最近さらに人気が高まっているビルトインガレージ。特に車やバイクが好きな方は、その趣味を存分に楽しむためにビルトインガレージをつくりたいと考えている方も多いでしょう。
しかし気になるのが、ビルトインガレージをつくったときの家の間取り。一般的にリビングやダイニングなどがつくられることが多い1階の一部分がガレージになるため、どうやって間取りを決めたら良いのか悩んでしまいますよね。
また、ビルトインガレージについてより詳しく知りたい方は、以下の記事でも導入するにあたって知っておきたいポイントを網羅していますので、ぜひチェックしてみてください。
【2019年最新版】実用的なビルトインガレージ5選!法規制など徹底解説
この記事がおすすめできる人
- ビルトインガレージの間取りで悩んでいる人
- ビルトインガレージを検討している人
- これから家を建てようと考えている人
- 車やバイクなどの趣味が楽しめる家づくりがしたい人
- そもそもビルトインガレージとはどんなものか知りたい人
なお以下の記事でも「注文住宅」について詳しく解説しています。ぜひ、本記事と合わせてご覧ください!
・ 【2019年最新版】実用的なビルトインガレージ5選!法規制など徹底解説
・ 【タイプ別】平屋のビルトインガレージ施工例19選と費用相場
・ 憧れのビルトインガレージで後悔する9つの傾向!それぞれの対策とは?
ビルトインガレージがある家の間取り例を紹介
ビルトインガレージのある12軒分の間取りをご紹介します。各部屋をどのように配置したら良いかお悩みの方は、こちらを参考にイメージしてみてください。
愛車4台をゆったり駐車可能
出典:【SUUMO】 愛車4台のビルトインガレージ・屋上のある平屋。全館空調で家中がホテルのように快適温度 - 田舎暮しの建築実例詳細 | 注文住宅
車好きのご主人のために、リビングから愛車を眺めることができる間取りとなっています。
子供が成長して不要な部屋ができたため、愛車4台分のビルトインガレージがある家作りをスタートさせたそう。リビングや浴室から愛車が見えるよう、窓を設置しています。
ガレージ側にも出入口があり、車の乗り降りもスムーズ。車愛好家の仲間たちを気軽に呼ぶことができるゲストルームも完備し、とても好評だそうです。
冬でも寒くないガレージハウス
出典:【SUUMO】 「この社長と会わないと後悔する!」の直感は大正解!冬寒くないガレージハウスを予算内で実現※間取り有 - 一級建築士事務所 ひかり工務店の建築実例詳細 | 注文住宅
延床面積27坪に、ビルトインガレージ、LDK、浴室・洗面所を配置。2階には子供部屋2部屋と、書斎・ウォークインクローゼットを設けた寝室があります。
LDKには吹き抜けがあり、開放感のある間取りですが、高性能の断熱材を使うことで冬も暖かく過ごすことができます。
もともとデザイン重視で住宅会社を探していたものの、なかなか良い会社に出会えず苦労したそうです。
アウトドア用品も収納できるビルトインガレージ
出典:【SUUMO】 【1500万円】車好き、アウトドア派のご家族がご満悦の、ビルトインガレージのある住まい(間取り図掲載) - ビーコンワークス 坂戸営業所の建築実例詳細 | 注文住宅
大切な愛車を盗難やいたずら、雨風から守るために作ったビルトインガレージ。1階に広々としたガレージを設け、2階にはLDKを配置しました。
しっかり広さを確保したガレージなので、車のメンテナンスがしやすいのも特徴。テントやBBQ台などのアウトドア用品も収納しておくことができ、アウトドア好きのご家族も大満足だそうです。
玄関との行き来のしやすさが魅力
出典:インナーガレージのある4LDKの間取り | 注文住宅・一戸建ての間取りなら千代野建設|白山市、金沢市の建て替え・耐震
車2台分のビルトインガレージを設けた家。玄関とつながっているので、雨の日でも濡れることなく、車の乗り降りをすることができます。
1階にはサンルームやサイクルボートも設けていますが、LDKは16.4畳と広々。テラスやウッドデッキを使って、BBQなどを楽しむこともできます。
2階には、子供部屋2つとウォークインクローゼット付きの寝室が設けられています。
寝室と一体感のある広々としたガレージ
出典:ビルトインガレージの家 39坪 3LDKの間取り | わかりやすい住宅価格と快適な間取りの注文住宅を福岡で建てる
