【2024年版】【マイホーム購入の失敗談】注文住宅購入者が知っておきたい間取りの失敗例

【2024年版】【マイホーム購入の失敗談】注文住宅購入者が知っておきたい間取りの失敗例

マイホームの購入において、間取りに関するトラブルは非常に多いものです。

【マイホームで多い失敗の例】

  • 間取り/デザインの失敗
  • ローンの失敗
  • 注文住宅の失敗

間取りの失敗には、配線の位置、収納の大きさ、住まいの広さ、明るさや温度、湿度の失敗、視線やプライバシーの場合、音や匂いの失敗、導線が気に入らない…などの理由が挙げられます。

また「子どもの成長をもっと考えるべきだった!」という意見もあります。お子さんの成長は非常に早く、お子さんひとりひとりが「独立した部屋が欲しい」と考えるものです。

このため、お子さんが大きくなってから「部屋が足りない…」という理由で、間取りを失敗したと後悔する方が多いのです(兄弟・姉妹が多くなれば、さらに問題は複雑化します)。

本記事ではマイホーム購入者がぜひ知っておきたい起こりがちな間取り失敗例について紹介します。これから注文住宅を建てられる方は「間取り」で失敗しないよう、参考にしてみてください。

マイホーム購入者の約半数が「失敗」を感じている!

実はマイホーム購入者の約50%がマイホームを購入し「後悔」しています。

そして驚くべきことに、住まいのプランナーやインテリア関連に携わる「住まいのプロ」であっても、間取りのデザインで100%納得できる事は少なく「間取りで失敗した」と後悔するパターンが多いと言います。

このため、建築士に相談をしても、間取りの失敗はなくなりません。なぜなら人それぞれ、必要な間取りや住まいの大きさは異なるからです。

また不思議なことに、家を建てたあとで「ここが気に入らない、ここも気に入らない…」とアラばかり見えてくるモノです。

間取りで失敗しないためには、たくさんの「失敗例」と「成功例」を見ることです。最近では雑誌、ネットでも、数多くの間取り・インテリアの例が紹介されています。

例えば、下のような「間取りに特化した」専門書があり、住まいの素人である私たちにも分かりやすく、後悔しない間取りの作り方や設計の方法が載せられています。

マイホーム間取り

マイホーム間取り

間取りの方程式|著者:飯塚 豊(エクスナレッジ)

こうした本は、できるだけたくさん読むようにしましょう。活字が苦手という方には、写真が多く掲載された間取りの本や雑誌がおすすめです。

また、月刊CASAのようにビジュアル中心の雑誌でも「住まいの雰囲気」は掴めます。実際の間取りは(イメージをもとに)デザイナーや設計士と相談しながら設計してみてください。

マイホーム間取り 写真:月刊『カーサブルータス』2019年4月号より

雑誌や本を買うのが大変な時には、図書館などで見るだけでもOKです。図書館でもリクエストをすれば、最新の雑誌を取り寄せてくれます。また海外のインテリア雑誌や間取りに関する雑誌も図書館で借りられるので便利です。

また、建築事務所やデザイナー事務所の中に置いてある雑誌や本をその場で見せてもらう(借りるのは難しいかもしれません)のも一つのアイデアです。

注文住宅にふさわしい間取りは、家族構成によって変わる

注文住宅に「正解」はありません。人の数だけ、それぞれ注文住宅の形は存在し、人によって「快適な暮らし」の尺度は異なるからです。

平日は家にほとんど帰ってこないが、週末を家でゆっくり過ごしたい方と、平日は毎日子育てで大忙しという方では、必要な間取りや備えるべき機能は変わってきます。

また趣味の多い方であれば、趣味の部屋も「一室設けたい」と考えるかもしれませんね。

間取りについては、家族ひとりひとりが「何を望んでいるのか」紙やメモなどに書き出してみると、これから必要な間取りや、住まいのデザインが徐々に見えてくるものです。

家族構成に合わせて必要な間取りを考える

例えば、お子さんが3人いるご家庭と、夫婦二人暮らしの方の「希望する間取り」は全く異なります。

お子さんが大きくなれば、それぞれのお子さんが「独立した部屋を設けて欲しい」と考えるかもしれません。

またお子さんがお一人の場合は、勉強などに集中できるよう個室を与えてあげる方は多いと思いますが、ご兄弟・姉妹が増えるにつれて、それぞれの個室を新しく設けるのは大変です。

お子さんの成長を見越してオススメしたいのは、成長に合わせて部屋が区切れるよう「大きな部屋」を残しておくということです。大きな部屋を子どもたちのために残しておけば、家具・間仕切りなどで区切り、個室のように使うことができます。

