出向く前に要チェック!住宅展示場の基本ガイド

出向く前に要チェック!住宅展示場の基本ガイド

これまで郊外に多かった住宅展示場ですが、昨今は大都市圏にも新設されるようになっています。

この背景にあるのは、全国的に見られる大都市圏への人口集中。この流れは、おそらく2019年以降も続くことでしょう。

一方、郊外にある住宅展示場の大半は、年々利用者が減少傾向にある様子。

複数のメーカーが手がけた住宅をワンストップで見て回れる住宅展示場は、購入したい(あるいは建てたい)住宅のイメージを固めるのにぴったりです。

プロから効率的に情報を聴き込むこともできますから、ぜひ積極的に活用したいところ。

このページでは、住宅展示場とはどういう施設なのか、という基本から、押さえておきたいチェックポイント、主要都市の展示場情報などを網羅的にまとめています。

これから家づくりを考えている人は、ぜひ参考に目を通してみてください。

その前に、お住まいの地域にはどんなハウスメーカーがあるかご存知ですか?
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この記事がおすすめできる人

  • 住宅展示場に行こうと考えている人
  • 住宅展示場に行きたいものの、どういうところかわからなくてちょっぴり不安な人
  • 最寄りの住宅展示場がどこにあるのかを知りたい人
  • 住宅展示場をどういう風に見て回るべきか知りたい人

なお以下の記事でも住宅展示場や家づくりについて詳しく解説しています。ぜひ、本記事と併せてご覧ください!

・ イベント参加だけでもいいの?住宅展示場の上手な活用法
・ 【決定版】マイホームの間取りで120%満足できるプラン作成のコツ!
・ 週末に家族で訪れたい東京でおすすめの住宅展示場一覧まとめ

そもそも住宅展示場とは

クエスチョンマーク

住宅展示場とは、文字通り住宅のショールームです。

購入希望者が見て回れるように、住宅メーカーが単体、または合同で、自社が手掛けるモデルハウスを一箇所にまとめて建設したものを指します。

何があるのか

前述の通り、住宅展示場には、広い敷地に無数のモデルハウスが建っています。

ケースバイケースですが、住宅展示場の物件は、その時代のニーズを反映して、概ね5年前後で建て替えられます。

したがって展示されている住宅も、売れ筋のプランや、今後販売を強化したい最新プランに基づいて建てられたものが多いでしょう。

最新の設備や人気の間取り、構造についてなど、住宅カタログなどではイメージできない、各部の全体像を確認できるのが大きな魅力と言えます。

住宅購入を検討するのは、小さい子供のいる夫婦であることが多いため、子供向けのお楽しみイベントが開催されていることも。

中には体験宿泊などを受け付けているところもあり、レジャー感覚で家づくりの情報収集を行うことができます。

どこにあるのか

住宅展示場は相応に広い土地を必要とするため、既存施設の多くは郊外に立地しています。

ただ最近は、都市部への人口集中を背景に、都心の周辺に住宅展示場が新設されるケースも目立つようになりました。規模は小さめですが、ニッチなニーズを反映した展示場も少なからずあり、色々な切り口の住宅を手軽に見て回ることができます。

余談ですが、住宅展示場の名称には、テレビ局の名前が入ったものが少なくありません。

昔は、「テレビ局は非常用の第二送信所用地を設置しなければならい」ということが法律で定められていました。

しかしこの法律が緩和され、確保していた土地が余ってしまったために、住宅展示場として運用されるようになったということのようです。

どのタイミングで行くべきか

以前は、家を購入するならとりあえず住宅展示場に行って話を聞く、という流れが主流でした。

しかし手軽に情報が入手できるようになった昨今は、住宅展示場に足を運ぶ前に、まずはある程度家づくりの知識を自分で勉強してから、その知識を確かめに行く、というようなニュアンスで利用する人が多いです。

住宅展示場には営業マンが常駐しており、知識のない状態で行くと、偏った情報をインプットされてしまいかねません。

住宅展示場の物件はオプションをすべて付けた状態で展示されていることが多いですから、基準をそこに置いてしまうと、割高な買い物をしてしまう可能性が高まります。

そのため、いきなり住宅展示場を見学するのではなく、自分の中にある程度の知識を蓄えた状態で足を運ぶのがベターです。

押さえておきたいメリット・デメリット

紙のボート

続いて、住宅展示場に行くメリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット

住宅展示場に行く最も大きなメリットは、家づくりにおける知識を効率的に集めることができる点にあります。

複数の住宅メーカーが合同で展示を行っている展示場であれば、メーカー同士を比較することで、自分たちの好みにあった会社がどういった家づくりを行っているのか、感覚的に理解することができます。

