5000万円の注文住宅の事例4選!希望を叶えるための4つのポイント

5000万円の注文住宅の事例4選!希望を叶えるための4つのポイント

建売住宅やマンションではなく、自分が思い描く家を建てたい。 その夢を形にできるのが注文住宅です。 どういう家が建てられるかは、どれだけ費用がかけられるかに関わってきます。 今回は、5000万円の注文住宅について解説しましょう。

5000万円の資金があれば、 外装や内装にこだわることができ、高級資材を用いた家を作ることができます。 また、将来を考えてバリアフリーにしたり、最新のシステムキッチンやジャクジー付きバスルームなど、細部にわたって注文が可能です。さらに、室内のリビングルームかららせん階段で2階に行けるようにする、緑あふれる中庭を作る、といったふうに部屋の造りを思いのままにできるのも5000万円の注文住宅ならではといえます。それぞれの世代の要望を取り入れられるため、二世帯住宅や三世帯住宅として建てる人も多いようです。

実際に5000万で建てられた注文住宅はどんなものがあるのか、 1〜3章での施工事例を参考に、気に入ったアイデアはどんどん取り入れて、自分が建てたい注文住宅のイメージを固めましょう。

具体的になってきたら、3〜5章で、実際に5000万円の注文住宅を建てる際の押さえておきたいポイントを紹介します。

一生に一度となる大きな買い物、妥協せずにたくさんの会社を検討するようにしましょう。

1.5000万円でできる注文住宅事例4選

5000万円の費用があれば、高級・高機能資材を使用したり、凸凹の外壁も自在にできるなど、自身のアイデアやこだわりを存分に形にできます。 実際にそれぞれのこだわりや思いが詰まった実例を集めました。ぜひ参考にしてください。

「自然を取り入れた心地よい家」

静岡市/4人家族 4LDK
延面積201.38㎡
参照:セキスイハイム

「自然の光や風を取り入れたい」という希望を、中庭に面したリビングルームで実現。天井が高い吹き抜けのリビングルームには、柔らかなダウンライトと、天井まで設けられた窓から光や風が降り注ぎ、室内とは思えないほど明るく開放的な空間になっています。通りに面した外塀には洒落た曇りガラスで視線を遮ぎり、ブルーの水場タイルとテラスの白いタイルのコントラストが高級感を醸し出しています。また、キッチン脇の多目的スペースは床がタイル張りなので、掃き出し窓を開ければアウトリビングにもなる仕様です。他に、2階のシアタールームや、地震に備えた地下の備蓄室など、こだわりがいっぱい詰まった邸宅になっています。

「多世帯同居の家づくり」

岐阜市/3世代7人家族 4LDK
延床面積216.78㎡
参照:SUVACO

生活スタイルもバラバラな3世代の同居を形にした家。みんなが集まる中庭を中心にして囲むように各世代の部屋を配置した、建築士渾身の間取りです。何度も試行錯誤を繰り返した末の設計は、さすがの一言です。そしてコンクリートと温もりのある木材のミスマッチが、大人感のある上品な雰囲気を生んでいます。また、目に見える部分ではないけれど、民間の断熱材メーカーが策定した2020年向けの高断熱住宅の規格をクリアした高機能住宅です。最上等級の機能を備えることができるのも、5000万円の注文住宅ならではす。

「共働き家族のいきいき動ける家」

東京都/夫婦+子ども2人
延べ床面積185.64㎡
参照:ヘーベルハウス

共働きで子育てもしなければいけない家庭の悩みを解決するベストな間取りは、有名ハウスメーカーの自信作です。部屋のすべてで動線に気を配っており、暮らしやすさを手に入れることができて家族も大満足のようです。家事をしながら子どもが勉強している様子も伺え、広いLDKからは見えない設計にするなど、部屋の造りにこだわった設計は完璧です。日中はあまり家にいないことから、外から見えないような窓の配置で、採光の取り入れ方も参考になります。さりげない工夫があちこちに施されていて、5000万円らしい仕上がりになっています。

「自宅で教室も開く3世代同居の家」

東京都/3世代4人家族
延べ床面積193.5㎡
参照:ヘーベルハウス

1階を親世帯、2階を子世帯に分け、動線を分離という思い切った間取りが大成功。床面積を一見無駄と思えるような使い方ですが、逆にゆとりのある空間になっています。またお茶とお菓子教室を自宅で開催されているため、生徒用の階段を別設置と、とことん動線を区切る贅沢さ。そのおかげでそれぞれの空間を邪魔されずに過ごせるようになっています。2階のリビングルームは絵を飾るための石貼り壁とトリコで購入した絨毯が敷ける広さに調整するなど、注文住宅ならではの細かな仕様になっています。また生徒さんが集まるダイニングルームには、隣地の借景を楽しむために窓を大きく取って、開放感あふれる部屋を実現。シャビーシックな空間はこだわりがいっぱいです。

2.こんなことまでできる! こだわりのアイデア3選

2-1.子供の成長を見届けられる家

吹き抜けの2階には洒落たスタディルームを設置。ウッドデッキを敷き詰めた中庭はどこからでも見えるようガラスふんだんに使っているのが特長。
画像出典:SCAVO

■吹き抜けで開放的な子供のスタディルーム

■温かみのあるウッドデッキの中庭

2-2.スペインの別荘を思わせる瀟洒な家

「別荘のような家」がコンセプト。異国を感じさせる造りながら、介護対応だったり、ペット用のシャワールームだったり、実用的な部分にもこだわりが盛り込まれた成功例。

画像出典:建築家オウチーノ

■異国感あふれるイギリス製の重厚なドア

■車いす・介護対応の洒落たバスルーム

■なんと左奥には犬用のシャワールームも完備!

