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〈2000万円の注文住宅〉坪数別・実例と、予算内で建てる5つのポイント

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〈2000万円の注文住宅〉坪数別・実例と、予算内で建てる5つのポイント

「 2000万円の予算で注文住宅を建てると、どんな家になるのかな?」 「2000万円の注文住宅の間取りってどんな感じなのだろう?」 あなたは今、そんなふうに思っていませんか?

2000万円の注文住宅と言っても、家の面積によって建物の構造や間取りはかなり変わってくるもの。 まずは「どのくらいの面積で、どんな家が建てられるのか」を把握してから、注文住宅の家づくりを始めたいですよね。

今回の記事では、予算2000万円以内で建てられた注文住宅の施工実例を、建坪(延床面積)別にご紹介します。

さらに、注文住宅を2000万円の予算内で建てるためのコツや注意点についても詳しく解説していきます。

下記を参考にしていただくことで「2000万円の注文住宅」のイメージが具体的になり、予算内で建てるために大切なことが何かわかって、家づくりの第一歩が踏み出しやすくなるかと思います。

あなたの素敵なマイホームを実現させるために、この記事がお役に立てたら幸いです。

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1.〈2000万円で建てた注文住宅〉坪数別・実例

今回の記事では、2000万円で建てた注文住宅の実例を、建坪別に紹介します。

建坪とは、「建物の面積」=延床面積のことを指します。

現在2000万円で建てられている注文住宅は、建坪30坪以下の狭小住宅から建坪40坪以上の3階建て住宅まで、実にさまざまです。

今回紹介の実例は、一般的に建てられることの多い建坪(建坪20坪台〜40坪以上)までの例を、面積別に紹介していきます。

建築費用の情報が公開されている住宅については建築費用も記載していますので、合わせてチェックしてみてください。

*何平米が30坪? 自動計算サイト【王様カエルの計算ツール】でチェック

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出典:王様カエルの計算ツール

1-1.建坪30坪以下

実例①一部にDIYを取り入れた自然素材の家〈ビルトインガレージ付〉

建坪:約24坪(延床面積80.35㎡)

出典:suumo
注文住宅本体価格:1700万円(坪単価70万円)
工法:木造軸組
建築会社:自然流健康の家 こばじゅう

土地条件から建坪を25坪以内にする必要がある敷地に素敵な注文住宅を建てられた実例です。 広々とした間取りに、無垢の杉や檜、ナラ材をふんだんに使った内装で快適な空間を作り出しています。

こちらの住宅の最大の特徴は、施主が家づくりの一部をDIYで行っている点。寝室の壁は、施主が左官職人に教えてもらいながら自ら珪藻土を塗ったのだそう。また、洗面所のタイル貼りを自分で行ったり、キッチン背面の木製収納も自分の手持ちの家具と組み合わせて作るなど、DIYをうまく取り入れ、予算内で理想の住宅を実現させています。

2階のウッドデッキ下はビルトインガレージにし、玄関にはチークの木製ドアを用いるなど、随所に木材を取り入れ、狭小地に理想の家を作り上げた成功事例です。

実例②無垢材と漆喰を取り入れた美しい佇まいの家屋

建坪:約23坪(78.84㎡)

出典:suumo
注文住宅本体価格:1800万円
工法:木造軸組
建築会社:高橋工務店 本社

自然素材を用いた憧れの家づくりを、地域密着型の工務店で叶えた好事例です。 無垢材の床や、漆喰の塗り壁が標準仕様で価格に含まれており、1800万円で住み心地のよいクオリティの高い家を実現させています。

間取りは一見シンプルに見えますが、LDの左右には半独立タイプのキッチンと縁側のある和室を設け、リビングがスッキリ片付くよう配慮。和室からは近所の公園の緑が望め、リビングには美しい木目のスケルトン階段を配して吹き抜けを作るなど、こだわりが細部に見られます。

2階は小屋裏風のオープンスペースになっていて、使い勝手のいい4畳の納戸を隣接させ季節のアイテムが大容量で片付けられるように。細かい部分まで希望を反映させた、美しい木造の注文住宅です。

1-2.建坪30坪〜35坪

実例③企画プランに自由なアレンジを加えたフロリダスタイルの家

建坪: 約30坪(延床面積101.85㎡)

出典:suumo
注文住宅本体価格:非公開(~1499万円)
工法:2×4、2×6
建築会社:ロビンスジャパン 千葉スタジオ

海にほど近い場所に、フロリダスタイルの素敵な家を建てられた実例です。

建築会社が作成した企画プランをベースに施主のこだわりを反映させた注文住宅は、床にはウォルナットの無垢材を使用し、キッチンも特注仕様に。趣味のアウトドア用具を出し入れしやすいようエントランスにデッキを設け、アメリカの邸宅のような佇まいを叶えています。

家のサイズを少し小さめにすることで建物を1500万円の予算内に収め、土地+建物代をトータル2000万円で実現。2000万円のマイホームのお手本のような事例です。

実例④最新素材を用いて、ホテルのような快適性を実現させた住宅

建坪:約31 坪(延床面積103.51㎡)

