住まいの購入で後悔しない!マイホーム購入時のよくある失敗例18選

住まいの購入で後悔しない!マイホーム購入時のよくある失敗例18選

「マイホームを購入したいけれど、どんな失敗例があるのかな?」 「失敗事例を参考に、後悔のないマイホーム購入に役立てたい!」 このようにお考えではありませんか?

マイホームの購入を検討中の方にとって、実際にあった失敗事例を知って自分が購入するときの参考にしたい。そして、後悔の無い住まい購入に役立てていきたいというのが本音かと思います。

マイホーム購入については数多くの失敗事例があります。

なぜなら、住宅を購入する際には間取りを決めたり、使用する素材を決めたり設備を選んだり…と、多くの選択肢の中から意思決定していくうえ、居住する家族の生活スタイルやこだわりによって優先順位は異なるため、絶対的な正解は無いからです。

そこでこの記事では、マイホーム購入の際の失敗事例を豊富に取り上げていきます。さらに、失敗によって不要な支出が出たり、後悔したりしないための対策についても、合わせて解説していきます。

ここで解説している内容を理解することで、ご自身がマイホーム購入する際には失敗を避けて、理想の住まいの実現にお役立ていただけるでしょう。住宅購入を検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

1.マイホーム選びに失敗した人の18パターンとその対策

以下では、マイホーム選びの際の失敗例と対策についてご紹介していきます。住宅は実際に住んでみなければ分からないこともありますが、人生の中でも最も高額な買い物のひとつで失敗しないに越したことはないからです。

失敗しないマイホーム選びのためにも必ず目を通してください。

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1-1.間取りの失敗例8選

(1)【失敗1】部屋が狭く家具が収まりきらない、実際に配置してみると窮屈

実際に家具を設置したら、とても窮屈な部屋になってしまった。さらに、洗濯機や冷蔵庫が壁から中途半端にはみ出している。

【対策】
このような失敗を避けるためには、住宅の設計、購入時に図面に家具を書き込むことです。そうすれば実際に家具を設置した後の広さを知ることが可能だからです。

「これくらいの空間があれば大丈夫」といって感覚に頼ってしまうと、あとから失敗に気付くことになります。また、新居への入居を気に家具を買い替えるという方もいるでしょうから、新しい家具のサイズは必ずメモして控えておくことをおすすめします。

(2)【失敗2】生活・家事動線への配慮が足りなかった

1階に浴室があり2階のリビングに上がるまで廊下をとおらなければならず、冬はとても寒い。洗濯機が1階にあるが、ベランダが2階にあるため洗濯物を干すために階段を上り下りしなければいけないのがストレス。

【対策】
失敗例と同じ過ちを犯さないようにするためには、住宅内での動きをシミュレーションする必要があります。どのような動きをするかは家族のライフスタイルによって異なるからです。例えば、仕事の都合で朝早く起きる必要があったり、夜勤が多いという場合、家族を起こさずに家を出入りできるような設計が理想です。

不便の無い動線にするためには、設計図に家族の1日の動きを図面に書き込んでみることををおすすめします。行動パターンを可視化することによって、具体的にイメージしやすくなるからです。また、来客が多い家庭の場合、客間を通らずに家族が部屋を行き来できることも大切なポイントです。

(3)【失敗3】収納スペースが足りない

新築住宅を建築して収納スペースをしっかり確保したはずだったのに、いざ引っ越して住み始めてみると収納が足りずに置き場の無くなったものが散らかっている。収納できなかったものは仕方なく処分することになってしまった。

【対策】
適切な収納スペースを確保するには、あなたの家の荷物の量を正確に理解することです。どの部屋にどのぐらいの収納スペース・空間を作ればよいのか計算できるからです。物量正しく把握するためには、家に収納されているもの、家具のサイズを一通り、メモしておきましょう。