2-3.遊び心いっぱい、ギャラリーのような家

2階のデッキテラス、3回のカフェテラスなど、どの部屋、スペースもまるでギャラリーのような演出で楽しい住まいになっている。玄関口は回廊のような雰囲気で、照明も絶妙。

画像出典:建築家オウチーノ

■とんがり屋根のようなオブジェがのぞき、印象的な外観

■まるで屋外ギャラリーのようなテラス

■回廊風の2階への階段が奥行きを感じさせる玄関。

3.5000万円の注文住宅で押さえておきたい4つのポイント

3-1.多くの事例から、どこにこだわるか検証する

事例を見ていくと、何を中心にこだわったのかということが見えてきます。たとえば光や風の通り道を作っていたり、緑を多く配置しているのは、自然を暮らしに取り入れたいからですよね。このようにこだわりから形作っていく、それができるのも5000万円の注文住宅ならではです。自分の一番のこだわりはなんなのか、事例を見ていくことで「これだった!」と気づくこともよくあるのです。

3-2.内装や間取りに凝りすぎないよう、必ず専門家の意見を

資金をかけられる分、あれもこれもと細部にばかりこだわって決めてしまう、まとまりのない家に出来上がってしまいます。間取りの面でも、行き来がスムーズにできなかったりすると、後悔することに。まずは一番こだわりたいところはどこか、また、どういう間取りがいいのかを決めることから始めましょう。それが曖昧だったら、注文住宅を依頼する業者ではなく、中立的な立場で相談に乗ってくれる家づくりの専門家に話を聞くのも方法です。

タウンライフ家づくり

3-3.とことんこだわるなら工務店に依頼

注文住宅を依頼する場合、ハウスメーカー、工務店、設計建築事務所のいずれかになります。こだわった家を作ってほしいなら、工務店がおすすめです。 ハウスメーカーの場合は規格があり、正確には一から作る注文住宅ではなくカスタムオーダーで、ハウスメーカーのプランにオプションでプラスするという考えです。考える家がハウスメーカーのプランに似ているならいいと思いますが、先方のプランに合うよう薦められる可能性大です。もっと自由に作りたいなら、要望をできるだけ叶えるように設計施工してくれる工務店がいいでしょう。設計建築事務所はあくまでも設計で、建築は他に頼むことになります。

3-4.最新設備の情報を入手しておく

せっかく自由に家づくりできるのですから、やはり最新設備で整えたいものです。それが暮らしが豊かになったり、防犯や防災に関わるなら、特に力を入れることをおすすめします。最近では見た目もお洒落で機能的なものが多く出ています。注文住宅を依頼する前に、情報を入手しておきましょう。その上で、希望の自宅に合う合わない、可能か不可能か業者に判断を仰ぐとベターですね。

<人気の設備例>

  • Low-Eガラスのサッシ

一般のペアガラスに比べ、40%断熱性がUP。広い部屋ほど欲しい機能ガラスです。

  • スマートドア

カードキーによる解錠施錠のドア。キーの紛失にも、設定を変えるだけで大掛かりな交換はなし。

  • フルオートバスシステム

お湯の温度や量が調整でき、追い焚きも可能。キッチンからの遠隔操作もできます。

  • 水回り設備

スタイリッシュな洗面ボウルは、暮らしをワンランクアップさせてくれます。

出典(左):フリーダムな暮らし
出典(右):スマートドア

4.5000万円の注文住宅を建てる時の初期費用

注文住宅を建てる際には、必要となる費用があります。 契約時に現金で用意しなければいけないこともあり、知っておいたほうがいいでしょう。

基本、現金となる初期費用の大枠は以下になります。

  • 建物の建築による初期費用(設計料も含む)
  • 住宅ローン諸費用(頭金含む)

建物の諸費用には、登記や地鎮祭、水道加入などで建築工事費の約%はかかります。建築士の設計料が入る場合は、建築工事費の約13%前後になります。この設計料は住宅ローンに含まれない場合があるので確認が必要です。

5000万円の注文住宅だと、約700万円ほどになります。 上記に加え、住宅ローンの諸費用がありますから、手付金を1割とすると 合わせて1200万円以上を用意することになります。 頭に入れておきましょう。

5.まとめ

5000万円の注文住宅は、費用をかけられる分、生活スタイルやこだわりによって造りが大きく違ってくることをおわかりいただけたと思います。

最初にイメージを膨らませるため

  • 5000万円の注文住宅事例
  • こだわりのアイデア集

を見ていただいたことで、自分ならどうするかというヒントになったのではないでしょうか。

さらに、潤沢な資金があるからこそ、お金のかけどころを間違えないよう 押さえておきたいポイントを紹介しました。

  1. 多くの事例から、どこにこだわるか検証する
  2. 内装や間取りに凝りすぎないよう、専門家に相談を
  3. とことんこだわるなら工務店に依頼
  4. 最新設備の情報を入手しておく

最後に、実際に注文住宅を建てる際の初期費用を現金で用意しておくことも頭に入れていただければ、 注文住宅を建てる準備は完了です。 こだわりの家を実現する一助となれば幸いです。

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