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実際どんな感じ?持ち家を手にして後悔した10のエピソード

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実際どんな感じ?持ち家を手にして後悔した10のエピソード

持ち家か賃貸か、というのは、はっきりとした結論の出ない悩ましい問題です。個人の価値観はもちろん、置かれている状況によっても、最適な選択肢が変わるからです。

住宅は多くの人にとって、人生に1度きりの大きな買い物。家を買うべきか買わざるべきか、できる限り情報を収集して、後悔のない選択をしたいところですよね。

統計などの客観的な情報も重要なのですが、それと併せて経験者の主観的な体験談も調べておくと、決断をする時に役に立ちます。

このページでは、特に持ち家を選択した人にフォーカスして、どういう点に後悔しているかを分析してみたいと思います。

持ち家で後悔したエピソード10連発!

それでは早速、みんなの後悔エピソードを見ていきましょう。

1.立地が悪すぎて通勤が大変

地図

注文住宅を建てたのですが、家づくりは選択の連続でした。立地一つ選ぶのも、選択する基準がたくさんあります。

買い物がしやすい、学校が近い、治安がいい、地盤が強い、始発駅が近い、予算に収まる、建築条件が希望に合っている、などなど。

ただ、それら全てをクリアする土地を探そうとすると、膨大な手間が掛かります。私たちは夫婦ともに多忙で、土地探しにそこまで手間を掛けられませんでした。

有力な物件が出てくるのを待つ時間的余裕もなかったため、私生活を優先して土地を決定。結果、通勤時間が片道90分となってしまいました。

最初は特に不満もなかったのですが、往復3時間ということは、1日の約13%を移動に充てている計算になります。転職しようにも、今の職場環境が良好過ぎて決断できません。

持ち家は長年の夢だったので、後悔はないのですが、もう少し立地を検討してもよかったかと思います。

2.維持費が想像以上

30代に入った頃に、いつまで賃貸で過ごすかを妻と検討して、住宅を購入することにしました。

このまま家賃を払い続けるよりも、住宅を購入して家賃と同じくらいの額で住宅ローンを返済していった方が、定年する頃に完済できるし住宅という資産も手に入るぶん得、と判断したからです。

ただ、住み始めて10年もすると様々な箇所に不具合が出てきますし、毎年の固定資産税、都市計画税の支払いもバカになりません。

住宅ローンを完済した時の資産価値も、大した金額にならない気がしています。持ち家を持ったことで生活の安定感は得られましたが、総合的な出費を考えた時に、本当に得をしているのかわからなくなりました。

3.引越しの自由がない

家を持つと引越しの自由がない、という当たり前の事実を痛感しています。

自分なりに35年住み続けることを覚悟して、注文住宅を建てました。住宅の住み心地は良いのですが、内装の予算を増やすために立地を妥協したため、私生活で不便を感じることが少なくありません。

冷静になって考れば、35年間も定住しなければならないのに、立地について検討する項目が少な過ぎたように思います。こだわった内装も、生活の利便性を犠牲にするほどの価値があったのかと疑問に思ってしまうのが、少し辛いです。

4.定年後もローンの支払いが終わらない

残りわずかな時間

40歳の時、35年の住宅ローンを組んで住宅を購入しました。

65歳を定年としても10年ローンが残ってしまいますが、将来的に年収が上がる見込みもあるし、余裕がある時に繰り上げ返済をすれば、老後に資産を残せると考えたのです。

しかし、想定通りには行きませんでした。想定ほど年収が上がらなかったうえ、家族の病気などで繰り上げ返済する余裕もありませんでした。

もともと定年後も働く予定でいたのですが、住宅ローンの返済が重荷となって生活に余裕はありません。悠々自適な老後を過ごすために賃貸ではなく持ち家を選んだのですが、本末転倒の結果になってしまいました。

5.子供が育ち、家が狭くなった

物置や衣装部屋を兼ねた個室を余分に作り、子供が育ったら適宜スペースを開けて個室にしようと考えていました。

小さい頃は特に問題もなかったのですが、身体が大きくなるにつれ部屋が狭いとの意見が出るように。

大きめの個室もあるにはあるのですが、3人兄弟の一番上が使っていて、下の2人が特に不満げです。

部屋割りに関しては、家族間で多少の不平等があっても仕方がないと考えていましたが、大きさや日当たりなどについて、各部屋のバランスをもっと考慮してあげればよかったと後悔しています。

