はじめての家づくりガイド

憧れのビルトインガレージで後悔する9つの傾向!それぞれの対策とは?

憧れのビルトインガレージで後悔する9つの傾向!それぞれの対策とは?

「マイホームには絶対ビルトインガレージが欲しい。でもやり直しが効かないし、後悔する人はいるんだろうか…?」
「ビルトインガレージの設置を考えるときに注意しなければならないポイントは何だろう?」

あなたは今、そんな悩みを抱えていませんか?

ビルトインガレージのある家は、車やバイクが大好きな方にとって憧れではないでしょうか。好きな車やバイクとの距離が近くて気軽に整備などもできて、防犯上も安心です。しかし、ビルトインガレージはよく考えて作らないと、後悔する場合もあります。

この記事では、「ビルトインガレージを建てて後悔したパターン9つ」と「そのような後悔をしないためには?」という内容ついて解説します。最後まで読み込むことで、家族全員が納得できるビルトインガレージ付きのマイホームを設計することができ、あなたの愛車とより距離の近い生活を送ることができるでしょう。

その前に、あなた好みのビルトインガレージはイメージできていますか?
持ち家計画の資料請求なら、住んでいる地域で自分のわがままな夢をかなえてくれるハウスメーカーを検索でき、一括で資料請求まで行うことができます。
一生に一度となる大きな買い物、妥協せずにたくさんの会社を検討するようにしましょう。

目次

ビルトインガレージで後悔する9のパターン

憧れのビルトインガレージを作ったはずなのに後悔している、という人は少なくありません。どのような場合に後悔するのかをインターネット上で調査し、多く見られる意見を9つのパターンにまとめました。この中に、自分にも当てはまりそうなパターンがないか、まずはチェックしてみてください。

パターン1.住宅総面積の5分の1を超えてしまい固定資産税が割高に

車いじりを広いスペースでやりたいから、とビルトインガレージに大きなスペースを割き、翌年固定資産税の請求金額で驚いて後悔する、というパターンを最初に紹介します。

ビルトインガレージの面積は、固定資産税に影響を与えることをご存じでしたか?家屋部分の固定資産税を算出するときは、住宅全体の延床面積(のべゆかめんせき)から算出します。このとき、車庫が住宅総面積の5分の1を超えると、車庫の面積も延床面積に加えられ、固定資産税はその分高額になります。逆に、車庫が住宅総面積の5分の1以下なら床面積から除外される(※1)ため、固定資産税がその分安くなるのです。

このことを知らずにビルトインガレージを作ってしまって後悔しないよう、住宅全体の延床面積とビルトインガレージの割合には気を付けてください。

参考:※1:e-Gov法令検索「建築基準法施行令第2条1項4号、第3項」より

パターン2.早朝・深夜に響くエンジンやシャッターの騒音が問題になる

車が好きな人にとっては心地よく響くエンジン音ですが、ビルトインガレージからのエンジン音は意外と家の中に響きます。特に寝室がビルトインガレージから近い位置にある場合は、問題となることが多いです。

特に生まれたばかりの赤ちゃんがいる家庭では、やっと寝かしつけた赤ちゃんが車の音で目覚めてしまい、その後なかなか寝付かないこともあり得ます。そうなってしまうと子どもやパートナーに大変なストレスがかかり、夫婦関係にひびが入る場合も…。ビルトインガレージと寝室の距離関係には、特に注意が必要です。

同居する家族の中に高齢者がいる場合も、目が覚めやすいために安眠妨害になる場合もあります。音に対する敏感さはかなり大きな個人差があるため、実際に住んでみないと分からない面もあるかもしれません。ただ、少しの物音でも目が覚めてしまう敏感な家族がいれば、ビルトインガレージと各部屋の配置には特に気を遣うようにしてください。

また、選ぶシャッターの種類のよっては、開閉時に響くガラガラという音が、家族や近所の迷惑になってしまう場合があります。住宅密集地にマイホームを建てる場合は、シャッター音にも気を配り、近隣住民への迷惑にならないように注意しましょう。

