注文住宅に土間を取り入れてみましょう。土間があれば、開放感のある空間が生まれます。今回は注文住宅で土間を取り入れた場合の費用と、土間を作るメリットについて紹介します。
目次
土間とは、どんな場所?
土間(どま)とはその名の通り、部屋と外の間にある「土足で歩ける部分」です。古い民家には昔ながらの土間が設けてあり、外から来たひとと会話をしたり、外から運んだ荷物を一時的に置くスペースとして使われていました。
現代においても、土間のある住まいは古民家は多く残されており、昔ながらの暮らしに憧れる方がリフォームをしたり、改修をして大切に住み続けています。
土間の良さは再評価されており、最近では「新築の家」やリフォームをする住まいにも土間のデザイン、土間の機能が多く取り入れられています。
土間の工事費用は?
土間の工事費用は、土間の広さと建材、土間の仕上げ方によって異なります。1㎡あたり8,000円〜12,000円程度が相場ですが、正確な工事・施工費用についてはハウスメーカーや施工業者に問い合わせてください。
土間のほとんどはコンクリートを使用しており、セメント・石・砂をまぜたコンクリートを床に流し込み平坦に施工した後、コテや刷毛を使って仕上げをします。このため、工事を行う左官の腕によって仕上がりの状態は変わってきます。
土間をつくるメリット
ここからは土間を作るメリットを3つ紹介します。
土間のメリット① 夏涼しい
土間は、床にコンクリートを流して施工をするので、夏はひんやりと涼しく過ごせます。また空間が広ければ風が通りやすく、室温の状態も快適に保てます。
土間とキッチンを一体とする間取りも珍しくなく、古民家などでは土間と炊事場がつながっていました。床がコンクリートであれば、調理や炊事で床が汚れても掃除がしやすいので便利です。
ただし食品を扱う場合は、外からのホコリや湿気には注意し、炊事を行う際には土間に外気や風が入らないよう、扉を閉めるなどの工夫が必要になるでしょう。
土間のメリット② 雨や水に強い
土間はコンクリートなので、外が雨でも「水」を気にすることなく出入りできます。実際に外とリビングの間に土間があるだけで、床が濡れることを気にせずに済みます。
このほか外での保管が難しい、家財道具や灯油や薪なども土間に置いておけば、雨風を防いで管理できます。収納スペースとしても、土間を活用してみましょう。
土間のメリット③ 第二のリビングとして
土間があれば、外から人が訪ねてきたときに「気軽に休んでもらう」スペースとして利用できます。実際に古民家では、土間をリビングの一部として使っていました。
土間とリビングの間に段差があれば、椅子代わりにも使えます。またリビングの側に土間があれば、「実際よりも部屋が広く感じられる」といったメリットもあります。
土間を作る上で注意したいポイント
土間を作るうえで注意したいのは、ハウスメーカーや施工業者の「技術」です。土間は家の顔である玄関に設ける大きなスペースであり、施工技術が不十分では「家の顔」が損なわれてしまいます。
土間の素材にもよりますが、コンクリートの打ち方や施工が雑では、せっかく建てた家の印象が悪くなるでしょう。土間の工事をお願いする際には、口コミ評価が良い業者や「確かな腕」を持った業者(実績のある業者)を選んでください。
まとめ|土間があれば暮らしがより「快適」に変わる!
土間のある暮らしは古くから日本の風土に根ざしており、土間をつくることで、生活はより「快適」なものになるでしょう。これから家を建てる、リフォームをされる方はぜひ、玄関の一部に、土間の文化を取り入れてみてはいかがでしょうか?
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