また、実物の住宅を見ることで、自分たちの新居での生活を具体的にイメージできる、という利点もあります。

ぼんやりこうしたい、という希望は持っていても、想像だけで行うプランニングと、擬似的に新居に入ってみて行うプランニングでは、後者の方がより精度が高まることは想像に難くありません。

ほか、複数メーカーをはしごして、各種素材の違いを肌で感じられるという点も見逃せません。

断熱材や構造材などは、普通に生活していて接する機会は少ないはず。単純に本を読んだり、ネットサーフィンするだけでは得られない生の知識を得られるというのも、住宅展示場のメリットと言えるでしょう。

デメリット

住宅展示場のデメリットは、展示されている住宅をそのまま参考にはできない、ということです。

大抵の場合フルオプションで展示されており、良さそうと思ってもいざ価格を調べてみると予算オーバー、ということも少なくありません。

また、サイズ感も微妙に大きく造られていることが多く、展示場のイメージで盲目的に家づくりを進めてしまうと、完成品が想像と違う、ということにもなりかねないわけです。

ほか、場合によってはゴリゴリの営業を受ける、ということも覚悟しておかなければなりません。営業マンとの話ばかりを意識してしまい、肝心な住宅を見られなかったということがないよう、目的をしっかり心に留めておくことが大切です。

住宅展示場を活用するための5つのポイント

ノートパソコン

住宅展示場を見学するのにルールはありません。

現地に足を運んで、受け付け用紙(アンケートのようなもの)に必要事項を書けば、飛び込みでも見学させてもらえます。

ただ、単純な見学ではなく、家づくりのための情報収集を考えるなら、以下のような点を押さえておくと先々の役に立つでしょう。

事前に住みたい住宅のイメージを固めておく

住宅展示場を見る際、当てもなく見て回るより、ポイントを押さえて集中的にチェックしていった方が、役立つ情報を多く仕入れることができます。

そのためには、自分たちが建てたい住宅のイメージを固めておき、そのイメージと比較する形で見て回るのが効果的。

イメージを固めるためには家づくりの勉強をしたり、相応の手間が掛かりますが、自分で得た知識は、業者さんと打ち合わせをする際などに必ず役に立ちます。

最近はスマートフォンでちょっと検索すれば様々な情報を手軽に手に入れることができますし、自分たちの住宅イメージを固めるのは、間違いなく楽しい作業となるはずです。

展示場で営業マンに振り回されないためにも、ぜひトライしてみてください。

営業マンを躱す方法を知る

住宅展示場を回る際は、自分たちのペースでゆっくり回りたいですよね。

しかし多くの場合、モデルハウスの営業マンは避けて通れません。そのため、お互いに損のない形で見学できるように話を持っていく必要があります。

と言っても、昨今は住宅展示場に足を運ぶ人の母数が減っており、入場のハードルを下げるためにゴリゴリの営業をする会社は少なくなっています。

最初にまだ購入する意思がない旨や、自分たちのペースで見て回りたい旨をきっぱり伝えておけば、ちょうどいい距離感で付いてきてくれることがほとんどでしょう。

ただ、注意したいのは、電話番号や住所、メールアドレスなど、個人情報を渡してしまうことです。

信頼できると思える会社や営業マンならいいのですが、場合によってはその後に執拗な連絡が来るケースも。

もし個人情報を求められたらはっきり断るか、フォローアップが不要である旨を伝えるようにしましょう。

できれば参考情報を形に残しておく

住宅展示場を訪れる際は、あとでチェックした情報をもう1度チェックできるよう、メモやカメラを持参されると良いでしょう。

撮影可能かどうかはモデルハウスごとに違いますので、事前の確認が必要ですが、個人の記録用という目的であれば、問題なく撮影させてくれるはずです。

また、情報を記録する際は、室内の雰囲気はもちろん、素材や設備、間取り、壁や空間の演出方法(吹き抜けなど)など、将来的に自分たちが読み返して役に立つ部分を中心にピックアップしていきましょう。