パターン3.ビルトインガレージを作るコストがかなり高くついた

ビルトインガレージは非常に趣味性の高い設備です。あれこれ夢や希望を詰め込むうちに、気が付けばかなり高額になってしまっていた、という後悔も少なくありません。それでも「マイホームを建てるときは気持ちが高揚していたから仕方ない」と納得できても、毎月のローン返済に負担を感じるたびに「こんなはずではなかった」と後悔する気持ちが強くなってしまいます。

また、あまり凝らない作りにしても、ビルトインガレージを取り入れると壁の量が足りずに補強する必要があったり、電動シャッターを希望したら想定外に高かったなど、ビルトインガレージが建築費を押し上げる要因はたくさんあります。

初めてマイホームを建てる人は、各設備の予算はどれぐらいが妥当かということを知りません。ビルトインガレージも、自分の希望がぜいたくになっているかどうかも、教えてもらわなければ判断できないでしょう。マイホームで多くの時間を過ごすリビングや寝室などにもう少しお金をかけるべきかどうかなど、客観的に考える機会を作る必要があります。

パターン4.ビルトインガレージからの動線が悪い

ビルトインガレージから家に入るときの動線が悪い場合も、後悔するポイントのひとつです。特にガレージ内に車が止まっていると狭くて移動がままならないなら、かなり不便を感じるでしょう。生活の中で車をよく利用する家庭の場合は、さらに買い物をしてきた荷物を室内に運ぶ際、ビルトインガレージからキッチン、ダイニングなどへのアクセスが悪い場合も、不便さがストレスとなります。

また、ビルトインガレージ内にカー用品などを置くスペースがない場合は、どこか家の中に収納スペースを設ける必要があります。カー用品の置き場とビルトインガレージの動線が悪くて後悔する人も…。単に車が駐車できればいいわけではないため、ビルトインガレージの使い方と動線についてはしっかりと考えておく必要があります。

パターン5.シャッターを手動にしたら雨の日に開閉がすごく面倒

ビルトインガレージにつけるシャッターは、手動のものと電動のものがあり、価格にかなり差があるため、予算の関係上手動を選ぶ人も少なくありません。しかし、実際に生活し始めてみると、シャッターの開け閉めが想定以上に面倒で失敗した、と後悔する人も…。

また、選ぶシャッターの種類のよっては、開閉時に響くガラガラという音が、家族や近所の迷惑になってしまう場合もあります。住宅密集地にマイホームを建てる場合は、騒音への配慮も必要です。

ビルトインガレージのシャッターを選ぶ場合は、予算だけではなく車から降りてシャッターの開閉をする手間も考慮して、本当にそれでいいのかを検討しましょう。

パターン6.ビルトインガレージの面積が狭くて大きな車に乗り換えられない

新婚時代からずっとコンパクトな車に乗っていたが、子供が2人になりこれまでよりも大きな車に乗り換えたい、という場合は、ビルトインガレージの広さが制約になってしまって後悔する人もいます。

「買い替る車のサイズは今よりも多少大きくなるだけだからガレージには入れられそうだ」としっかり確認せずに買い替えをしたら、ビルトインガレージの使い勝手が一気に悪くなった、と後悔するパターンも…。以前乗っていた車の大きさに合わせたビルトインガレージだと、大きな車に乗り換えようとしたときにどうしてもこのような問題が出てきてしまいます。

ビルトインガレージの使い勝手が悪くなるとは、具体的にどのような状態を指すのでしょうか。例えば、タイヤの交換などメンテナンスがしにくくなったり、車の横を通っての出入りがしにくくなるという事態が考えられます。

ビルトインガレージをもう少し広めにしておけば良かったと後悔しても、後から拡張するわけにもいきません。このような後悔を避けるためには、マイホームを新築するタイミングで、ビルトインガレージの広さを、将来の大きなサイズの車への乗り換えや所持台数増加などを想定した広さにしておく必要があります。

パターン7.居住空間が2階になり毎日階段の上り下りが大変

狭小地にビルトインガレージ付きのマイホームを建てる場合、どうしても1階部分の居住空間は少なくなります。多くのパターンとして、2階がリビングやダイニング、台所、3階が寝室になる場合が多いのではないでしょうか。狭小地を有効活用する間取りでは、このようなパターンが多く見られます。