1階には18畳のビルトインガレージと、8畳の寝室、トイレ・洗面脱衣所・浴室などの水回りを完備。寝室とガレージは一体感のあるつくりで、車好きの方にはぴったりの間取りです。
また、2階のリビングは16畳と広々。洋室2部屋に加えて、11畳の小屋裏収納も設けています。
12坪の狭小住宅でビルトインガレージを実現
出典:狭小住宅プラン:12坪 坪庭とビルトインガレージのある住宅 | 狭小住宅の間取り・3階建てプランならT&W:東京・埼玉・船橋・市川
狭小住宅プランで、ビルトインガレージを設置したお宅です。
ガレージの横の部分を玄関へのアプローチにすることで、3.6mという狭小間口な土地にビルトインガレージを設置することが可能に。2階のリビングダイニングは、天井高を高くすることで、家族がのんびり過ごすことができる憩いの場になりました。
Wビルトインガレージのある家
出典:【SUUMO】 【ビルトインガレージ】夢を叶えたWビルトインガレージのある家 - ダイワハウスの建築実例詳細 | 注文住宅
憧れだったWビルトインガレージを実現した間取り。玄関の両サイドに2つのガレージを設け、まるでショールームのように車やバイクが並べられています。
強い構造を活かし、間に柱のない広々としたガレージが実現しました。2つのガレージの間には、ホビールームを配置。車やバイクを見ながら楽しい時間を過ごしているそうです。
ガレージを最優先に設計
出典:【SUUMO】 【本体価格1700万円/間取図あり】愛車を風雨から守り、いつも眺められるインナーガレージのある家 - サブライムホーム(SUBLIME HOME) 守山店の建築実例詳細 | 注文住宅
車好きのご夫妻が、ビルトインガレージを最優先に考えた間取り。以前マンションに住んでいる時には、合計3台分の駐車場を借りていたそうです。
ビルトインガレージを広くするために、限られたスペースをどれだけ有効活用できるかが考えられています。廊下をなくして居住部分をコンパクトにまとめているのが特徴です。
遊び心のあるバイク用ガレージ
出典:【SUUMO】 イメージを超えた「遊びゴコロ」溢れるプラン提案に感動 収納や開放感あるインナーガレージを実現した家 - ホビースタイル 角屋工業の建築実例詳細 | 注文住宅
依頼した住宅会社が手がけた家をみて、ここしかないと一目惚れしたそう。遊び心のあるプランの提案に感動したそうです。
家を建てるなら、絶対にビルトインガレージを作りたいと考えていた施主。土地の高低差に合わせて半地下にガレージを作りました。
天井高が高いおかげで、開放感のある空間に。アウトドア用品なども十分置ける広さです。
平屋のガレージハウス
出典:【SUUMO】 性能、コストのバランスに納得。つながる平屋のガレージハウス - 大東住宅の建築実例詳細 | 注文住宅
シンプルな3LDKの間取りですが、約24畳の広々としたLDKが特徴的。玄関から直結できるインナーガレージも、開放感に溢れた作りとなっています。
天候に左右されることなく愛車の手入れができるインナーガレージは施主のお気に入り。ガレージで作業をしたり、猫と遊んだりして、家でのんびり過ごすことが1番の楽しみとなったそうです。
カリフォルニアスタイルの大空間の平屋
出典:【SUUMO】 広い土地に大空間の平屋。憧れのカリフォルニアスタイルに、ビルトインガレージと中庭付き - 田舎暮しの建築実例詳細 | 注文住宅
まるでカリフォルニアのような大きな家に住むことに憧れていた家族の家。3LDKの真ん中には中庭を配置し、子供達が安全に遊べるスペースを確保しています。
車2台を駐めることができるビルトインガレージから玄関までは屋根がついているので、車の乗り降りにも便利。家族がのびのびと暮らすことができる家を実現しています。
1000万円台で憧れのビルトインガレージを実現
出典:【SUUMO】 【本体価格1000万円台】インナーガレージに防音のオーディオルーム。夢が詰まった「男の城」で、趣味を満喫 - パシフィックホーム 本社の建築実例詳細 | 注文住宅
ビルトインガレージやオーディオルームなど、趣味を最大限楽しむことができるように作られた間取りです。
ガレージの壁面には、下地に使われるOSB合板という素材を使い、デザイン性にもこだわっています。今後バイクを購入してガレージに置ける日が来るのを楽しみにしているそうです。
そもそもビルトインガレージとは?