メジャーを持参して、良さそうなレイアウトや収納の大きさなどを数値に残しておくのも効果的です。

目的に合った展示場を選ぶ

住宅展示場には、大きく2つの種類があります。

さまざまなモデルをまとめて展示している総合展示場と、二世帯住宅や輸入住宅など、何らかのテーマを持った物件を展示している専門展示場です。

家づくりの初期段階で、まだ建てたい住宅のイメージがはっきりわかない場合は、まず総合展示場を回ってピンと来るタイプの住宅をピックアップ。

反対に、建てたい住宅のイメージがはっきり固まっている場合は、その目的に適う住宅を展示している専門展示場へ足を運び、より詳細な情報を収集する、というように使い分けると良いでしょう。

訪問後に情報を整理する

展示場を訪問した後に、巡ったモデルハウスの情報を整理することも大切です。

まだ記憶が鮮明なうちに振り返りを行い、それぞれの意見を確認することで、より家族の希望を明確にできるはず。

その日にまとめた意見や要望を持ってまた展示場へ足を運び、振り返りを行って希望を詰めて…、ということを繰り返せば、家族の望みを最大限叶えてくれる住宅メーカーが必ず見つかることでしょう。

注意したい落とし穴

悲しい顔文字

住宅展示場には、注意しておく必要のある落とし穴があります。

以下にまとめますので、これから住宅展示場を訪れようという方はぜひ心に留めておいてください。

モデルハウスは大きめに作られている

一般的な住宅の延べ床面積は35〜40坪前後ですが、モデルハウスの場合、60坪前後のものが多数派です。

そのため、モデルハウスのイメージで自身の住宅を建てると、想像以上に狭くなってしまうことが考えられます。

寝室などならまだダメージは少ないですが、玄関やリビングなど、大空間を期待してプランニングしたものが期待よりスケールダウンしてしまったら、せっかくの新居にケチがついてしまいますよね。

そう言った事態を避けるためにも、モデルハウスを巡る時は、自分たちが考えている坪数で考えたらどのくらいの広さになるのか、しっかり換算することが大切です。

設備も高めのものが多い

住宅展示場のモデルハウスは、住宅を最大限魅力的に見せるために、設備はもちろん、建材もハイグレードなものが使われています。

予算に収まる範囲なら良いのですが、そうでない場合も往々にしてあります。気になった住宅や内装を見つけたら、標準仕様かどうか。また、標準仕様にしたらどうなるのか、まず確認するようにしましょう。

価格に含まれない諸費用もある

住宅の価格を表現する時、それは本体価格を指すのが一般的です。

注意したいのが、本体価格に含まれるのは文字通り建物の建築にかかる代金だけで、配管工事や照明等の代金は入っていません。

見積もりを出してもらう時は、どこからどこまでが料金に含まれるのか、内訳をはっきりさせておくことをおすすめします。

全国主要エリアの住宅展示場リスト

タブレットを持った助手席の女性

参考までに、東京、横浜、名古屋、大阪、福岡といった大都市周辺エリアにある住宅展示場の一覧をまとめてみました。

各展示場の情報は、住宅展示場協議会が公開する「全国住宅展示場一覧」よりピックアップしています。同ページには全国の約7割の住宅展示場の情報が集約されているとのことなので、候補とする地域が以下エリアに該当しない場合は、ぜひそちらを参照されてみてください。

東京周辺エリア

スマートハウジング 豊洲まちなみ公園江東区豊洲6-1-9
葛飾・金町ハウジングギャラリー葛飾区金町1-19-5
馬込ハウジングギャラリー大田区北馬込2-12
環八蒲田住宅公園大田区新蒲田1-12
TBSハウジング 渋谷東京ホームズコレクション渋谷区神宮前5-53-7
駒沢公園ハウジングギャラリー ステージ1世田谷区駒沢5-10
駒沢公園ハウジングギャラリー ステージ2世田谷区深沢4-6
駒沢公園ハウジングギャラリー ステージ3世田谷区深沢4-26
朝日新聞総合住宅展示場 ハウジングプラザ瀬田世田谷区瀬田5-20
〈世田谷通り〉 オークラランド住宅公園世田谷区桜3-24-8
浜田山住宅公園杉並区高井戸東3-36-35
王子住宅公園北区王子4-28-9
赤羽ハウジングステージ北区赤羽北2-33-3
板橋高島平ハウジングステージ板橋区高島平7-2-1
石神井住宅公園練馬区下石神井1-8-4
練馬住宅展示場練馬区豊玉北3-19
練馬ICハウジングギャラリー練馬区谷原5-28-30
環七・加平ハウジングギャラリー足立区加平1-4-8
西新井住宅公園足立区栗原1-7
ハウジングギャラリー江戸川江戸川区中央4-21
デザインスタジアム葛西住宅公園江戸川区北葛西2-11-25
本所吾妻橋ハウジングギャラリー墨田区吾妻橋3-8-6
錦糸町住宅公園墨田区錦糸4-18-7
東京都新宿 住宅展示場新宿区西新宿4-36
ハウジングステージ新宿東京都新宿区百人町2-2-32
ABCハウジング 八王子住宅公園八王子市大谷町234
ABCハウジング ハウジングワールド立川立川市泉町935-1
武蔵野ハウジング・スクウェア武蔵野市西久保3-1-25
朝日新聞総合住宅展示場 ハウジングプラザ三鷹〈第1会場〉三鷹市大沢3-2-37
朝日新聞総合住宅展示場 ハウジングプラザ三鷹〈第2会場〉三鷹市野崎3-27-30
仙川駅前住宅公園調布市仙川町3-1-17
町田森野住宅公園町田市森野5-7-25
西東京・小平住宅公園小平市花小金井3-40-1