3階建ての場合は、毎日2階分の階段を上り下りすることになり、生活するだけでもなかなか大変です。体力のある若いうちはいいのですが、年齢を重ねるうちにだんだんと階段での移動がきつくなり、「こんなはずではなかった」ということに…。年を重ねてからも住み続けたい場合は、階段の上り下りを少しでも少なくする工夫が必要です。

パターン8.中は真っ暗なので照明器具などの費用も余計に掛かる

隣家と密接している場合など、ビルトインガレージに窓を設置できなかったり、窓からの採光が期待できない場合には、シャッターが下りていると昼間でもガレージの中は真っ暗になります。照明器具などの設置費用が余計にかかるうえ、手動の照明スイッチにしていると電気をつけるのにもいちいち車から降りなければならずかなり不便で後悔の元に。

また、車を眺めるための照明は雰囲気のある間接照明暖色系の光、車を整備するときの照明は手元がはっきり見えるようなブルー系のライトが向いています。両方を設置すると、照明器具にかかる費用はさらに高くなるでしょう。

パターン9.排気ガスが溜まりがちになって健康被害に

ビルトインガレージ内にはどうしても排気ガスが溜まります。寒い冬の日など、ビルトインガレージを締め切ったままで暖気すると、排気ガスがたまり健康に深刻な被害を及ぼす可能性も…。ある程度の広さがあるから大丈夫と考えて換気扇を設置しないままでは、排気ガスが行き場を失い危険です。

ビルトインガレージで後悔しないための対応策

ビルトインガレージで後悔しないためにはどうすればいいでしょうか。ここまでご紹介してきた「ビルトインガレージで後悔する9つのパターン」を解決するための対応策について解説します。

住宅総面積の5分の1以内になるよう設計する

マイホームで生活を始めるようになった後、家の維持費をできる限り抑えたいと考えている場合は、ビルトインガレージを住宅延床面積の5分の1以内に抑えるように意識してください。そうすることで、ビルトインガレージ分の面積は延床面積から除外され、その分固定資産税は安くなります。

もちろん、固定資産税が割高になることを承知の上で、それでも広いビルトインガレージが欲しいという場合は希望の広さでも問題ありません。無自覚に高い税金を払うことは避けるよう、知識として知っておきましょう。

寝室は2階以上にして音から家族を遠ざける

ビルトインガレージを設計に組み込む際は、寝室とできる限り距離を置くように配置しましょう。3階建てなら寝室は3階に、2階建てならビルトインガレージと寝室をできる限り離して配置します。起きている時間を過ごすリビングや趣味の部屋、浴室、トイレなどの水回りはビルトインガレージのそばにあっても比較的問題ありません。

音に敏感な家族がいない場合や、ちょっとにぎやかな方が落ち着くという家族ばかりという場合は、特に気にしなくてもよいかもしれません。ただ、新婚家庭でこれから子どもが欲しいと考えている場合は、赤ちゃんが静かに眠れる環境を確保しておくことを忘れないようにしてください。

コスト高は複数社への相見積もりで抑える

ビルトインガレージのある家を建てたい場合は、複数のハウスメーカーや工務店から建築費用について相見積もりを請求することをおすすめします。ビルトインガレージに予算をどれぐらいかけるかについて、自分の頭の中であれこれ考えても分かるものではないので、インターネットでだいたいの相場を調べておき、各社から出てくる見積書と比べてみましょう。

同じ条件で見積もりを依頼しても、各社によって得意な工法が違ったりデザインや建材が違ったりして、見積書の値段はかなり幅があると予想されます。それでも、見積書のビルトインガレージ部分の予算を比較すると、自分の希望だとどのぐらいの予算が相場なのかがある程度見えてくるはずです。

インターネットで調べた相場よりも、見積書で返ってくる価格がかなり高くなっている場合は、自分の要望を見直してみるなどコストを低く抑える方向に検討し直してみましょう。

ビルトインガレージの設計が得意な設計事務所に相談する

ビルトインガレージの動線については、ビルトインガレージの設計が得意な設計事務所に相談してみるのもひとつの方法です。多くの実績を積んでいる設計士なら、さまざまな提案をしてくれるため、自分たちの生活スタイルに合った間取りが見えてくるでしょう。