荷物の量や大きさを把握しておけば、新築住宅を設計する段階するときには設計士に相談して荷物が収まる間取りに設計を依頼できます。

(4)【失敗4】住宅内外の音への配慮が足りなかった

近隣に幼稚園や学校があり、子どもたちの声が予想以上に賑やかで、朝から夕方まで聴こえてくる。窓を閉めてもチャイムの音が鳴り響き、平日日中は落ち着くことができない。

【対策】
音の問題は、音の発生源を前もって認識しておけば、防ぐことができます。音が通りやすいのは窓ガラス部分のためです。音の発生源に窓を向けない、窓を配置せざるを得ない場合は窓に複合ガラスを使うのなど対策で音の問題を緩和できます。

また、室内のテレビの音やトイレを流す音などを緩和したい場合は、部屋ごとに扉をつけるなど、設計段階で交渉しましょう。

(5)【失敗5】採光が良くない、光が入りすぎて眩しい

開放的なリビングにするため大開口窓を採用。しかし、予想以上に太陽光が入りカーテンをしないとテレビが見にくく、夏場はとても気温が上がりやすく温度調整に苦労している。

【対策】
設計段階で窓の位置や大きさを納得のいくまで打ち合わせて、必要に応じてオプションをつけて対応することです。光の原因は窓にあると思われがちですが、窓だけの問題ではないからです。

開口部の大きさは、建築基準法で定められており、屋根の形状や壁の高さなど、設計段階からのアプローチが必要です。オプションとして、スイッチ式で開閉可能な日除けを取り付けることも検討してください。

(6)【失敗6】隣家との位置関係を考慮していなかった

新築住宅を建てたが、隣家と窓の位置が近く、カーテンを開けるとお互いの部屋が丸見えになってしまい、気まずい想いをしている。そのため部屋によっては常にカーテンを閉めた状態で生活している。

【対策】
土地が広くないため隣家との位置が近い、隣家の窓がこちらを向いているという場合は、窓や部屋の配置をして間取りを検討することです。設計によっては生活音が聞こえやすい、家の中が見えてしまうなど、プライバシーが筒抜けとなってしまうからです。

図面上は快適な住まいのように見えても、近隣との位置関係によっては「残念な」住まいになってしまわないように配慮してください。

(7)【失敗7】暑さ・寒さ対策が不十分だった

隙間が空いているわけではないのに、夏になるととても暑く冬になると寒い。エアコンもフル回転させる必要があり、風量を上げるため電気代がかさんでいる。

【対策】
暑さ・寒さ対策には「気密性」と「断熱性」が高い家を購入するのがおすすめです。そうすることで、室温が外の気温に影響を受けづらくなるからです。「気密性」を高めるには、天井・床・壁の接合部に気密シートを施工する、「断熱性」を高めるには、窓を複合ガラスにするなどの方法で高めることが可能です。

(8)【失敗8】庭を作ったけれど手入れの手間を考慮していなかった

庭付きの一戸建てで家族でバーベキューをすることが昔からの夢で、念願の庭付き住宅を購入。しかし、夏になると雑草がグングン生えてきて、手入れするのも億劫に。バーベキューも頻繁に行うわけではないので、楽しみよりも手入れの面倒くさい。

【対策】
庭を作る際は、最低限「目的」「手入れのしやすさ」「水はけ」の3つを確認しておきましょう。泥が庭の外に流れたり、雑草だらけになり手入れに予想外の時間とお金を使う可能性があるからです。

例えば、バーベキューをするための庭なら、緑の割合を抑えて、砂利やコンクリート、タイルなどを組み合わせることで、お洒落ながらも手入れの手間を省ける使い勝手のよい庭に仕上がります。

1-2.設備の失敗例6選

(1)【失敗9】採用した設備がオーバースペック(ロースペック)だった

注文住宅の購入にあたり、お風呂はずっと使うものだし、リラックスするのに欠かせない空間と考えていたため、ジャグジーやミストサウナがついたスペックの高い浴室を採用。購入当初はよく使っていたものの、慣れてくると目新しさがなくなり徐々に使わなくなってしまった。

【対策】
背伸びをしてオーバースペックな設備を採用し、購入後に「やっぱりいらなかったかも」と冷静になるケースが考えられます。新居を建てるときに、実際の住宅の見学をしたり、様々なオプションを見ると、「今の住まいよりも快適なものにしたい」という気持ちにさせられることが理由の一つです。