家を建てる際は子供の意見も取り入れたつもりでしたが、全員の物心がつくまで待ってあげてもよかったのかもしれません。

6.時が経つにつれ過ごしにくいエリアになった

病院や、スーパー、コンビニなどが近くにある、生活の利便性の高いエリアを選んだつもりでした。

しかし5年、10年と経つうちに、病院もスーパーもなくなり、代わりに建ったのはマンション。整体院やコインランドリーは増えましたが、生活の利便性は劇的に下がりました。

年を取ってからのことも考えて土地を選んだつもりだったので、かなりショックです。

住宅自体はとても住み心地がよく、満足しているのですが、立地には不満が残っています。多少騒がしくとも、もう少し商業施設の多い土地柄を選べばよかったです。

7.災害に耐えられるか不安

振動の波形と地球

建築基準法をクリアしているなら、どのハウスメーカーに頼んでもさほど変わらないだろうと考えていました。

実際、住み始めてから今まで、特に大きな問題はありません。

ただ、建築時に地盤改良工事でかなりのお金が飛んでいくほど、地盤のゆるい土地です。ここ数年、全国各地で災害が頻発していますが、もしかしたらと思うと不安です。

引っ越しを考えるほどではありませんが、地盤についてもっとしっかり考えておけばと少し後悔しています。

8.努力しても理想の家にならない

賃貸は制限が多すぎて、理想の住まいづくりができません。私は自分だけの住空間が欲しかったので、持ち家一択でした。

しかしいくら工夫しても、なかなか満足できません。悩んだ挙句決めたことも、後になってああしておけばよかった、とアイディアを思いつくことがあり、キリがないのです。お金は減り、荷物ばかりが増えているような気すらします。

また、賃貸は管理会社に電話すれば済むような設備の修理や点検などを、すべて自分で手配しなければならないのも地味にストレスです。

意外とメンテナンスにお金も掛かるし、賃貸の不自由さの中で自分なりに工夫していてもよかったのかなとも思います。

9.隣家のことが気になってしまう

家族一丸となって楽しい家づくりを行い、立地も内装も満足できる理想の住宅を手に入れたつもりでした。

ただ、少し後悔しているのは、隣家とのバランスをまったく考えていなかったこと。トイレが北側の隣家のリビングと、子供部屋が東側の隣家の寝室と向かい合う位置にあり、音漏れが気になります。

直接なにか文句を言われたことはないので、私の気にしすぎかもしれません。ただ、お隣の生活音が聞こえてくると、どうしても意識してしまい、気疲れします。

隣家の間取りを事前に把握するのは難しいかもしれませんが、せめてトイレの位置だけでももう少し考えておけばよかったです。

10.隣人トラブルが辛い

私たちが家を建てたことで、隣家の裏庭に日がほとんど当たらなくなってしまいました。

訴訟に発展するほどではありませんが、隣人は快く思っていないらしく、ことあるごとに皮肉や嫌味を言われます。

立地や住宅には満足しているので、引っ越しをするつもりはありませんが、隣人と顔を合わせるのが苦痛で仕方がないです。

せっかく苦労して我が家を手に入れたのに、こんなことで水を差されてとても悔しく思います。

持ち家で後悔する人が多いポイント

oopsの文字

ウェブに散見されるエピソードを確認する限り、主に立地、ランニングコスト、メンテナンスの手間、という3つのポイントで後悔している人が多いようです。

立地・周辺環境

立地や周辺環境は、後から自分の意思で変えることができません。当たり前の事実ですよね。

しかし、持ち家で後悔しているポイントに立地や周辺環境が挙げられるケースは非常に多いです。

家族のすべての要望を叶える理想的な土地は、簡単には見つかりません。予算的、時間的な縛りがあるならなおさらです。

あそこもダメ、ここもダメ、とネガティブな決断が続くうちに、検討することに疲れてきて、妥協して土地を選んでしまうのは、仕方のないことと言えるでしょう。

じっさい、多くの家族が、どこかで妥協して土地を選んでいます。

注意したいのは、その妥協が心からの後悔に繋がってしまうかどうか。特に、通勤や通学、買い物などに掛かる時間は、日々の積み重ねで膨大なものになります。

立地を検討する時は、そうしたちょっとした時間、手間を、点ではなく線で捉え、総合的な負担を考慮することが大切です。

コスト

賃貸の場合、何年、何十年と家賃を払い続けても、その住宅に住めること以外になんの見返りも得られません。

一方、持ち家の場合、住宅ローンを完済すれば、その住宅は自分の資産となります。頭金や利用するプランの内容などにもよりますが、住宅ローンの月々の返済額は、賃貸物件の家賃と大きく変わりません。