動線のヒント:玄関以外にビルトインガレージ直結の出入口をつける

狭小地でビルトインガレージと玄関の間の動線をよくすることが難しい場合、玄関以外にビルトインガレージに直結する出入口をつけることでガレージ内の各所へのアクセスを良くできます。日常の買い物に車を利用することが多い家庭なら、キッチンとビルトインガレージが出入口でつながっていると生活導線としても楽になります。

シャッターは電動式にすると雨に濡れず出入りできる

シャッターはできれば電動式にした方が、毎日シャッターを開け閉めする手間がなくて便利です。電動シャッターは開閉に少し時間がかかりますが、手動で開け閉めするよりも静かに開閉できます。雨の日も濡れずに家に出入りできる点も、電動シャッターのありがたみを感じる点です。

電動シャッターも相見積もりを

電動シャッターは値段が高い点が大きなネックです。手動シャッターのような安さは実現できませんが、少しでも安く購入するために、複数の工務店から相見積もりを取って、安い価格で設置してもらえそうな工務店を選ぶようにしましょう。

手動シャッターの音が気になる場合はオーバースライダー式という選択も

電動シャッターは高いから手動シャッターにしたいけれど開閉時の音はできる限り抑えたい、という場合は、オーバースライダー式のシャッターにすると比較的静かに開閉できます。ただ、オーバースライダー式の場合は天井にシャッターを収納するスペースが必要となるため、ある程度天井の高さが必要です。ビルトインガレージを設計する段階で、シャッターをどうするのか決めておきましょう。

将来的な乗り換えや車の台数が増えることも考えた設計を

ビルトインガレージは後から拡張することは難しいと考え、マイホームを建てる段階で将来的な乗り換えや台数の増加も考慮した設計にしておくことをおすすめします。今はあまり想像がつかないかもしれませんが、将来子供が増えたときに大きな車に乗り換えるかもしれません。

ビルトインガレージの面積が住宅総面積の5分の1を超えてしまうと固定資産税が多くかかってしまうため、どこまで広い面積を確保できるかという問題もあります。しかし、将来のことも考慮してビルトインガレージの面積を可能な範囲で大きめに確保しておくと、車の大きさで悩む可能性は少なくなります。

エレベーター設置または1階にリビング設置可能な広さの土地を確保

ビルトインガレージと居住空間の行き来については、2通りの解決策が考えられます。

1つはエレベーターの設置です。家庭内にエレベーターを設置することで、移動の大変さは軽減されます。ただ、エレベーターは非常に高価な設備です。パナソニック製品を例にとると、ホームエレベーター本体の値段だけでも270万~474万円(税抜)です。(※2)

設置費用もリフォームを必要とする場合はかなり高額になります。マイホームを建てる段階で予算的にエレベーター設置が厳しい場合は、将来的にエレベーターを設置するスペースを確保し、必要だと感じた段階で導入できるようにすると、リフォームなしでのエレベーター設置が可能です。

もう1つの解決方法は、主な居住空間となるリビングダイニングを1階に設置できるような広さの土地を確保することです。3階建てから2階建てに変わり、リビングダイニングが1階部分になるだけでも、移動の負担はずいぶんと軽減されます。

提案した解決方法は、どちらもお金がかかる方法です。もちろん予算と相談しながらになるでしょうが、将来ずっと住み続けていきたい家なら、自分が歳を取っても快適に暮らせるような備えはしておきましょう。

参考(※2)::パナソニック「ホームエレベーター 仕様・価格一覧」より

照明類は自動照明に、光の色を切り替えられるタイプが便利

照明類の設置は避けられないので、その分の予算も見込んでおき、ガレージの出入りにかかわる部分の照明は自動で点灯するタイプのものにすれば、いちいち車を降りずに点灯可能です。また、暖色系と寒色系の光を切り替えられる調光タイプの照明を導入することで、照明器具の数を減らし、節約することもできます。