出典:suumo
注文住宅本体価格:非公開(1500万円〜1999万円)
工法:木造軸組
建築会社:藤和建業(パナソニックビルダーズグループ)

間取りから設備面まで快適さを重視して選定された、モダンな印象の住宅です。 日当たりと暖かさを考えてLDKや水回りは2階に配置。広々としたリビングやキッチン、ベッドルームは白を基調に一部ブラウンを取り入れ、洗練された印象に仕上げています。

こだわりの洗面所は壁一面が鏡で、ホテルのような美しい空間。和室と洋室の間の可動式仕切り戸はパナソニックの新製品で、戸袋が必要ないのでフルオープンにできるそう。壁や床なども断熱性にこだわって最新建材からセレクトし、冬も暖かい快適な住まいを完成させています。

1-3.建坪35坪〜40坪

実例⑤重鉄構造でフロア全体に柱のない、南国リゾート風の邸宅

建坪: 約38坪(延床面積126.36㎡)

出典:suumo
注文住宅本体価格:非公開(1500万円〜1999万円)
工法:2×4、2×6
建築会社:iD 広瀬技建

南国のリゾートホテルをイメージして建てられた邸宅は、ホワイト&ブラウンで統一された室内が印象的。リビングとダイニングを対角線となるようレイアウトし、視覚効果でより広く見えるよう工夫されています。

ブラウン&ベージュのシックな外観には、ロングメンテナンスの外壁材を採用。敷地が丘の上という立地条件を活かして、眺望の素晴らしい3階建て住宅を実現しています。 頑強な重鉄構造を採用しており、フロア全体に柱がない設計。このため空間に無駄がありません。

注目したいのは、2階に浴室と室内干しができるランドリールーム、ウォークインクローゼットを配置している点。洗濯や衣類管理が最短距離で行える動線となっています。3階には眺望を楽しめるLDKとバルコニー、屋上には太陽光発電蓄電池も設置。都会的で快適な暮らしと、最先端の省エネを両立されている素敵な実例です。

1-4.建坪40坪以上 

実例⑥住宅密集地でありながら採光性に優れた3階建て二世帯住宅

建坪:約45 坪(延床面積150.94㎡)

出典:suumo
注文住宅本体価格:非公開(1500万円~1999万円)
工法:木造軸組
建築会社:D’S STYLE(ディーズスタイル)・高山マテリアル

ほぼ正方形の敷地に効率よく間取りを組み、希望どおりの二世帯住宅を実現させている好例です。 住宅密集地でも明るい光が射し込む暮らしをするために、採光性を重視したLDKを2階に配置。内装は白を基調とし、美しいブルーを差し色にすることで爽やかで明るい空間を叶えています。

外観は温かみのある白いレンガ調の外壁を採用し、すっきりとした雰囲気で狭小地と感じさせない外観ファザードに仕上げています。

玄関には土間収納として使える広いスペースがあり、2階キッチン横には家事室をレイアウト、3階寝室にはトップライトを設けて明るさを取り入れるなど、快適な住まいのために取り入れたいアイデアが満載です。

2.注文住宅を2000万円の予算内で建てるための5つのポイント

2000万円の予算内で注文住宅を建てるには、お金のかけどころを明確にして、それ以外はコストダウンを図ることが大切です。

なぜなら、現在の注文住宅建築費の相場は約3500万円弱が平均額と言われており(※)、そこから1500万円分を抑えて予算内で収めるためには、それ相応の工夫が必要となってくるからです。

(※住団連住団連による2017 年度調査結果では、全国の注文住宅の建築費平均額は3535 万円と発表されています。)

下記では、注文住宅を2000万円の予算内で建てるためのポイントを5つ紹介します。

何をどうすればコストカットにつながるのか具体的に解説していきますので、注文住宅の家づくりの参考にしてください。

2-1.家の形をシンプルにする

まず、家の形を長方形や正方形などシンプルな形にすることで、コストダウンが可能です。

家の形状がシンプルな形であればあるほど資材・建材の使用量も少なくて済み、建築にかかる工事費も人件費も減らすことができるからです。

例えば同じ面積の家でも、凸凹した形の家の場合は外壁の表面積が大きくなり、下地の材材から仕上げ材まで余計に必要になるので、その分工事費も高くなります。

建築費を抑えたい場合、家の形は極力シンプルにするのがよいでしょう。

2-2.屋根を1つにした総2階にする

家の屋根を1つにして総2階建ての家にすることでコストダウンが図れます。

なぜなら、屋根は面積や形状の複雑さによって資材費や工費が変わってくるからです。 複雑な形状の屋根にすると、工期もその分かかり、資材費や工費・人件費がそれぞれ高くなります。

コストをできるだけ抑えたい場合は、本を伏せたような形の「切妻(きりづま)屋根」や、1面屋根で傾斜をつけた「片流れ屋根」がおすすめです(下写真参照)。

(山形の切妻屋根の家/形状イメージ)

(傾斜がある片流れ屋根/イメージ)

