はじめての家づくりガイド

〈1500万円の注文住宅〉20~30坪の施工実例と、予算内で建てるための5つコツ

view 4245
〈1500万円の注文住宅〉20~30坪の施工実例と、予算内で建てるための5つコツ

「マイホームを建てたいけれど、1500万円で注文住宅を建てられるのかな?」
「1500万円で建てる注文住宅の間取りとは、どんな感じになるのだろう?」
あなたは今、そんなふうに思っていませんか?

1500万円で注文住宅を建てることは可能です。 ただし、1500万円の注文住宅とひとことで言っても、その内容は千差万別。 建てる家の広さや、構造などによっても、建てられる家の内容が変わってきます。

まずは、1500万円の建築費ではどのくらいの面積にどのような家が建てられるのかを把握して、家づくりをスタートできたら理想的ですよね。

今回の記事では、予算1500万円以内で建てられることの多い20坪~30坪の建坪を中心に、施工実例を紹介します。

さらに、1500万円の予算内で注文住宅を建てるためのコツや、注意点についても詳しく解説していきます。

下記を参考にしていただくことで「1500万円で建てる注文住宅」のイメージが具体的になり、予算内で建てるコツがわかって、家づくりの第一歩が踏み出しやすくなるかと思います。

あなたの素敵なマイホームを実現させるために、この記事がお役に立てたら幸いです。

その前に、あなたが今検討している注文住宅は適正価格ですか?
持ち家計画の資料請求なら、住んでいる地域で自分のわがままな夢をかなえてくれるハウスメーカーを検索でき、一括で資料請求まで行うことができます。
一生に一度となる大きな買い物、妥協せずにたくさんの会社を検討するようにしましょう。

1.1500万円以内で建てた20~30坪の注文住宅実例

今回の記事では、予算1500万円以内で建てられた注文住宅の施工実例を紹介します。

現在1500万円で建てられている注文住宅は、建坪20坪から30坪の広さの家が多く見られます。

建坪とは、「建物の面積」=延床面積のこと。 下記では建坪20坪から30坪までの例を、面積の小さい順から紹介していきます。

建物の建築費用も記載していますので、合わせてチェックしてみてください。

*何平米が30坪? 自動計算サイト【王様カエルの計算ツール】でチェック

1坪 あたりの平米(㎡ )、畳サイズを計算機に入力して 換算できる便利なサイトです。
土地の坪数から敷地面積を算出するなら、こちらからチェック!

出典:王様カエルの計算ツール

1-1.大容量の収納を備えた都会のミニマム住宅

〈建坪20.6坪・延床面積68.31㎡〉

出典:suumo
注文住宅本体価格:1430万円
工法:木造軸組
建築会社:ジェネシス

東京都内の住みたいエリアに、建築費1430万円で憧れのマイホームを実現させた住宅実例です。

都市部の住宅密集地でも明るさが保てる採光性に優れた設計でありながら、プライバシーをきちんと保護できる窓をいくつの設けています。狭小地であることを考慮し、家具を置いて部屋が狭くならないよう、あらかじめ大容量の収納を確保。LDK以外の各部屋すべてに収納が備えられています。

2階のLDKは対面キッチンを採用し、空間につながりを持たせると同時に、壁と床を同系色にすることで狭さを感じさせないよう工夫されています。 建物面積を小さくし、材料費を抑えたこともコストダウンにつなげた好事例です。

1-2.冬暖かく夏に涼しい、通気工法にこだわった3階建て

〈建坪28坪・延床面積 94.64㎡〉

出典:suumo
注文住宅本体価格:1493万円
工法:木造軸組 (独自壁体内通気工法)
建築会社:ソーラースマートグリッドホーム 三陽工務店

19坪の敷地に、建坪28坪の3階建住宅を実現させた実例です。 建築会社独自の壁体内通気工法により、住宅内部のカビやアレルギー原因物質を抑制し、雪の日でも暖かく快適な狭小住宅を叶えています。

間取りでは階段の位置にこだわり、2階のLDKをできるだけ広く取れるように設計。ナチュラルな無垢床を使用した、明るく開放的な空間となっています。

また、注目したいのが、キッチン横にパントリーとして使える大容量の収納を設置している点。収納空間が大きいので、LDKに余計な家具を置かずにこの場所にさまざまな物をしまうことができます。 この他、すべての洋室にもクローゼットを設けるなど、空間を有効に活用した無駄のない間取りは、狭小住宅のお手本とも言えるでしょう。