換気扇は必須!設置場所はシャッターや窓から離す

排気ガスがビルトインガレージ内に充満すると、二酸化炭素中毒になる危険性があるので、ビルトインガレージに換気扇は必須です。業務用の強力な換気扇を、空気の流れを作りやすい場所に設置することで、発生する排気ガスを効果的に排出してくれます。

換気扇の設置場所もよく考えましょう。換気扇の設置場所は、空気の流れが悪くなりがちな車庫の奥、上の方と下の方の2箇所への設置がおすすめです。なおかつ、ビルトインガレージ内で換気するときは、シャッターや窓も全開にしてください。こうすることで、シャッターから換気扇まで空気の循環ができるため、排気ガスを効果的に排出できます。

車の排気ガスだけではなく、塗料を使っているときやオイルから発生する揮発性のガスも健康を害する可能性があります。ビルトインガレージで車のメンテナンスを行うときは、必ず換気扇を動かして作業を進めるようにしましょう。

ビルトインガレージ以外の選択肢2つ

車を自宅の敷地内に駐車するだけなら、ビルトインガレージ以外の選択肢もあります。

  • 屋外設置型のガレージ
  • 屋根付きのカーポート

その選択肢も、車を自宅のそばにおけるという点では同じです。ガレージやカーポートについてビルトインガレージとの違いを比較しつつ、どういう特徴があるのか見ていきましょう。

屋外設置型のガレージ

屋外設置型のガレージは、屋根付きのガレージです。

自宅とは直結しておらず、敷地内にハコを置くタイプの駐車場、というイメージです。ビルトインガレージとの違いは、自宅内にあるかどうかという点と、自宅とは直結しているわけではないため、荷物などを家の中に運ぶ手間がかかる点です。屋根付き・シャッター付きの車庫という特徴はビルトインガレージと違いはありません。

ビルトインガレージと野外設置型のガレージは、費用面で同じぐらいの価格です。車を雨風にさらさないで済む点や、家の敷地内にあって移動距離が短く防犯上も安心できる点もビルトインガレージと一致します。

屋外設置型のガレージがビルトインガレージよりも優れている点は、自宅の間取りすべて居住空間として使える点です。また、1階を全て居住空間に使えると、リビング・ダイニングや洗濯スペース、浴室周りを1階に固めることができ、生活動線上で階段を使わなければいけない状況を少なくできます。

屋根付きのカーポート

屋根付きのカーポートも、敷地内で車を止める場所の候補の1つです。

ガレージと違って屋根があるだけで、四方壁に覆われているわけではありません。屋根付きのカーポートのメリットは、ビルトインガレージや屋外設置型のガレージと違い、設置費用が安くなる点と、家屋とみなされないため延床面積に含まれず、固定資産税がかからない点がメリットです。照明や排気ガスの問題についても、ビルトインガレージほど心配する必要がありません。ただ、愛車が雨風にさらされる点や、防犯面での心配は残ります。

屋外設置型のガレージや屋根付きのカーポートも、それぞれ一長一短があるため、ビルトインガレージと置き換えるかどうかは検討の余地があります。自分がビルトインガレージに求めている機能をガレージやカーポートが持っているなら、ビルトインガレージにこだわる必要はありません。理想のマイホームを手に入れる選択肢の1つとして頭に入れておくとよいでしょう。

ところで、あなた好みのビルトインガレージはイメージできていますか?
持ち家計画の資料請求なら、住んでいる地域で自分のわがままな夢をかなえてくれるハウスメーカーを検索でき、一括で資料請求まで行うことができます。
一生に一度となる大きな買い物、妥協せずにたくさんの会社を検討するようにしましょう。

ビルトインガレージは魅力もたくさん!