屋根を選ぶ際の注意点は、傾斜のきつい屋根にはできるだけしないこと。 傾斜の勾配がきつい屋根の場合は、特別な足場を組む必要があるのでその分工費がアップします。

屋根の形状はできるだけシンプルにして、コストダウンを図りましょう。

2-3.設備や仕様など妥協できる点はコストダウンする

注文住宅を2000万円の予算内に収めたい場合、設備や仕様で妥協できる点は思い切ってコストダウンをして、お金のかけどころとのメリハリをつけることも大切です。

例えば、後で張り替えが可能な壁紙などの内装面や、簡単にリフォームができるお風呂やキッチン設備などは、家を建てる時点ではコストを抑えて、後々金銭的に余裕ができたらリフォームをするという方法もあります。

逆に、耐震性・耐火性のある構造や、鍵や扉などの防犯対策など家の安全に関わる部分は、はじめからきちんと費用をかけて万全にしておくべきでしょう。

2-4.建築会社を探す際は、建坪から実現可能な会社を検討する

建築会社を探す際には、家のだいたいの広さ(=建坪・延床面積)から実現可能な建築会社を比較検討していくことをおすすめします。

なぜなら、注文住宅では建坪×坪単価=家の建築費用と見積ることができるので、自分の予算に合わせて依頼可能な坪単価の建築会社を選ぶ必要があるからです。

具体的には、 例えば建坪30坪の家を考えている場合、建築の坪単価が50〜60万円程度で建てられる建築会社を探すのが現実的なラインです。 その場合、一般的には中小規模の工務店やハウスビルダーの坪単価が該当します。

しかし、建坪が20坪となると、上記の工務店やハウスビルダーに加え、坪単価80万円前後の準大手メーカーや坪単価100万円の大手ハウスメーカーまでも候補に入れることができるのです。

建坪と坪単価は、家づくりをスタートさせる際に目安となる数値として捉え、建築会社探しに役立てるとよいでしょう。

*坪単価別・建築会社の例

坪単価45万円〜ローコスト系ハウスメーカー(例:アエラホーム、他)
坪単価60万円〜地域に密着した中小規模の工務店・ハウスビルダー
坪単価80万円〜準大手ハウスメーカー (例:住友不動産住友林業、他)
坪単価80〜100万円大手ハウスメーカー (例:積水ハウスパナソニックホーム、他)

2-5.複数社に同条件でプラン&見積り作成を依頼する

注文住宅の建築会社を選ぶ際には、複数の会社に同じ条件でプランと見積り作成の依頼をするようにしましょう。

なぜなら、同じ条件下で各社から提案されたプランと見積りを比較できれば、自分の家づくりの希望を予算内で実現できる会社がどこか、わかりやすくなるからです。

依頼の際には、家づくりの希望条件をリストアップしたものを渡し、間取りや設備などを反映してもらうようにします。 この段階で要望をできるだけ詳しく伝えておくことで、実際に建築する際の金額に近い見積り額を確認することができます。

たとえば、部屋数や間取りの希望、駐車スペースの有無、必ず取り入れたい家の設備や仕様のグレードに関する希望があれば、プラン依頼時に各社へ伝えておくようにしましょう。

複数社のプラン内容と見積りを把握できていることは、価格交渉の際にも役立てることができるので、必ず行うことをおすすめします。

3.2000万円で注文住宅を建てる際の注意点

注文住宅を2000万円で建てようとする場合、家の建築費以外にも費用がかかる点に注意する必要があります。

家の建築費以外にかかる費用とは、具体的に以下のようなものが挙げられます。

  • 家の門などの外構工事費
  • 屋外の給排水工事費
  • 不動産登記費用
  • 地鎮祭などの行事費用
  • 家財購入費
  • 引越し費用

これらの費用は「別途工事費」「諸費用」などと呼ばれ、一般的には建築費の20%程度かかるのが目安と言われています。

このため、家の建築費用が2000万円の場合、別途工事費・諸費用が400万円程度かかる前提で、総額予算を2400万円で見ておかなければなりません。

もしも、すべての費用込みで総予算2000万円で家を建てたい場合は、建築費用として使えるのは1600万円ということになり、家づくりでできる範囲が建築費2000万円と比べるとかなり変わってきます。

この費用がかかることを初めから考慮しておかないと、後々予算オーバーとなる可能性があるので注意しましょう。

4.まとめ

いかがでしたか?

今回は、2000万円の注文住宅〈坪数別の実例〉と、2000万円で注文住宅を建てるための5つのポイントと注意点を紹介しました。

注文住宅は、住む土地に合わせて一から自由に設計でき、建て主の希望をダイレクトに反映できるのが何よりもの魅力です。

上記の注意点に気をつけながら、2000万円で注文住宅を叶えたさまざまな実例をチェックして、あなたの希望の家のイメージをぜひ固めていってください。

今回の記事を参考に、あなたの注文住宅が予算内で素敵に実現することを祈っています。

最後に、同じ家でもハウスメーカーによって見積もりが異なるのをご存じですか?
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