建物の内部に組み込まれたガレージのことをビルトインガレージと言います。インナーガレージやガレージハウスとも呼ばれており、特に車やバイクが趣味の方に人気があります。
ビルトインガレージはメリットも多いですが、実はその反面デメリットもいくつかあります。
ビルトインガレージにはどんなメリットとデメリットがあるのか確認しておきましょう。
メリット
まず、ビルトインガレージのメリットを4つご紹介します。
いたずらや盗難、雨風から守ることができる
ビルトインガレージには、多くの場合シャッターが設置されます。そのため、大切な車をいたずらや盗難から守ることができます。
また、雨で車が汚れたり、風で飛んできたものが当たって車に傷がついたりするのも防ぐことが可能。紫外線によっても車は劣化してしまうため、特に高級車をお持ちの方はビルトインガレージを採用する方が多いようです。
家への出入りが楽になる
雨が降っている時や重い荷物を運ぶ時、車の乗り降りはとても不便ですよね。ビルトインガレージは玄関に直結する形で作られることが多く、例え雨が降っていても濡れることなく家に出入りすることができます。
また、重たい荷物を降ろすために玄関前に車を停めたりする必要もないため、近隣の住人に迷惑をかけてしまう心配がありません。
小さなお子さんやご高齢の方がいる場合は、特に嬉しいポイントですね。
車の手入れがしやすい
ビルトインガレージがあれば、時間帯や人の目を気にすることなく、存分に愛車の手入れができます。
気が向いた時に手軽にメンテナンスができるよう、ガレージ内の壁面などに、工具を収納しておくスペースを作っておくのもおすすめです。
スペースがしっかり確保できるのであれば、コレクションを並べたり、お酒を楽しむスペースを作ったりと、自分だけの趣味の空間として活用するのも良いですね。
税金を抑えられる場合も
ビルトインガレージは、家全体の延べ床面積の1/5までの広さであれば、容積率には含まれません。つまり広さを1/5までに抑えれば、固定資産税を節約することができます。
しかし、電動シャッターなどの設備が付いていると、課税対象となってしまう場合も。依頼する住宅会社にも相談して、課税の対象になるかどうか事前に確認しておきましょう。
デメリット
次に、ビルトインガレージのデメリットを4つご紹介します。
コストがかかる
一般的なカーポートをつくるよりも、ビルトインガレージをつくる方がコストがかかります。
カーポートの場合は15万円前後(車1台分)で設置することが可能ですが、ビルトインガレージは家の強度や耐震性を保つための工夫が必要なので、その分費用が高くなってしまうのです。
広さや設備によっても異なりますが、ビルトインガレージの費用目安は200万円〜400万円程度と考えておきましょう。
死角になりやすい
メリットの項目で、「いたずらや盗難から車を守ることができる」と説明しましたが、逆に考えるとビルトインガレージは死角になりやすい場所と捉えることができます。
壁に囲まれているため人の目につきにくいビルトインガレージ。特に、ガレージの出入り口がリビングなどの部屋に直結している場合は注意が必要です。
家族の安全を確保するためにも、シャッターを設置したり、照明を工夫したりするようにしましょう。
音や排気ガス対策が必要
家の内部に車を駐車することになるため、音の問題が発生します。特に早朝や深夜に車を使うことが多い場合、家族の睡眠を邪魔してしまうことがないよう、防音対策が必要です。
ガレージの近くに配置する部屋には要注意。寝室や子供部屋などは避けた方が良いかもしれません。
また、排気ガスや塗装の際に発せられる臭いなどにも注意が必要です。家族の健康に害を及ぼす可能性があるため、できるだけスムーズに換気ができるように計画を立てましょう。