1-3.ウッドデッキのある開放的なアメリカンスタイルの邸宅

〈建坪30坪・延床面積 101.85㎡〉

出典:suumo
注文住宅本体価格:1476万円
工法:木造軸組
建築会社:日立アーバンインベストメント<CREACASA>

約62坪の敷地に、建坪30坪のカリフォルニアスタイル住宅を建てた実例です。

間取りは徹底的に開放感を重視し、リビングとつながる広いウッドデッキを備えています。 玄関横にはあると便利なファミリークローゼットを取り入れ、洗面室やお風呂などの水回りはキッチンの比較的近くに配置水回りの配線コストを抑えています。

外観は、白い外壁をベースに黒のガルバリウムを部分的に取り入れてスタイリッシュな雰囲気に。照明にもこだわって、夜は美しいエクステリアの表情を楽しめるようにしています。 施主の希望をふんだんに取り入れつつ、機能性とデザイン性を兼ね備えた素敵な注文住宅です。

1-4.2階にオープンテラスのあるシンプルモダンな住宅

〈建坪30坪・延床面積 102.06㎡〉

出典:suumo
注文住宅本体価格:1400万円
工法:2×4、2×6
建築会社:ジャパンホーム

外観の立方体がユニークなこちらの住宅は、家具や雑貨で人気のブランド「IDEE」とのコラボレーションで実現した、「立方体CUBE」シリーズのプランを活用した注文住宅。約30坪の敷地いっぱいに憧れの詰まった理想の家を叶えています。

2階のLDKに面してオープンバルコニーを配置し、狭小住宅でありながら中庭のようなプライベート空間を確保しています。リビングからキッチンまでの天井は、ダウンライトですっきりとした印象に。料理をしながら、窓の外が一望できるアイランドキッチンも素敵です。

部屋数が少ない分、各部屋のスペースが広く確保でき、ゆったりとした暮らしが楽しめるのも魅力。内装にもセンスを感じさせる、自由度の高い家づくりを実現しています。

2.注文住宅を1500万円以内で建てるための5つコツ

2-1.建坪30坪程度、またはそれ以下の家を建てる

1500万円以内で注文住宅を建てるためには、家全体の面積(建坪・延床面積)を30坪程度、または30坪以下とする必要があります。

なぜなら、注文住宅を建てる建築費用の相場は、一般的に最も安く見積もっても1坪45万円〜と言われており(ローコスト住宅メーカーの例)、30坪の家を建てる場合でも30坪×45万円=1350万円かかるからです。(この金額にに消費税8%をプラスすると1458万円となります。)

建築費用の他にかかる家財購入費用や外構工事費などの費用も必要であると考えると、家の建坪は30坪以下に抑えておくほうがよいと言えるでしょう。

2-2.1階と2階を同面積にした、総2階の四角い家にする

家の建築費用を抑えるためには、1階と2階を同じ面積にし、屋根が1つの総2階にするのがおすすめです。

住宅建築では屋根と基礎部分の形状によってかかる費用が異なり、凸凹が少なく真四角に近い家ほど費用を抑えることが可能です。

なぜなら、家の形状がシンプルな形であればあるほど資材・建材の使用量も少なくて済み、建築にかかる工事費も人件費も減らすことができるからです。

例えば同じ面積の家でも、凸凹した形の家の場合は外壁の表面積が大きくなり、下地の材材から仕上げ材まで余計に必要になるので、その分工事費も高くなります。

建築費を抑えたい場合、家の形は極力シンプルにするのがよいでしょう。

また、屋根のコストをできるだけ抑えたい場合は、本を伏せたような形の「切妻(きりづま)屋根」や、1面屋根で傾斜をつけた「片流れ屋根」がおすすめです(下写真参照)。

(切妻屋根の家/形状イメージ)

(片流れ屋根/イメージ)

2-3.水回り・収納はそれぞれ1箇所にまとめる

水回りと収納を1つにまとめると、コストダウンにつながります。

なぜなら、キッチンやお風呂、トイレなど水を使う設備は配管を通す必要があり、水を使用する設備の位置が離れていると配管費用がその分かかるからです。

また、収納も数を増やすとその分コストがかかってくるため、空いた天井裏を収納スペースにするなど、1箇所にまとめることでコストダウンが図れます。

建築費用をできるだけ安く抑えるためには、水回りはできるだけまとめる間取りにし、収納も1箇所に集約できないか考えてみましょう。

2-4.妥協できる設備などは徹底的にコストダウンする

注文住宅を1500万円の予算内に収めたい場合、設備や仕様で妥協できる点は思い切ってコストダウンを図り、お金のかけるポイントを決めることが大切です。

例えば、後で張り替えが可能な壁紙などの内装面や、後々リフォームでグレードアップが可能なお風呂やキッチン設備などは、家を建てる時点ではコストを極力抑えて、金銭的に余裕ができたらリフォームで好みのものに変えるという方法がおすすめです。

