注文住宅の耐久性を高めるには、耐久性に優れた建材や工法を選ぶことです。また家の寿命を長くするには、住まいのメンテナンスも欠かせません。
本記事では注文住宅に長く住めるよう、耐久性を高める方法を紹介します。
目次
注文住宅は建材選びが重要
注文住宅の耐久性を高めるには、建材選びが重要です。日本では木造建築が多いのですが、木造建築よりも耐震性・耐火性に優れた建材として、SRC造(鉄骨・鉄筋コンクリート)を選ぶ方も増えています。
税法の定める建物の耐用年数によると、木造建築の寿命は33年程度となっています。これに対し、鉄骨(S造)の耐用年数は28年〜51年、鉄筋コンクリート(RC造)の場合は70年、鉄骨・鉄筋コンクリートの耐用年数も70年に設定されています。
参考資料:「減価償却費」の計算について(国税庁)
もちろん、上の耐用年数はあくまでも目安であり、住まいの工法や建てる場所、住まいのメンテナンス状況によって耐用年数は大きく変わってきます。
住まいの「耐久性」を高めるメンテナンスの方法
住まいの耐久性を高めるには、工法だけでなくメンテナンスの方法が重要です。
構造の劣化を防ぐメンテナンス
建物の構造が劣化しないよう、屋根裏や床下も含めた構造全体の「通気」を行いましょう。またシロアリ対策や防腐対策をすることで、構造の劣化を防ぎます。
設備のメンテナンス
給配水管は劣化がしやすい箇所なので、点検や修理や交換がしやすいよう、配管は基礎の上に出すなど「設計段階」での工夫が必要です。設計では「メンテナンスのしやすさ」も踏まえ建物を管理するようにしましょう。
屋根と外壁のメンテナンス
建築後10年〜20年のサイクルで屋根や外壁のメンテナンスをしましょう。屋根や外壁が劣化してしまうと、隙間から雨風が入り建物の構造までも痛んでしまいます。
また、雨樋は築20年を目安に交換し、外壁を張り替える場合は、築30年を目安にメンテナンスをしましょう。
屋根や外壁のメンテナンスを怠ると、建物内部の構造が劣化しメンテナンス以上に高額なリフォーム料金が発生してします。
マイホームの購入後は、これらのメンテナンス費用を積み立てし、残しておくようにしましょう。
通気・換気によるメンテナンス
通気や換気はシロアリなどの発生を防ぐだけでなく、住まいの防カビ対策としても必要です。床下は空気が抜けるような構造にし、湿気がこもらないようにします。また、シロアリ対策として、建物の基礎部分には防腐・防蟻処理を施しましょう。
耐久性の高さで得られるメリット
国が推奨する「長期優良住宅」は「100年以上住めること」を目標にしています。こうした耐久性の高い住まいに住めば、税金控除などの優遇が受けられるほか、自治体によっては補助金や助成金がもらえるなど、金銭面でのメリットも大きいです。
参考資料:住宅 認定長期優良住宅に関する特例措置 - 国土交通省
まとめ|注文住宅の寿命を長くするには、メンテナンスが欠かせない!
注文住宅の耐久性を高めれば、快適に住めるだけでなく「地球環境」にも優しい住まいが得られます。また、長期優良住宅を建てれば、税の優遇など、金銭的な面でも得られるメリットがあります。
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