また部屋の真ん中に二段ベッドやクローゼットタイプの家具を置くだけでも、部屋は二等分できますし、事前に「部屋の真ん中部分」にスライド式の間仕切りを設定しておけば、一部屋を二個室として使えるので便利です(この場合は一部屋に、扉を二カ所設けておきましょう)。

注文住宅を建てるのにふさわしい場所

注文住宅を建てるのにオススメの場所ですが、みなさんが普段「どのような暮らしをしているのか」で、住むべき場所、家を建てる場所は変わってきます。

都内の企業にお勤めの方であれば、通勤に便利な場所を望まれることでしょう。この場合(都心部は地価が高いので)多少家は小さくても、快適に住める場所予算内で収まる設計にしなければいけません。

一方、お勤めの方でもリモートワークなど「家での作業」が多い方、フリーランスで働く方であれば、打ち合わせで都内や都市を訪れる以外、ほとんどの時間は「好きな場所」で過ごすことができます。

注文住宅を建てるのにふさわしい場所

このように「住む場所に縛りが無い」方であれば、ある程度都市圏から離れていても、予算にゆとりを持って大きな住まいが持てるはずです。

住まいの間取りで失敗しないためには、自分が普段どのような動線で生活をしているのか記録をしたり、客観的に見つめ直す作業が必要になるでしょう。

注文住宅の間取り失敗例・ベスト10!

間取りの失敗で最も多いのは、家事導線を無視した配置にすることです。普段、どのような順序で家事をしているのか思い出してみましょう。

例えば、洗濯物をどこで干し、日用品をどこに収納していますか? 子育て中の方は、子供の目が届く範囲で家事ができるでしょうか。

注文住宅の間取り失敗例

このほかトイレや洗面所の場所も重要です。特にお子さんが小さなご家庭では、1階に浴室を作るのはNGです。なぜならお子さんが泥だらけで帰ってきた時、階段やリビングも泥だらけになるからです。

また高齢のご家族をお持ちの方は、段差のない住まいづくりにするなど「バリアフリー」化に努めてください。ご両親だけでなく、ご自身が歳を重ねた時、段差が多い住まいや階段の急な住まいでは住み心地が悪く、怪我などの恐れもあり長く住むのに適していません。

またバリアフリーを意識するのなら、バスルームやトイレ、階段の手すり、玄関のデザインにも「安全性」を意識する必要があります。

このように、注文住宅を設計するにあたり、私たちが「考えるべきポイント」はたくさんあります。

とはいえ「失敗しない家」にするヒントはたくさんあります。

失敗しない家・間取りの実現

  • 家族の将来を見据えた設計にする
  • 普段の暮らしにあった住まいにする
  • ライフスタイルから快適な住まいをイメージする

上のポイントを押さえておけば、快適な住まいや家づくりをするのは簡単です。

次項からは、住まいの間取りで最も失敗しがちな場所に焦点を当てて、間取りの設置で失敗しないコツについて説明したいと思います。

注文住宅間取りの失敗例① 配線とコンセントの位置が不便

マイホームに限らず配線の位置を失敗した建物は非常に多いです。例えばコンセントやスイッチの位置が悪く使いづらい、配線の数が足りないなど。

コンセントやスイッチにまつわる失敗は、専門家でなければ解決できない問題でもあります。

みなさんも今お住まいの場所で「コンセントが足りない」と感じたことはありませんか。コンセントが足りない、スイッチが必要なところに存在しない…というのは大きなストレスにつながります。

コンセントが必要な場所としては、エアコン、テレビやパソコン、Wi-Fiのルーター、オーディオ、洗濯機、冷蔵庫、電話、空気清浄機、調理器具だけに限りません。

例えば、季節家電である扇風機や電気ヒーターをつかうときには、コンセントが必要になります。また掃除をするときには(コードレス家電の場合)家中のいたるところでコンセントの差し込み口を探すことになるでしょう。

もちろん、配線をごちゃごちゃさせないという意味で、コードレス家電をつかうのも一つの手ですが、コードレス家電にも「充電をする」差し込み口が必要になります。

一戸建てで必要なスイッチとコンセントの数

『コンセントの適切な数』ですが、一般的には40坪の住まいには40のスイッチが必要になります。照明スイッチは生活導線に合った場所に配置をしましょう。

とはいえ家電を多く使用する方と、家電をほとんど持っていない方では「必要なコンセントの数」には違いがあります。このためみなさんにオススメしたいのは、これから使う予定の家電の数をリストアップし、どこで使うのか生活導線を確認することです。