例えば、現状の住まいで「家族が増えて手狭になった」「生活動線が不便に感じる」など課題になっていることは、新居を作るときには解決すべきでしょう。

一方で、困ってはいないけれどもっと便利さを追求したいという動機だと、将来的に不要になる可能性があります。本当に「必要なもの」なのか、冷静に考えてから採用する設備を選ぶようにしましょう。

(2)【失敗10】壁・床材の選択に失敗

天然素材にこだわりを持っており、注文住宅の床材に無垢材を採用した。しかし、遊び盛りの小さな子供がおり、気付いたときにはせっかくの床が傷だらけになっていた。無垢材は柔らかい素材のためキズがつきやすいことを把握できていなかった。

【対策】
壁材や床材を選ぶときは、材質のメリットとともに、デメリットを抑えておきましょう。なぜなら、家族のライフスタイルによって、メリットを享受できない可能性があるからです。

例えば、無垢材の床であれば、木の温かみを感じられるというメリットに対し、柔らかいためキズが付きやすいというデメリットがあります。キズをなるべくつけずに使っていきたいという場合は、無垢材ではなく合板フローリングのほうが適しています。好みやイメージだけでなく、現実的なデメリットも確認をしたうえで使用する素材を選択するようにしてください。

(3)【失敗11】造作家具を使わなくなり置き物になっていた

こどもの勉強場所用に、カウンターデスクの造作家具を造りつけた。子どもが小さなうちは料理をしながら勉強姿を見れるので満足していたが、こどもが大きくなるにつれカウンターデスクでは手狭になり使わなくなってしまった。今ではカウンターデスクではなく物置になっている。

【対策】
造作家具を依頼する場合、「使い続けるものか」「故障時はどうするのか」を考える必要があります。なぜなら、造作家具は撤去が困難な場合があるからです。例えば、失敗例のケースでは、こどもが成長してカウンターデスク使わなくなった場合の利用方法を考えておくか、そもそもライフスタイルの変化によって不要になりそうな造作家具は作らないということです。

造作家具は工務店で建築する際に制作を依頼できることがありますが、以上の2点を考えてから検討するようにしましょう。

(4)【失敗12】駐車場・駐輪場のスペースが不十分だった

車を買い替えようとしているが、敷地内に作った駐車スペースが狭いため、選べる車が限られてしまう。結果的に近くの月極駐車場を使うことになり、駐車場は物置になっている。

【対策】
駐車場や駐車場を作る時には、ゆとりを持って設計しましょう。将来的に家族が増えて車を買い替えるケースも考えられますし、近所に駐車場を借りることになると支払う料金がもったいないからです。駐輪スペースを作る時にも、スペースが不十分だと壁に擦って傷をつけてしまう可能性もあります。

特に、これから家族が増える可能性がある場合は、ファミリーカーが余裕を持って駐車できるくらいの駐車スペースは確保することをおすすめします。

(5)【失敗13】和室を作ったが使用機会が無い

客間用に和室を作ったが、結局使わずじまい。友人や親戚などの来客があっても、結局リビングに集まって談話が始まる。家族でも使う機会が無く、掃除をするだけになっている。

【対策】
和室は目的を考えて作るか決めましょう。「和室があった方がなんとなく落ち着きそうだから」という理由で和室を作り、実際は物置になっているという声が多いからです。

例えば「客間として活用する」「寝室の一つとして活用する」などの活用シーンを具体的にイメージしておくことです。「畳の香り好き」という方も多いと思いますが、もし和室を作るなら、畳の張り替えコストがかかることも頭に入れておいてください。

(6)【失敗14】二世帯分の設備を付けたが活用しない

両親と二世帯住宅の新居を建てた。お互いの生活があると思い、キッチンを2つ作り、シャワールームも追加した。 住み始めたころは各世帯で設備を使っていたが、家族で仲が良いので料理も一緒にするうえ、掃除をする手間も考えて一世帯分の設備で事足りている。そのため、設置費用が無駄だったと感じる。

【対策】
二世帯住宅の設備を決めるときには、必ず家族で話し合いの場を持ってから、必要な設備のみ二世帯分設けるようにしてください。キッチン、浴室などの水回りの設備は住宅設備の中でも高額だからです。具体的には、キッチン1つとっても50~200万円前後します。

