【注文住宅 VS建売】を徹底比較!建売の最新スタイルにも注目

【注文住宅 VS建売】を徹底比較!建売の最新スタイルにも注目

「注文住宅と建売住宅、どちらを選ぶのが良いのかな?」
「注文住宅か建売で迷っているけれど、何を基準に決めればいいの?」

あなたは今、そんなふうに思っていませんか?

注文住宅と建売住宅では、設計や費用の面で異なるのはわかるけれど、その他の違いはよくわからない……
もし今すぐ注文住宅と建売の違いがわかって、どちらで家を建てるのが良いかがわかったら一番いいですよね。

今回の記事では、注文住宅と建売住宅を選ぶ際の判断材料となる双方のメリット・デメリットを、建築期間や費用をはじめとするさまざまな側面から比較していきます。

また、建売住宅の最新事情についてもご紹介。
それらを踏まえたうえで、最終的に何を決め手に注文住宅か建売かを選んだらよいか?その判断基準についても解説しています。

今回の記事を読むことで、注文住宅と建売住宅それぞれの良し悪しがわかり、どちらに決めるかの判断がつくようになるかと思います。

この記事が、あなたのマイホームへの第一歩を踏み出すお役に立てたら幸いです。

※注意: 今回の記事では「建売住宅」は、「分譲住宅」とほぼ同義としています。

1.〈項目別〉注文住宅・建売でどう違う?メリット&デメリットを総比較

ここでは注文住宅と建売住宅、それぞれのメリット・デメリットを、建築の期間から費用、設計、家づくりにかかる労力に至るまで、それぞれの側面から比較していきます。

それぞれの良し悪しを知ることで、 「自分は家づくりにあまり期間をかけられない」 「費用は極力抑えたい」 「間取りにはやっぱりこだわりたい」 など自分が何を優先したいが明確になり、総合するとどちらを選べばよいかが見えてくるのです。

各項目で、注文住宅・建売住宅のどちらにメリット(デメリット)があるのかをしっかり把握して、どちらが自分たちの希望に合うのか考えてみましょう。

〈家をたてる工期〉

メリットあり:建売住宅
建物がすでに完成している建売住宅の場合は、工期はゼロ。購入後に建築が始まる場合でも3カ月程度の工期となるケースが多いです。 例えば現在賃貸マンション住まいで、マンションの契約更新前に家を完成させて引っ越したいといった場合に、建売住宅はメリット大。スケジュールを立てるのが容易です。

デメリットあり:注文住宅
建売住宅に比べて工期が長い注文住宅。ハウスメーカーの注文住宅では工期の目安は約4〜5ヶ月。工務店や建築家へ依頼した場合、建築内容にもよりますが半年以上かかるケースもあります。 また建築する期間の天候状況によっては工期に遅れがでる場合も。例えば「子供の入学式までに引っ越しを完了したい」といったときに万一工期に遅れが出てしまうと大変です。

〈家を建てる費用面〉

メリットあり:建売住宅
建物の建築費用から単純に比較すると建売住宅のほうが一般的にローコストで、メリットがあります。 また、明確な価格を確認したうえで家を購入する契約できるので、建売住宅の場合は予定内で家を手に入れることが可能です。

デメリットあり:注文住宅
建売住宅に比べて一坪あたりの建築費用が高くなる注文住宅。施主の希望に合わせて家づくりを行うので、当然といえば当然ですよね。 また、注文住宅では建築会社と実際に契約するまで、一体どれだけの費用がかかるのか正確な金額がわかりません。家の設計や設備によっても費用が大きく変わってくるので、最終的に予定していた予算を超えてしまう可能性もあります。

〈間取り・設備・仕様〉

メリットあり:注文住宅
注文住宅では施主の注文に応じて設計を行うので、間取りだけでなく床暖房や食洗機などのビルトインの設備や、使用する木材や壁紙など仕様のすべてが思いのままに叶います。憧れを詰め込んだ一軒家が建てられるのは注文住宅ならではの大きな魅力です。