後悔しないビルトインガレージが実現できるなら、その魅力はとてもたくさんあります。ビルトインガレージを作るメリットについて見ていきましょう。

車からの移動距離が少ない

ビルトインガレージにしたいと考える人の多くが挙げるメリットは、車から家、家から車の移動距離が少ない点です。自宅の続きのような場所にあるので、気が向いたらすぐに車やバイクのメンテナンスができます。愛車に思い入れがあり、いつも眺めていたい人にとってはこれだけでも憧れでしょう。ビルトインガレージの中にカー用品の置き場も作る余裕があれば、工具類もいちいち運び出す手間がかかりません。

趣味の面だけでなく、生活に必要で毎日車に乗っている場合も、買い物をしてきた荷物を家の中に持っていく労力も少なくて済みます。移動が少ないということは、これまで移動にかかっていた時間の短縮にもつながり、生活にゆとりが生まれます。毎日ちょっとした時間の積み重ねですが、長い目で見るとかなり大きな時間の節約です。

雨に濡れず荷物の出し入れができる

車から降りてそのまま濡れずに荷物の出し入れができることも、ビルトインガレージの大きなメリットです。

生活の中で車を使っているなら、天候が悪いときに駐車場から自宅まで荷物を運ぶのはとても大変です。雨に濡れないように気を付けていても、荷物が多いとどうしても濡れてしまいます。駐車場がすぐ近くならいいのですが、歩いて5分ぐらいかかるような場所にあると、急に降り出した雨でかなり濡れてしまうこともあるでしょう。

荷物だけではなく、赤ちゃんを定期健診へ連れて行ったり保育園の送迎をしたりという場合にも、子供を雨に濡らすことなく落ち着いて家への出入りができます。家族がまだ小さいと、雨で濡れて風邪をひかせるかもしれません。雨に濡れる煩わしさから解放してくれるビルトインガレージは、車をよく使う家庭にとって、とてもありがたい設備です。

倉庫や趣味の部屋代わりに使える

ビルトインガレージの使い道は、車の駐車だけではありません。愛車を整備する楽しみのほかにも、自分の趣味に使う道具の倉庫や、DIYなどちょっとしたスペースが必要な趣味に使う人も多くいます。アウトドアやスポーツが趣味の人は、収納スペースが必要な大きい道具を持っていることが多いのですが、それらの道具を収納するスペースを作ることも可能です。サイクリングが趣味で、ロードバイクを壁掛け式で収納する人もいます。

車が出払っているときに、フリマスペースやダンスレッスンなどに使う人もいます。そこそこの広さがあり、屋根もついているので、イベントスペース的な使い方で楽しむのも、ビルトインガレージの有効活用法と言えるでしょう。

防犯上安心

ビルトインガレージは、多くの場合シャッターをつけて屋内に車やバイクなどを収納します。車やバイクの窃盗事件から愛車を守ることができて安心できる点もビルトインガレージの魅力です。高級そうな車やバイクは、外の駐車場に止めているだけで、盗難に遭いやすくなります。愛車を他人の目から隠してくれるビルトインガレージは、それだけでも十分防犯に役立っているのです。

狭い敷地の有効活用

ビルトインガレージは、特に都会の狭小地で、その土地を有効活用できる設備です。都会の狭小地では、どうしても平面の面積が取れない分、法律で定められた範囲内の高さを使って居住面積を広げる傾向にあります。

駐車場代の節約

ビルトインガレージのメリットとして、駐車場代が節約できることが挙げられます、都会では、駐車場代に月々1万円以上かかることも珍しくありません。車が2台以上あれば、当然駐車場代も高くつきます。ビルトインガレージも、コストとして初期費用やランニングコスト(固定資産税やメンテナンス費用)がかかりますが、長い目で見れば元が取れます。

住宅総面積の5分の1以内なら固定資産税が安くつく

住宅総面積の5分の1以内なら固定資産税が安くつく点も、ビルトインガレージのメリットです。毎年課税される固定資産税を節約できると、浮いた分のお金でマイホームのメンテナンスなどに回すことができます。

ビルトインガレージにすると回避できないマイナス面も知っておく

ビルトインガレージには良い面もたくさんありますが、残念ながら回避できないマイナス面もあります。そのような点も検討したうえで、ビルトインガレージにするかどうかを判断しましょう。

耐震性能が弱くなり補強のためのコストがかさむ

本来壁であるところに開口部ができる上、家の中に大きな空洞ができてしまうビルトインガレージ。家の中にビルトインガレージを作ると、どうしても耐震性能が弱くなります。耐震性能が著しく下がらないように、その他の壁などを補強する必要があり、その分費用もかさむ点は避けられません。耐震性能対策に費用がかかる点については、ビルトインガレージの構造上避けがたいマイナス面のひとつです。