逆に、耐震性・耐火性を備えた住宅構造にんすることや、鍵や扉の防犯対策など、家の安全に関わる部分は、はじめからきちんと費用をかけて万全にしておくべきでしょう。

2-5.建築会社を探す際は、建坪から実現可能な会社を検討する

建築会社を探す際には、家の広さ(=建坪・延床面積)から実現可能な建築会社を比較検討していくことをおすすめします。

なぜなら、注文住宅では建坪×坪単価=家の建築費用と見積ることができるので、自分の予算に合わせて依頼可能な坪単価の建築会社を選ぶ必要があるからです。

具体的には、 例えば建坪30坪の家を考えている場合、建築の坪単価が50万円以内で建てられる建築会社を探すのが現実的なラインです。 その場合、一般的にはローコスト系ハウスメーカーの坪単価が該当します。

しかし、建坪が20坪となると、上記のローコスト系ハウスメーカーに加え、坪単価60万円〜の地域に密着した中小規模の工務店・ハウスビルダーまでも候補に入れることができるのです。

建坪と坪単価は、家づくりをスタートさせる際に目安となる数値として捉え、建築会社探しに役立てるとよいでしょう。

*坪単価別・建築会社の例
坪単価45万円〜ローコスト系ハウスメーカー(例:アエラホーム、他)
坪単価60万円〜地域に密着した中小規模の工務店・ハウスビルダー
坪単価80万円〜準大手ハウスメーカー (例:住友不動産他)
坪単価80〜100万円大手ハウスメーカー (例:パナソニックホーム、積水ハウス、他)

2-6.複数社に同条件でプラン&見積り作成を依頼する

注文住宅の建築会社を選ぶ際には、複数の会社に同じ条件でプランと見積り作成の依頼をするようにしましょう。

なぜなら、同じ条件下で各社から提案されたプランと見積りを比較できれば、自分の家づくりの希望を予算内で実現できる会社がどこか、わかりやすくなるからです。

依頼の際には、家づくりの希望条件をリストアップしたものを渡し、間取りや設備などを反映してもらうようにします。 この段階で要望をできるだけ詳しく伝えておくことで、実際に建築する際の金額に近い見積り額を確認することができます。

たとえば、部屋数や間取りの希望、駐車スペースの有無、必ず取り入れたい家の設備や仕様のグレードに関する希望があれば、プラン依頼時に各社へ伝えておくようにしましょう。

複数社のプラン内容と見積りを把握できていることは、価格交渉の際にも役立てることができるので、必ず行うことをおすすめします。

3.1500万円で注文住宅を建てる際の注意点

注文住宅を1500万円で建てようとする場合、家の建築費以外にも費用がかかる点に注意が必要です。

家の建築費以外にかかる費用とは、具体的に以下のようなものが挙げられます。

  • 家の門などの外構工事費
  • 屋外の給排水工事費
  • 不動産登記費用
  • 地鎮祭などの行事費用
  • 家財購入費
  • 引越し費用

これらの費用は「別途工事費」「諸費用」などと呼ばれ、一般的には建築費の20%程度かかるのが目安と言われています。 しかし、家の門などの外構は仕様によって200万円以上必要となる場合もあるので、気をつけて予算配分をしなければ上記の建築費以外の費用が20%を超えてしまう場合もあります。

このため、すべての費用込みで総予算1500万円で家を建てたい場合は、建築費用として使えるのは念のため1100万円程度と見ておいたほうがよいでしょう。

この費用がかかることを初めから考慮しておかないと、後々予算オーバーとなる可能性があるので必ず注意するようにしてください。

4.まとめ

いかがでしたか?

今回は、

  • 1500万円以内で建てた20〜30坪の注文住宅実例
  • 予算内で建てるための5つのコツ
  • 1500万円で注文住宅を建てる際の注意点

をご紹介しました。

一から自由に設計できる注文住宅は建て主の希望を反映できるのが何よりもの魅力ですが、間取りが決まって本契約を結ぶまで最終的な金額が確定しないという不安要素もあります。

家づくりの際は、できるだけ予算内に収まるよう、今回ご紹介のコツや注意点を参考にしていただけたら幸いです。

また、1500万円以内で建てられた施工実例をくまなくチェックして、あなたの希望の家のイメージをぜひ固めていっていただけたらと思います。

あなたの注文住宅が、予算内で素敵に実現することを祈っています!

最後に、あなたが今検討している注文住宅は適正価格ですか?
持ち家計画の資料請求なら、住んでいる地域で自分のわがままな夢をかなえてくれるハウスメーカーを検索でき、一括で資料請求まで行うことができます。
一生に一度となる大きな買い物、妥協せずにたくさんの会社を検討するようにしましょう。

あなたの夢を叶える
工務店・ハウスメーカーを検索しましょう。