要です。

4-1.理想の家を建てるための徹底した情報収集を

こだわりの注文住宅を建てるためには、ネットや書籍以外にも、不明点を施工業者に質問しするなどして、徹底的に情報収集をしましょう。 なぜなら、建売受託と違って、施主のこだわりを注文受託で実現させるには、コストがかかるからです。

また、理想に近い住宅を実際に見学するのも良いですよ! 友人や知人のお宅訪問はもちろん、ホームページに手がけた物件を掲載している住宅会社の中には、竣工済みの家の内部を見せてくれることがあります。

住宅雑誌などに掲載されている物件を建てた住宅会社も見学できる可能性がありますので、掲載雑誌の編集部を通じて、コンタクをとってみても良いでしょう。

4-2.資産計画は綿密にたてる

こだわりのある注文住宅を建てるためには、まず資産計画をしっかり立てることです。 住宅を建てる際には、

  • 頭金の額や月々のローンの返済の計画
  • 新居に購入する家具や家電のコスト
  • 照明器具やカーテンなどの諸経費
  • 引っ越し費用

など様々な費用がかかります。

もれなくすべての費用を想定してしっかりと資金計画を立てましょう。

ここであまりにも理想を求めすぎると、どんどん費用が膨らんでいきますのでほどほどにしてくださいね。 絶対に外せないことを書き出し、優先順位をつけながら資金計画を立てましょう。

4-3.施工店の選定は必ず比較してから決める

理想の家がイメージできても、それを実現できなければ意味がありません。 そのためにも施工店選びは重要です。 施工店を決める際には、「無料見積りサイト」などで複数の施工行者から計画書をもらって、必ず比較してから決めましょう。

その際に、

  • 建築業法に基づく許可業者か
  • 過去に違法行為をしていないか
  • 財務上の問題がないか

などはチェックしておくことが必要です。

4-4.施主の希望に沿ったアドバイスができる設計者を選ぶ

ほとんどの場合ファーストプラン通りとはいきません。 コスト面や法律的に問題がないかなど、すり合わせながら、施主の希望を調整する必要があります。

理想的な設計者は、

  • 施主の希望に沿ったアドバイスをしてくれる
  • ライフスタイルの変化を踏まえた提案をしてくれる
  • 施主が気づかない部分にもしっかりと目配りをして設計に反映させてくれる

家づくりにはお金も期間もかかりますから、納得できるまで何度でも打ち合わせをしましょう。お互いの信頼関係を築いていければ、理想の家づくりが実現します。

5 まとめ

こだわりのある注文住宅を建てるためには、次のポイントをしっかり押さえておきましょう。

【ポイント1】成功する間取りや収納、キッチンのポイントを押さえておくことが大事です。
  • 間取り成功のポイント

  • 図面に設備品や家具、家電の大きさを記入する

  • 「家族の団らん」であるリビングは、ゆったりスペースにする

  • あまり必要のないゲストルームは思い切ってカットする

  • 脱衣所など比較的広くスペースをとると便利

  • 提案力のある施工店を選ぶ 

  • 収納成功のポイント

  • 「出す」「使う」「しまう」がスムーズであること

  • 使用する場所と収納スペースが近いこと

  • 図面の収納スペースに幅・奥行きの長さを記入する

  • 収納スペースは壁面積で考える

  • 使用頻度が高いモノは、手の届きやすい高さに収納

  • キッチンの成功のポイント

  • キッチンの高さと収納、キッチンスペースの広さ、そして使い勝手の良さを重視する

  • 家電や輝夜を置くスペースと人が立つスペースを分けて図面を描くと、導線が見える

  • 目的に応じたキッチンのデザインを選ぶ

【ポイント2】こだわり注文住宅 建てるための3つのポイント

こだわりのある注文住宅を建てるためのポイントは次の3つをあげることができます。

  1. 「プラン」:間取り・動線・使い勝手の良さ
  2. 「雰囲気」:デザイン・材料・素材
  3. 「性能」 :耐震・断熱・省エネ・快適な設備

こだわりのある注文住宅を建てるためには、資産計画をしっかりと立ててか情報収集をし、そこから必要なものを選んで、施工店を決めましょう。 「提案力」のある施工店を選ぶ事によって、こだわりのある注文住宅の実現が可能になるのです。

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