バリアフリーを考えるとコストがかさむ

特に狭小地でのビルトインガレージは、バリアフリーの観点からエレベーターの設置を考えるなどの対策が必要です。ビルトインガレージを作らないなら1階にリビングなどを持ってきて、2階建てで済ませることも可能です。階数を減らすことができれば、その分バリアフリー対策費用は圧縮できます。

居住空間が狭くなる

ビルトインガレージを1階に設置することで居住空間が少なくなります。そのため、居住に使えたはずのスペースが削られることは覚悟しなければいけません。居住空間を一部削ってでも設置する価値があるかどうかは人によって違いがあり、家族の中でも意見が割れる場合があります。

ビルトインガレージで後悔しないためにできること2つ

ビルトインガレージを作るにあたり、後悔しないためにできることを2つ紹介します。いずれも、マイホームを新築するタイミングでやっておきたいことです。マイホーム購入を検討している今だからこそ、実行してみてはいかがでしょうか。

ビルトインガレージは可能な限り広く作る

固定資産税の関係もありますが、ビルトインガレージは可能な限り広く作っておく方向で検討することをおすすめします。車から降りるときのドアの開け閉め、車が停まっている状態でも人の出入りがスムーズにできるだけでなく、ベビーカーや自転車が余裕で出入りできるだけのスペースを確保しておくようにしてください。

日本のセダンサイズの車を想定すると、幅3m、奥行き6m以上あれば余裕が出ます。つまり、ビルトインガレージは最低18平方メートルの広さを確保しなければいけません。固定資産税の兼ね合いから、最低18平方メートルの5倍の延床面積90平方メートルよりも広い住宅にビルトインガレージを設置するように考えましょう。

ビルトインガレージに余裕があれば、ベビーカーや自転車などもそのまま止めておいたり、車の工具類の収納家具を置くこともできます。屋根付きの収納庫としても使えるために何かと便利です。

ビルトインガレージをゆったりとした作りにするなら、併せて構造計算を行い、補強が必要かどうかも確認しましょう。ビルトインガレージで家の中に大きな空洞ができる状態にすると、壁の量が足りないために補強が必要になる場合が少なくありません。構造計算は3階建て以上では必須ですが、2階建てでもビルトインガレージを作るなら構造計算をして、不足する強度を補うようにすることで耐震性能も上がります。

狭いビルトインガレージを作ってしまうと、後悔してもリフォームで対応することは難しいです。まだこれから建築するからこそ、今やれることとして、ビルトインガレージを広く作るように検討してみてください。

ビルトインガレージは意外と冷える!断熱も検討を

ビルトインガレージは、多くの場合床や壁をコンクリートで仕上げることが多いです。コンクリートは蓄熱する性質があり、夏は暑く、冬は底冷えする性質があります。ビルトインガレージの上にリビングがある場合は、冬場は特に寒さが伝わってかなり冷える可能性があります。

ビルトインガレージを作るなら、真上に位置する部屋にその寒さが伝わらないように、しっかりと断熱しておきましょう。断熱することで、快適に過ごせるだけでなく、光熱費の節約にもなります。

まとめ

ビルトインガレージは、車やバイクが好きな人にとっては憧れの設備です。しかし、特徴をあまり把握しないままビルトインガレージを作ってしまい、後悔している人がいることもまた事実。ビルトインガレージの良い面も悪い面も把握した上で家族と話し合い、満足できるビルトインガレージを手に入れてください。

まだマイホーム購入を検討している今だからこそ、できることはいろいろあります。愛車を近くに感じられる素敵なビルトインガレージを目指してくださいね。
以上、「憧れのビルトインガレージで後悔する9つの傾向!それぞれの対策とは?」でした。

最後に、あなた好みのビルトインガレージはイメージできていますか?
持ち家計画の資料請求なら、住んでいる地域で自分のわがままな夢をかなえてくれるハウスメーカーを検索でき、一括で資料請求まで行うことができます。
一生に一度となる大きな買い物、妥協せずにたくさんの会社を検討するようにしましょう。

関連記事

あなたの夢を叶える
工務店・ハウスメーカーを検索しましょう。

ランキング