したがって、家賃だけで考えれば、賃貸よりも持ち家の方がお得です。

ただ注意したいのが、持ち家には固定資産税や都市計画税(場所によっては非課税)といった税金が毎年課されること。また、外壁や屋根の点検、修理などで、意外に出費が嵩むことです。

また、いくら資産になるといっても、数十年住んでいれば資産価値は下がります。賃貸より持ち家の方がコストの面でお得、とは必ずしも言い切れません。

コスト重視で持ち家を選択するなら、入念にシミュレーションした上で決断することが大切です。

メンテナンス

住宅のメンテナンスは、義務ではありません(長期優良住宅などを除く)。そのため、住人にその意思がなければ、メンテナンスすることなく住み続けることもできます。

しかし10年、20年と住んでいれば、建物のどこかに必ず不満や不具合が出てきます。

賃貸であれば、目ぼしい物件を探して引っ越せば解決しますが、持ち家の場合はそうはいきません。

少なくない費用を掛けて、修繕やリフォームをすることになります。住宅を手に入れたからといって、手放しで住み続けられるものではない、ということは覚悟しておかなければなりません。

賃貸に住んでいる人はどんなことに後悔しているか

賃貸物件

物事をより深く理解するには、複数の情報を比較するのが効果的です。続いては、賃貸に住み続けている人の後悔エピソードを見てみましょう。

これまでの家賃の総額で家が買えることに気づいた

現在、家賃11万円のマンションに夫婦で住んでいます。

同棲は30歳のころに始めて、現在40代も中盤に差し掛かろうかという状況。持ち家を考えたこともあるのですが、数千万円の借金を負う自信がなく、賃貸を転々としてきました。

それなりに満足しているのですが、興味本位でこれまで支払ってきた家賃、引っ越し代等の合計を計算してみたところ、2500万円近くあってびっくり。

物件を吟味すれば、小さな戸建てがすでに手に入っていることになります。

同じところに住み続けなければならない不自由さはありますが、賃貸で引っ越しを何回しても、完全に満足できる物件にまだ出会ったことがありません。

若い、まだ返済期間を十分長く取れるうちに、住宅ローンを組むという選択肢をもっと深く考えておけばよかったかなと、少し後悔しています。

家族に残せる資産がない

加齢のためか、ここ数年さまざまな病気に罹っています。

蓄えはそれなりにあるのですが、ずっと賃貸で、仮に万が一のことがあっても家族に住まいを残せないことが、大きな不安です。

住宅ローンであれば、返済途中で亡くなっても保険で残債がチャラになりますから、家族への負担はありません。もちろん賃貸でもしっかり生命保険に入っていればよかったのですが、自分の健康状態を楽観視して、投資しかしてこなかったことが悔やまれます。

働けなくなる、お金が稼げなくなることのリスクを、もっと真剣に考えておくべきでした。

高齢になった時のことを考えていなかった

若い頃は、賃貸の方が自由だし、金銭的な負担も小さいと考えていました。しかし、定年が近づくにつれ、賃貸のままで老後を迎えることに不安を感じています。

若い頃のように移り住むことにワクワクを感じなくなりましたし、そもそも現役世代に比べ、入居時の審査も厳しくなるでしょう。

年齢的には、今が住宅ローンを組めるギリギリのラインかもしれませんが、住宅のために蓄えの大部分を使うのは抵抗があります。

迷えるだけまだマシと考えることもできますが、不安とストレスで胃が痛いです。

まとめ

持ち家の場合も賃貸の場合も、後悔するポイントは住宅そのものとは別のところにあることが伺えますね。

持ち家であれば周辺環境や立地、賃貸であれば手持ちの資産、もしもの保証、といった面で後悔するケースが多いようです。

ただ、いずれも程度の問題で、賃貸でも周辺環境に不満を抱くことはあるでしょうし、持ち家でも将来に不安を覚えることはあるでしょう。

大切なのは、持ち家にするか賃貸にするかではなく、自分たちの人生に納得して生活を送れるかどうかです。住宅購入の是非を検討するときは、自分たちの心にしっかり軸足を置き、現在から人生を終える時までを入念にシミュレーションされることをおすすめします。

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