間取りが制限される
ビルトインガレージのスペースを確保するためには、1階部分のスペースを削らなければいけません。
リビングやダイニングなどの主な生活スペースが1階に配置されるのが一般的ですが、場合によってはそれらのスペースを2階・3階に配置させる必要が出てきます。
ビルトインガレージ付きの家で失敗しないためのポイント
最後に、完成してから後悔することがないよう、失敗しないためのポイントを学んでおきましょう。
部屋の配置
ビルトインガレージをつくると、1階部分はどうしても居住スペースとして使える空間が少なくなってしまいます。
そのため、2階や3階にリビングやダイニングなどを配置することも多いですが、階段の上り下りがストレスになることも。小さなお子様やご高齢の方がいるご家族の場合、歳を重ねてからも長く住み続けたいと考えている場合は、部屋の配置をしっかり検討してください。
ビルトインガレージの広さ
車を停めておくだけでなく日々の手入れもガレージ内でできるよう、スペースを広く確保したいと考えている方も多いでしょう。
しかし実は、ビルトインガレージの面積は固定資産税に影響を及ぼします。デメリットのところでも解説したように、ビルトインガレージの面積が家全体の延べ床面積の1/5を超えてしまうと、支払わなければいけない固定資産税はその分増えてしまいます。このことを考えずに広いガレージを作ってしまうと、固定資産税の請求を見て後悔することになりかねません。
また、コンパクトに作りすぎてしまったことで、大きな車に乗り換えることができなかったり、使い勝手が悪くなってしまうことも。
ガレージにどれくらいの広さが必要かを事前にしっかりシミュレーションして、スペースを確保するようにしましょう。
玄関からの動線
ビルトインガレージは、より便利に使えるよう玄関やリビングなどと直結させて、直接出入りができるようにすることが多いもの。しかしその出入り口の配置が悪いと、結果的に使いづらくなってしまうこともあります。
車中心の生活を送っているという場合は、買い物した物をどうやって室内に運ぶか、室内に入った後、キッチンやダイニングへの動線はどうかイメージして計画を立てることが大切です。
コストの問題
一般的なカーポートと比べると、ビルトインガレージはコストが高くなりがち。できるだけ安く済ませたいという場合は、いくつかの住宅会社や工務店で見積もりを出してもらうのがおすすめです。
実は全く同じ条件で見積もりを出してもらっても、工法や材質などの違いから、会社によって金額が大きく異なります。
それでもなかなか予算内でできるところが見つからないという場合は、コストを低く抑えるために譲れるポイントがないかどうか、自分の希望を見直してみましょう。
まとめ
せっかく注文住宅を建てるなら、趣味を最大限楽しむことができる家にしたいですよね。ビルトインガレージは車好きの方にとってメリットの多いもの。しかしデメリットや注意すべきポイントもあるため、後悔することがないよう、家族や依頼する住宅会社としっかり相談をして、プランを決定することをおすすめします。
記事の内容まとめ
- ビルトインガレージは、雨風やいたずらから車を守ることができるだけでなく、家への出入りが楽になるなど、生活の利便性を高める効果もある。
- しかし、間取りが制限されたり、場合によっては音や排気ガスに悩まされたりする可能性もあるため、注意が必要。
- コストを抑えたいなら、複数社に相見積もりを請求し、比較検討するのがおすすめ。
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