そして必要な数と場所に合わせて、スイッチやコンセントの位置を決めてください。また、コンセントは図面に直接書き込み、家電を使う場所に必要な数があるのか何度も確認をしてください。

マイホームコンセントの位置

このほか季節家電でコンセントを使用場所も忘れずに、いつ・どこでコンセントが必要なのか「図面の中」に書き込んでみてから、設計士さんに間取りの相談をしましょう。

コンセントは少なくし過ぎない

コンセントの数は、40坪の住まいには40のスイッチを目安に「少なくし過ぎない」ことです。平均的数よりコンセントが少ないようでは、建物を売却する際「使いづらい家」として、買い手が付かなくなります。

また売り手の個性が強すぎる家も売却には向いていません。将来「売るかもしれない」ことを考えて、シンプルで使い勝手の良い間取りや設計を考えるようにしましょう。

注文住宅間取りの失敗例② 収納スペースが少ない

せっかくマイホームを立てたにもかかわらず、収納スペースが少な過ぎては、家の中がすぐに散らかってしまいます。まら収納ボックス等で対処しようとしても、箱を積み重ねるだけではごちゃごちゃした印象が拭いされません。

収納スペースの問題を解決するには、図面の段階で**『モノを出す/使う/しまう』シーン**をイメージし、適切な場所に収納を設けることです。

とは言え、収納に意識を向けるあまり、壁面収納を作りすぎるといった失敗もあります。大きな壁面に大きな収納を設けてしまっては、圧迫感があり家の中が狭く感じてしまうでしょう。

壁面収納もコストカットには有効な手段ですが、全てを応用な収納では、せっかくの住まいが台無しになります。収納を増やす場合には押し入れやクローゼットと合わせて壁面家具をうまく活用し、小物や日用品をきれいに整頓しましょう。

収納スペース

このほか洋服の多い方は、クローゼットに大きなスペースを割きがちですが、ハンガーパイプを多く設置しすぎては、洋服以外の収納ができなくなります。

クローゼットについても、ジャケットやスカート上着等の配分を考え、足りない部分は衣装ケースなどに収め、洋服や小物をきれいに整頓してください。

なおシーズン外の衣類については、有料で預かってもらうサービスも増えており、住まいを広く使うのに有効な手段です。

例えばクリーニング店でも、今着ない洋服を最長半年間預かるサービスを提供しており、不要な洋服、季節もの以外の洋服を整頓するのに利用できます。

そして洋服以外のバッグや小物を個別に預かり(空調管理なども行い、最適な状態で保管してくれる)好きな時に出し入れできるサービスも増えてきました。

マイホームは「巨大な物置」ではありません。このため住まいに見合わない、大きな押し入れた納戸作りすぎてしまい、肝心の住居スペースが狭くならないよう注意しましょう。

注文住宅間取りの失敗例③ リビングの位置が不便

リビングの位置ですが、できるだけ家族が集まりやすい場所に設けてください。リビングがそれぞれの部屋から遠かったり、キッチンから離れすぎているようでは、家族が集まりにくく団欒(だんらん)の場所にはふさわしくありません。

また最近では、キッチンを二階に設け、リビングを併設させるデザインも多く見られますが、リビングが二階にあると言うだけで家族が集まりにくくなる可能性もあります。特に、高齢者のいるご家庭では、階段を使って二階に上がるのも一苦労です。

またリビングの位置は道路や隣家、外から見える場所に設置しないでください。ドアを開けた時にリビングを設置しては、来訪者から家の中が丸見えです。実際にプライバシーの保たれない場所では、リビングには相応しくなく、家族の憩う場所にはなりません。

例えば、外からリビングの様子が丸見えの状態で、ゴロりと横になって昼寝をすることは出来るでしょうか。

リビングは家族が最も「リラックスできる空間」です。外から丸見えでプライバシーの保てない場所では、自然と家族の足も遠のいてしまうのでしょう。

設計上、リビングの位置が道路に面してしまう場合は、壁や生け垣、木を植えるなどして、外からの視線を遮断しプライバシーを確保しましょう。もちろん、家屋の密集地であってもプライバシーは確保できます。

機会があれば、都心にあるホテルや旅館の設計を覗いてみてください。都心部の宿泊施設は、ビルの谷間に建てられているにも関わらず、客室の中が見えないようプライバシーに配慮されたつくりになっています。