横浜周辺エリア

tvkハウジングプラザ横浜横浜市西区西平沼町6-1
横浜ホームコレクション横浜市西区みなとみらい3-3
tvkハウジングプラザ港南台横浜市港南区港南台4-23
tvkハウジングたまプラーザ横浜市青葉区新石川3-15他
港北インター住宅公園横浜市都筑区川向町989
ハウスクエア横浜横浜市都筑区中川1-4-1
つるみ住宅公園横浜市鶴見区下末吉2-1-1(つるみ住宅公園内)
横浜瀬谷住宅公園横浜市瀬谷区橋戸2-39-12
ABCハウジング戸塚住宅公園横浜市戸塚区戸塚町5030
川崎住宅公園川崎市川崎区日進町22-7
ABCハウジング新・川崎住宅公園川崎市中原区市ノ坪710
武蔵小杉住宅展示場川崎市中原区今井上町11-17
新百合ヶ丘ハウジングギャラリー川崎市麻生区万福寺2-2-1
tvk ハウジングプラザ新百合ヶ丘川崎市麻生区万福寺4-3-1
ハウジングプラザ横須賀横須賀市平成町3-11-1
tvkハウジングプラザ湘南平塚平塚市田村5-19-3
tvkハウジングプラザ大船鎌倉市岩瀬1340
tvkハウジングプラザ藤沢藤沢市辻堂新町4-2
ABCハウジング 西湘・小田原住宅公園小田原市国府津1-4-65
茅ヶ崎住宅公園茅ヶ崎市茅ヶ崎2-7-58
相模原・古淵ハウジングステージ相模原市南区古淵6-3-9
相模原住宅公園相模原市中央区向陽町1-17
東名横浜住宅公園相模原市南区上鶴間本町9-50
秦野住宅公園秦野市平沢1381-1
厚木住宅公園厚木市妻田西1-9-28
海老名ハウジングギャラリー海老名市中央1-9-10

名古屋周辺エリア

とよたハウジングガーデン豊田市秋葉町4-75
ナゴヤハウジングセンター 一宮会場一宮市丹陽町五日市場字本地28
ナゴヤハウジングセンター 半田会場半田市榎下町7
ナゴヤハウジングセンター 春日井会場春日井市西山町2-8-1
ナゴヤハウジングセンター 日進梅森会場日進市梅森町西田面15
刈谷・知立ハウジングセンター知立市上重原町土取33-1
鳴海ハウジングセンター名古屋市緑区鳴海町伝治山3-19
神宮東中日ハウジングセンター名古屋市熱田区三本松町25-1
黒川東中日ハウジングセンター名古屋市北区猿投町2
岡崎中日ハウジングセンター岡崎市昭和町木舟25
豊橋中日ハウジングセンター豊川市篠束町仲堀65-1

大阪周辺エリア

なんば住宅博大阪市浪速区敷津東1-1-1
花博記念公園 ハウジングガーデン大阪市鶴見区焼野1-南2
ABCハウジング 中百舌鳥住宅公園堺市北区中百舌鳥町3-428
堺泉北住宅博堺市中区東八田275-1
毎日ハウジング 高槻住宅展示場高槻市富田丘町12-3
ABCハウジング千里住宅公園吹田市千里万博公園1-7
毎日ハウジング枚方住宅展示場枚方市池之宮2-1-15
ABCハウジング和泉・第二阪和住宅公園和泉市富秋町2-10-18
毎日ハウジング和泉中央住宅展示場和泉市唐国町3-18-50
ABCハウジング 美原住宅公園堺市美原区青南台2-1-10
ABCハウジング 泉佐野住宅公園泉佐野市日根野4434-3