デメリットあり:建売住宅
建売住宅では間取りをはじめ、設備や仕様があらかじめ決められているのが一般的です。最近では間取りをいくつかのパターンの中から選べる住宅商品も増えていますが、基本的には自由度が低いのが建売住宅の特徴。購入後に建築する場合は、数点の選択肢の中から設備や仕様を選べる場合もあります。

〈住宅構造〉

メリットあり:注文住宅
注文住宅では、家を立てる土地条件を踏まえて建築士が住宅構造を考え、設計をしていきます。最新の建築基準法に基づいた設計を行うので、安全感があります。また、注文住宅では建築材料や断熱材なども施主の希望を反映できるので、満足のいく住宅構造の家を建てることが可能です。

デメリットあり:建売住宅
建売住宅では、各住宅メーカーがそれぞれ得意とする住宅構造の家を造り販売しているので、施主の希望は一切反映されません。建物の気密性や断熱性などにこだわりたい場合は、そのような住宅商品を探して購入する必要があります。しかし建売住宅であっても、住宅のプロが暮らしやすさを考慮して設計を行っているので、実際の生活で住宅構造上の不便を感じることは少ないと思います。

〈土地の整備〉

メリットあり:建売住宅
建売住宅が建てられる土地は、住宅メーカーがあらかじめ土地の調査を行い、地盤を整備してから家を建てているので、施主側が土地に関して何かを行う必要はありません。土地と建物がセットで販売されているケースがほとんどなので、土地探しの労力が必要ないのは大きなメリットと言えるでしょう。

デメリットあり:注文住宅
注文住宅を建てたい場合、土地を持っていない場合は土地探しから始めなければなりません。希望の土地がすぐに見つかるとも限らず、また土地を購入してもその土地の地盤によっては整備費用がたくさんかかる場合もあります。この点が注文住宅の場合は大変と言えば大変です。

〈家づくりにかかる労力〉

メリットあり:建売住宅
家づくりにかかる労力は、建売住宅のほうがを注文住宅に比べて圧倒的にかかりません。なぜなら、すでに建物が完成しているか、完成予定のものから選べばよいだけので、間取りを考える労力も何も必要ないからです。住宅建築には法規制などさまざまな決まりごとがありますが、建売の場合はそれらを学ぶ必要がなく、また工期も短いので、この点ではかなりメリットがあります。

デメリットあり:注文住宅
家づくりを一から行う注文住宅は、住宅建築のルールや間取りのことなど様々なことを知った上で進めなければならないので、大変な労力がかかります。しかし、労力をかければかけた分だけ自分たちの希望の家へと近づくことができるので、〝労力のかけがい〟があるのも事実です。この点をデメリットととらえるか、必要な工程としてとらえるかは施主次第と言えるでしょう。

2. 建売住宅が変わった?! 注目の最新事情をチェック

近年、建売住宅(分譲住宅も含む)がひと昔前に比べると変わってきたと言われています。

その理由は、一昔前に比べて人々の生き方が多様化しており、暮らし方にさまざまなニーズが生まれているからです。住宅事情も進化し、ニーズに合わせたさまざまなタイプの建売住宅が登場してきているのです。

例えばひと昔前までは、外観ひとつとっても、建売住宅の販売区画では見た目が同じような家が立ち並んでいました。しかし最近では、同じ区画の家でも外装や住宅の形に違いが見られるようになってきています。

ここでは、多様化する建売住宅の最新事情をご紹介します。

それぞれの建売住宅の特徴をしっかりチェックして、希望のものがあればぜひ業者に問い合わせてみてください。

間取りパターンが増えた「規格型住宅」

「規格型住宅」とは、あらかじめ間取りや仕様が決まっている住宅のことを言います。

間取りなどを規格化することでコストを抑えているわけですが、近年のニーズの多様化によって間取りパターンを複数用意し、施主が選べるタイプのものが増えています。

ベースとなる基本プランが決まっているケースでは、変更した場合の差額費用が発生しますが、自分たちの好みにカスタマイズできるので人気です。

規格住宅では注文住宅に比べれば自由度がとても低いですが、その代わり価格が明確に決まっているので予算内で優先順位をつけた家づくりができるメリットがあります。

建築条件付きの「売り建て住宅」

建築条件付きの売建住宅とは、施工会社があらかじめ決まっている土地付きの新築一戸建て住宅のことです。土地と建物(施工会社)をセットで選ぶので、一般的に、建売住宅ではなく”売り建て住宅”と呼ばれています。