旅行や出張で、滞在する機会があればぜひ「住む人の目線で、どのような工夫が施されているのか」注文住宅の設計に、役立つ部分を学び取ってみましょう。

注文住宅間取りの失敗例④ 階段の位置が不便

階段の位置が普段の動線から離れている、玄関から階段までの距離が遠すぎるのも、階段を使うのが「嫌になる」原因のひとつです。

階段の広さは家の中で便利な場所、家族がぶつからないよう十分なスペースを設けてください。廊下についても同じです。狭すぎては家族が(廊下で)すれ違うのに苦労します。

また階段の傾斜がきつい場合は、歳をとったとき「使いにくい」のは目に見えています。実際に階段の傾斜がきつい場合は、階段の上り下りだけで、息を切らせる可能性があります。

間取り

そして手すりがない、階段に足下を照らすライトがない場合には、歳をとったときに使いづらく、怪我をしないか心配です。階段は住まいの中でも重要な部分であり「二階へ続く動線」でもあります。

また、階段は部屋と部屋を結ぶため、廊下以上に家族の往来も多くなる部分です。玄関から見て階段の位置はどこに置くのか。行き来のしやすさ、通りやすさなども考慮し階段を「ふさわしい場所」に設置しましょう。

注文住宅間取りの失敗例⑤ キッチンが使いにくい

キッチンは「主婦の城」と呼ばれる通り、一日のうち長い時間を過ごす場所です。料理好きな方であれば、キッチンには予算をかけて「利用利がしやすいよう、機能性を高めたい」と希望されることでしょう。

大きなオーブン、火力のあるガスコンロ(IHでは火力の調整が難しいので、嫌がる方は多いです)、大量の食器を洗う食洗機、ハンドミキサーや調理家電を設置するスペースなど。調理以外にも、キッチンは家族が利用する場所・集う場所でもあり、他の家族が使うことも考慮し設計する必要があります。

また調理中でも、冷蔵庫の食べ物や飲み物が取り出しやすい配置にし、調理中の油や煙がリビングなどに漏れないよう、仕切りや換気の面でも設計に工夫が必要です。

リビングとダイニングが面している場合には、家族のコミュニケーションが取れるキッチンのデザインが必要とされます。

キッチンの間取り

最近では「アイランドキッチン」など、外国風の開放感あふれるデザインが人気ですが、アイランドキッチンの場合どうしても気になるのが、換気や匂いの問題です。

特に油ものの調理をしたり、炒め物をした時にはどうしても油が飛び散ってしまいます。キッチンを設計するときには、油汚れや匂いなどの問題も解決出来る「キッチンのデザイン」にしてください。

見た目やデザインにばかりこだわりすぎると、肝心な「使い勝手や機能性」を無視してしまうことが多いです。実際、キッチンが狭すぎると家族がすれ違うたびにぶつかってしまいます。キッチンは冷蔵庫、食洗機、調理家電などをおくため、配線の場所にも注意しましょう。

キッチンにおいても「コンセント」の問題を忘れてはいけません。コンセントの数が足りないと「たこ足配線」になってしまい、見た目の印象だけでなく、水や油などを扱う際、大変危険です。

このほか、キッチンにもパントリーや食器を片付ける場所、調理スペースなど余裕のある設計を心がけましょう。

そして「調理時のにおい」が換気しやすいよう、空気の流や窓の場所にも工夫をしてください。特に換気ができない台所、ゴミ箱の位置がキッチンに面しており、においが漏れるような調理スペースでは、リビングをはじめ住まい全体が「どんよりした空気」で覆われてしまいます。

換気のしにくい場所については、空気清浄機を設置したり、設計の段階で窓を付けるなどの方法で対処しましょう。

キッチンで参考にしたい!料理研究家の住まい

キッチンを設計するにあたり、最も参考になるのは「料理研究家」の住まいです。例えば、日本はもちろん海外でも人気の料理研究家「栗原はるみ」さんの住まいを覗いてみてください。

キッチンの設計

料理研究家の住まいは、キッチン用品や調理器具がスッキリ整頓されており、料理がしやすい作りになっています。

また最近では、料理研究家がプロデュースした建て売り住宅やシステムキッチンなども販売されており、料理好きな女性や主婦の間で人気があります。

画像:栗原はるみ公式サイト

注文住宅間取りの失敗例⑥ 玄関の収納が少ない、玄関が狭い

玄関で「靴が収納しきれない」方は多いです。洋服の場合、クロゼットがダメなら、衣装ケースに入れて押し入れに仕舞うなどの方法がありますが、靴の場合は下駄箱やシューズボックス以外に収納の選択肢はありません。このため、玄関が靴であふれないよう、壁面を利用し下駄箱を設置しましょう。

最近では玄関横にシューズ専用のクロゼットを設ける(自転車やバギーなども収納できる)場合もあります。また、姿見(大型のミラー)を備えた壁面収納(シューズボックス)を取り付ける家庭も多く、玄関周りの整理整頓には欠かせません。