福岡周辺エリア

hitマリナ通り住宅展示場福岡市西区愛宕4-21
hit香椎浜住宅展示場福岡市東区香椎浜2-8
KBCマイホーム展ふくおか中央会場福岡市中央区笹丘1-21-23
KBCマイホーム展福津会場福津市日蒔野6-6-20
hit久留米住宅展示場久留米市篠山町397-6
KBCマイホーム展久留米会場久留米市東合川1-7-31
hit大野城住宅展示場大野城市南大利1-1-1

建物の実物をチェックできる住宅展示場以外の場所

家の模型

一度にさまざまな物件を見ることができる住宅展示場は、家づくりの情報を集めるのにぴったりです。

しかし、すべての住宅会社が住宅展示場を持っているわけではありません。

たとえば注文住宅を手掛けるメーカーなどは、住宅展示場を持たず、別の手段で施工実例を紹介していることが多いです。

住宅の実物を確認できる、住宅展示場以外の方法についても知っておきましょう。

オープンハウス

オープンハウスとは、売りに出ている戸建てやマンションの一室を、見学できるように解放しているものを指します。

現場にはその物件を販売している不動産会社の営業担当が常駐していて、構造や設備、周辺環境についてなど、購入希望者からの質問に答えられる体制を整えているのが一般的です。

モデルハウス=完成見学会というニュアンスで使われることもありますが、一般にオープンハウスという場合、モデルハウスや中古住宅などの内覧会を指すことが多いでしょう。

完成見学会

完成見学会とは、主に注文住宅を手掛ける住宅メーカーが企画するものです。

注文住宅はオーダーメイドであるため、モデルハウスではなかなかイメージが湧きません。

そこで、実際にそのメーカーで家を建てた施主さんにお願いして、完成した住宅を公開してもらうわけです。

完成見学会には施主さんも同席していることが多く、家づくりでこだわったポイントや実際の住み心地などの話を直接聞くことが可能。

また、その物件を担当した設計士さんからも、外観デザインや間取り、素材、工法に至るまで、実物を確認しながら様々な情報を集めることができます。

番外・もし完成見学会を交渉されたら

完成見学会は、実際に住んでいる人の生の声が聞けるため、情報収集の段階では非常に有用です。

ただ知っておきたいのが、家づくりをする際に、「完成した暁には完成見学会を行わないか」と打診される可能性があるということ。

自分たちも見学させてもらったのだからと気軽にOKしてしまうと、後になって後悔しないとも限りません。

SNSやQ&Aサイトには、完成見学会を開いた人の、ネガティブな声も見られるからです。

もちろん値引き等の特典が付帯しているケースがほとんどですが、その場の雰囲気に流されず、しっかり入居後の生活を検討された上で決断されることをおすすめします。

まとめ

記事の内容まとめ

  • 住宅展示場は、主に郊外にある、複数のハウスメーカーが自社の売れ筋モデルや最新モデルを展示する場所。
  • 飛び込みでも気軽に入ることができるものの、後追い営業のために個人情報を求められることが多いので、要注意。
  • 一般的な住宅の延べ床面積が40坪前後であるのに対し、モデルハウスは60坪前後が多い。オプションもフル装備のため、参考にする時はスケールダウンが必要。
  • 住宅展示場以外に実物の物件を確認する方法として、オープンハウスと完成見学会がある。

美しいモデルルームをはしごしながら家族の将来を想像するわけですから、住宅展示場は基本的に楽しい場所です。

とはいえ、ただ住宅展示場に行っても、理想の住宅が建てられるわけではありません。理想と現実のバランスをしっかり取って、計画的に家づくりを行うことが大切です。

最後に、お住まいの地域にはどんなハウスメーカーがあるかご存知ですか?
持ち家計画の資料請求なら、住んでいる地域で自分のわがままな夢をかなえてくれるハウスメーカーを検索でき、一括で資料請求まで行うことができます。
一生に一度となる大きな買い物、妥協せずにたくさんの会社を検討するようにしましょう。

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