二世帯住宅の場合、設備を共有するパターンと、各世帯で別の設備を使うパターンが考えられます。「二世帯分あった方が便利そうだから」というイメージで設備を作ると、結果的に使わずに設置費用が無駄になるというケースも考えられます。必ず二世帯の関係性や生活スタイルを考慮して採用する設備を決めてください。

1-3.支払いの失敗例2選

(1)【失敗15】背伸びしすぎた支払い計画

新居を建てるのなら後悔しない家を作りたいと考えた結果、予算オーバーした住宅を購入。毎月の収入と比較し、住宅ローンも少し背伸びした額になったうえ、急な出費があると家計は火の車になってしまう。

【対策】
住宅ローンの支払いは余裕を持った返済計画を立てましょう。ローン支払い期間中に、子どもが習い事を始めたり、収入が増える見込みがあまり増えなかったりと、想定外の出費が発生する可能性は排除できないからです。

住宅ローンは数十年単位で組んでいくケースが多いですが、数十年単位で将来のことを見通すのは非常に難しいです。ローンの支払いが生活の足枷にならないように、毎月十分な貯蓄ができる程度の余裕を持った支払い計画を組みましょう。

(2)【失敗16】本体価格以外の費用が予想以上に高かった

新築マンションを購入したが、管理費と修繕積立費が固定費として毎月かかるので、数十年住み続けることを考えて計算してみると、百万円単位となり高額になることに気付いた。修繕の手間を考えて一戸建てを断念したが、ここまで大きな費用となると損している気分になる。

【対策】
一戸建て、マンション問わず、住宅の維持費や修繕費は購入前に計算しておきましょう。なぜなら、費用をまとめてみると大きなお金となるうえ、メンテナンスは必須だからです。

また、固定資産税などの税金は毎月発生するため、本体価格以外の費用も、購入を決める前に「いついくらの支払いが必要なのか」を可視化しておき、住宅ローン以外の費用も視野に入れて予算計画を立てることをおすすめします。

1-4.その他の失敗例2選

(1)【失敗17】住宅メーカーのアフターサポートが遅い

注文住宅を購入後、雨漏りのトラブルがあり施工した工務店に問い合わせた。しかし、施工時の担当者が退職していた上うえ、修理が始まるまでに予想以上の時間が掛かりストレスになった。

【対策】
住宅購入時の業者選びの際に、どのようなアフターサポート体制をとっているか確認するようにしましょう。住宅メーカーのアフターサポートの内容・スピードはメーカーによって様々で、サポート内容は似ていても、体制は住宅メーカーによって異なるのが理由です。

例えば、大手ハウスメーカーなら24時間365日コールセンターを設けているため、スピード感のある対応を期待できますが、これは強固な経営基盤があるからできることです。工務店の場合は、そもそも少人数で経営しているため業務状況で対応が遅れる可能性も考慮したほうがいいでしょう。購入前の段階でサポート体制を確認をして置いてください。

(2)【失敗18】家族内での打ち合わせ不足

家が完成していざ住んでみると、妻から家事がしにくいと不満が出ている。業者との打ち合わせは夫である私が主導で進めていたため、妻の意見を汲み取れていなかった。

【対策】
単世帯、二世帯問わず、新居を購入する際には、家族内での打ち合わせは必須です。家族の意見をうまく反映できれば、住み始めてから「不便だ」「住みにくい」という事態を避けられるからです。

設計段階では「任せるよ」と言っていた家族が、住み始めてから意見してくることも考えられます。大人数の意見を集約するのは大変なことですが、面倒くさがらずに家族全員に声を聞いて理想の住まいを目指しましょう。

2.さいごに

ここまでマイホーム購入時の失敗と対策をご紹介してきました。

これからマイホームの購入を検討中の方は、このページに書いてある内容をメモするか、印刷して保存しておくことをおすすめします。ほとんどの失敗例は、購入前に知っておけば避けられる内容だからです。

この記事を、理想のマイホーム選びに生かして、理想の住まいを手に入れていただけることをお祈りしています。

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