設計の段階でも、玄関が散らからないようデザインやプランに工夫をしましょう。

注文住宅間取りの失敗例⑦ 寝室の位置が不便、日当たりが悪い

寝室には、できる限り陽の光が入るようにしましょう。健康的に目覚めるには、太陽の光を浴びるのが一番です。寝室の窓は大きくとり、カーテンは遮光カーテンではなく、朝日が入る素材を選んでください(UV加工がしてあれば尚よし)。

反対に日当たりの悪い寝室は、夏涼しいものの湿気などがこもりやすく、衣類や小物などにカビが生えやすくなります。

そして、日の光が入らないということは、精神衛生上「良い」とは言えません。朝は日の光を浴びることで、セロトニンが生成されやすくなり、夜の寝付きも良くなるそうです。快適な住まいは、「健康」にも良いというのですからぜひ、住まいの方角や光の入る場所は、細かくチェックしておいてください。

寝室以外にも、食べ物を置く場所(例:パントリー、食料貯蔵庫など)や水回りも日当たりが悪い場所・方角は避けましょう。このほか玄関のクローゼット(=下駄箱)についても、風通しを良くし、いつでも靴が快適な状態で保管できるようにしてください。

注文住宅間取りの失敗例⑧ 子ども部屋が狭い、収納が少ない

子ども部屋が無い、子ども部屋が小さすぎる、子ども部屋に収納スペースが少ないという意見を良く聞きます。本記事の前半でも「子ども部屋の設計」についてご紹介しましたが、お子さんの成長に即した設計は、注文住宅において必要不可欠です。

子ども部屋は、おもちゃや本、学習用品などで、部屋の中が散らかりやすく、学習机以外の場所で、本棚や収納スペースを設けてあげる必要があります。

子ども部屋

なお、年齢が大きくなるにつれて、使わなくなったおもちゃや小物、サイズが変わり着れなくなった洋服は増えてくることでしょう。不要なモノ・書籍については、メルカリなどで販売をしたり、人にあげるなどして使えるスペースを大きくしましょう。

注文住宅間取りの失敗例⑨ トイレの場所が不便

トイレの場所が二階にしかなければ、帰宅後すぐトイレに駆け込むことはできません。またお子さんが小さなうちは、入りやすい場所にトイレを設置することが大切です。

小さなお子さんが、二階の部屋にまでわざわざトイレに行くのは大変なことです。また歳を重ねてから、わざわざ階段を数段登って、トイレを目指すのは酷なことですし「機能性・使い勝手の良さ」という点では避けるべき場所といえるでしょう。

このためトイレの場所(洗面台も含む)はできるだけ、一階の便利な場所に置くようにしましょう。

家族が多い場合には、トイレが一カ所では足りない場合もあります。この場合は、家族の人数や動線に配慮した「トイレの位置と数」を設計に活かしましょう。

注文住宅間取りの失敗例⑩ バスルームの位置、換気の問題など

バスルームの位置ですが、湿気が溜まりやすい場所なので、換気のしやすい位置に設置しましょう。

またバスルームに浴室乾燥を付けられる方は、浴室にたくさんの光(日光)が入るよう、バスルームの位置に注意してください。浴室に洗濯物を干す場合、日陰で陽が入らない場所では、カビなどが発生しやすく、洋服を傷める原因にもなります。

そして洗面台・浴室は水はけが良い設計に作り直しましょう。水はけの悪い物件になると、普段通りの生活を送っていても、カビが発生してしまいます。

バスルームの位置

災害時に配慮した住まい作り

パントリーがあれば、非常用にも使えるミネラルウォーターや日持ちのする缶詰、レトルト食品がストックできます。災害時には、現金、ラジオ、飲み水など最低限の持ち物さえあれば十分です。これから、マイホームを作るのなら「災害時でも安全に暮らせる住まい」を目指しましょう。

例えば、水や電気がストップしたとき、どのように問題を回避できるのか。水のストック、トイレの構造、モノが落下しない安全な部屋を確保してください。もちろん災害は起こらないのが一番ですが、何かあったときのために「安全性の確保できる」住まい作りに努めてください。

まとめ|マイホーム購入で後悔しないために!成功事例を参考に間取りを決めよう

マイホーム購入で後悔しないよう、成功事例を参考に間取りを計画しましょう。設計士などに依頼をすれば、動線の問題や住まいの広さ、部屋の配置などの「無駄」を洗い出し、失敗の無い設計方法について適切なアドバイスを与えてくれます。

マイホーム購入後に後悔しないよう、自分たちのライフスタイルにあった物件や、間取りをプランニングしましょう。

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