注文住宅で決めること全リスト|注意すること、決める順番もわかる

注文住宅で決めること全リスト|注意すること、決める順番もわかる

「家づくりを始めたけど、決めることが多過ぎて疲れる……」

注文住宅の場合、自分の好みや理想を盛り込んで家づくりができる反面、決めることが多過ぎて、だんだん辛くなってしまう方もいます。

決めることがリスト化されたものがないかな〜?

そんなあなたに、「決めること」リストを作成しました。

これをチェックしていけば、ヌケやモレを防ぐことができるようになり、混乱したり、迷うこともかなり少なくできます。

なお、施工する各ハウスメーカー・工務店・設計事務所等によって、やることに違いがあり、それに伴い決めることにも違いが出てきますし、順番なども前後することがあります。

あくまでも、一般的・平均的な「決めることリスト」なので、ご利用の際には、ご自分の依頼先の会社の担当者に必ず確認を取ることを忘れないようにしてください。

1.家づくりの準備期間に決めること

家づくり

家づくりの準備期間に決めることをリストにしてまとめました。

◎家づくりの準備期間に決めること
●家づくりに関する決めること
  • 理想の家のイメージを固める
  • おおよその間取り、家の形状などを決める
  • 大まかなスケジュールを決める
  • 資金計画を立てて予算を決める
  • 施工会社を決める(仮契約をする)
●住宅ローンに関する決めること
  • 住宅ローン借入を行う金融機関を決める
●土地探しに関する決めること(土地がない人)
  • 理想の土地について条件を決める
  • 土地購入の予算を決める
  • 土地を決める(購入する)

「理想の家を作りたい」と考え出してから、実際に家づくりの準備を始め、施工をお願いする会社と契約を結ぶまでの期間は、平均3ヶ月〜半年程度ですので、焦らずひとつずつ進めていきましょう。

特に土地を持っていない方は、早めに土地探しをスタートさせて家を建てる土地を決めないと、家の完成がどんどん遅れていくので気をつけてください。

また忘れがちですが、住宅ローンについてもこの時期から考え始めましょう。住宅ローンの借り入れには審査があります。本審査は正式な契約締結後になりますが、借入金額によっては本審査で落ちてしまうこともあり得ます。早めに準備を始めて、本審査に備えるようにしましょう。

2.契約から着工までの間に決めること

家のイメージ

契約から着工までの間に決めることをリストにしました。

施工をお願いする会社が決まると、間取りや内装、外装に関する打ち合わせが始まります。主にその打ち合わせで決めることのリストです。

◎施工会社との打ち合わせで決めるもの(各会社によって順番などは異なるので要確認)
 ●内装部分の決めること(グレードや色、素材などを決める)
  • ユニットバス
  • キッチン設備
  • カップボード 
  • トイレ
  • 洗面化粧台
  • 下駄箱
  • 収納棚
  • 床材
  • 壁材
  • 天井材
  • 建具
  • 窓枠
  • 巾木・幅木      *床と壁の間の継ぎ目に設置する建築資材
  • 笠木         *手すりの上部などに取り付ける仕上げ材
  • 玄関框(カマチ)   *上がり框とも呼ばれる玄関の段差部分に使う仕上げの化粧板
  • 階段床材
  • 階段手すり
  • 給湯機器 
  • エアコン、床暖房等
  • 創エネ設備類(エネファーム・太陽光発電など)
  • カーテン
  • 照明器具
  • タオル掛け等のアクセサリー類  
 ●外装および外構部分の決めること(グレードや色、素材などを決める)
  • 屋根材
  • 破風・軒天・外部天井 *屋根に関する各部分に使われる資材
  • 雨樋
  • 玄関ドア
  • 外壁材
  • 窓・シャッター
  • 水切り       *外壁資材や窓枠の下部などに取り付ける水捌けを良くする資材
  • コーキング     *水密性・気密性を目的とした目地や隙間を埋めるゴム状の資材
  • インターホン
  • ベランダ・バルコニーの防水
  • 物干し
  • ポスト
  • 玄関ポーチ
  • 玄関アプローチ部分
  • 門扉
  • 表札
  • フェンス
  • 外灯・外部照明
  • 庭木 
  • 駐車場・駐輪場
  • 外部水栓
  • テレビアンテナ  

この期間にやること、決めることは、各ハウスメーカー・工務店・設計事務所等によって大きく違いがあります。

工事前に打ち合わせをじっくり行って、工事後には打ち合わせを行わない会社もありますし、工事スタートまでに決定しておかなくてはいけない大枠だけ決めて、工事が始まってから詳細を詰めていくやり方を行う会社もありますので、必ず施工をお願いする会社に確認を取るようにしてください。

【打ち合わせの回数】
打ち合わせは通常5〜10回程度行われます。

【決める順番】
建物の基礎構造の部分や骨組みに関係する部分は早い段階に決め、壁紙、カーテン、照明器具など、ある程度でき上がってから決めても問題のないものは、工事が始まってから決めるケースもあります。

【決める際の注意点】
気をつけなくてはいけないのは、後で変更をすると別途費用がかかることが多いことです。基本的に本契約後の変更は費用がかかるのが普通です。どの時点までの変更なら見積もりの金額内なのか、どの時点から変更をすると費用がかかってしまうかを必ず担当者に確認しておくようにしましょう。

ここまで決めれば、本契約に進みますが、施工する会社によっては、詳細を決めるのは本契約後というケースもありますので、よく確認をしてください。

3.家づくりに関することを決めるときに注意すること

家のイラスト

注文住宅での家づくりでは、決めることがたくさんあるので注意することがあります。

特に、予算オーバーと施工担当者との間で起こる「言った・言わない」のトラブルは非常に多いので、防衛策をしっかり取るようにしてください。

3-1.こだわり過ぎに気をつける

設備や資材を決める際には、こだわり過ぎに気をつけるようにしましょう。こだわり過ぎてしまうと、予算オーバーを招くからです。

注文住宅はこだわろうと思えばとことんこだわることができるので、資材も設備機器も全てハイグレード品で揃えることも可能です。しかし、予算には限りがあります。ほんの数万円のオーバーだから大丈夫と思っていても、それが少しずつ積み重なっていき、気がついたら数百万円の予算オーバーになっていた、というケースもあります。

こだわりたい箇所の優先順位をしっかり決めておき、優先度の低い箇所は標準グレードのものを使用するなど、メリハリをつけましょう。

3-2.打ち合わせの記録を取るようにする

内装、外装の打ち合わせの際には、メモやノートで記録を残すようにしましょう。後でトラブルになることを避けられるからです。

こまごまとしたことを決めることが増えていく段階になると、施工担当者も、記憶違いを起こしてしまうことがあります。こちらの記憶もあいまいなままだと「言った・言わない」のトラブルになりやすくなります。打ち合わせの内容、資材の品番などは、必ず記録を残すようにしましょう。

資材の色味なども、時間が経ってしまうと記憶違いを起こすことがありますので、写真に残すなどしておくと安心です。なお、記録を残す際には、必ず許可を取ってから行うようにしましょう。

4.まとめ

自分の理想を盛り込んだ家づくりには、決めることがたくさんあることが理解していただけたと思います。

こんなことまで決めなくてはいけないの? 

とウンザリしてしまいそうですが、ハウスメーカーなどでは、そんな方のために「標準仕様」というものを用意しているのです。

こだわらなくてもいい部分はスタンダードな仕様を選び、こだわりたいところだけは徹底的にこだわるのが時間的にも費用の面でも、一番お得になります。

この記事をうまく利用して、素敵な家づくりをしてください。

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