売り建て住宅では家を建てる施工会社がすでに確約されており売れ残るリスクが少ないことから、通常の土地代+建物代よりも比較的安く販売されています。

住宅は決められたパターンから選ぶことが多いですが、参考プランをもとにアレンジを加えられる商品も中にはあり、注文住宅を建てる費用はないけれど希望を少しは反映させたいという方におすすめです。

「セミオーダー型住宅」

1.でご紹介したメリット、デメリットを解消する為に、最近では「セミオーダー形式の建売(分譲)住宅」というものが増えています。注文住宅がフルオーダーだとすると、その半分ぐらいの自由度と考えておくとよいでしょう。

これは土地とセットの分譲タイプの住宅でありながら、設備や仕様が選べたり、壁紙の色をオプションで変えられたりするもので、施主のニーズを反映できるため人気を集めています。

大手の住宅会社で「注文住宅」と謳って販売している商品でも、よくよく調べるとセミオーダーに分類されるものも見受けられます。これは、住宅会社によって取り入れられる設備や仕様に制限があるためです。

注文住宅に比べて価格が安く、住宅で採用されている建材や仕様は住宅会社のオリジナル商品で品質が良いので、コストパフォーマンスに優れた住宅です。

人気急上昇中の「デザイン住宅」

近年よく見られるようになり注目を集めているのが、分譲タイプの「デザイン住宅」です。

デザイン性に優れた外観を複数のパターンから選べたり、キッチンの流し台のカラーやバスルームの壁面をおしゃれなパターンの中から選べたりと、住宅のパートごとにデザイン性の高いセレクションから選べるのが特徴です。

デザイン住宅が生まれた背景は、2000年代に登場した有名建築家や建築事務所がデザインを行なった「デザイナーズマンション」「デザイナーズ住宅」にあります。 このデザイナーズ住宅というおしゃれなイメージを活用して、住宅会社が通常の建売住宅よりもおしゃれなクロスや外壁を用いた住宅を造り、販売しているのです。

各住宅会社の商品にもよりますが、一見すると注文住宅かと思えるような高級感ある住宅も登場しており、これからもますます人気が高まりそうです。

3. 最終的には「家に対する価値観」を基準に選ぶ

注文住宅・建売住宅の双方にさまざまなメリット・デメリットがありますが、どちらを選ぶかは、施主の「家に対する価値観」にかかっています。

家に対する価値観とは、建てる家に何を求めるか、どんな優先順位で家づくりを行いたいかという施主の考えを表すものです。

ここでは、どんなタイプの人に注文住宅・建売住宅がおすすめか、それぞれ目安となる指標をまとめてみました。

自分はどんなタイプで、何を優先するか?をよく考えながらチェックしてみてください。

注文住宅はこんなタイプの人におすすめ

  • 土地をすでに持っている人、家の建て替えをしたい人

  • 家を建てるのに時間がかけられる人

  • 自分たちの希望どおりの間取りにしたい人

  • 外観や家の中のデザイン、使用する素材にこだわりのある人

  • 設計事務所や建築家に個性ある家づくりを依頼したい人

  • 家づくりの資金をある程度確保できる人

建売住宅はこんなタイプの人におすすめ

  • 土地を持っておらず、土地探しに労力をかけられない人

  • 短期間で家を建てたい人、できればすぐに入居したい人

  • 家づくりのための手間や時間があまりとれない人

  • 間取りや仕様など、ある程度の選択肢から選べれば十分な人

  • 家づくりの予算をできるだけ抑えたい人

  • 建売住宅の区画に住んで、新しいコミュニティを作っていきたい人

4. まとめ

いかがでしたか?

今回の記事では、注文住宅と建売住宅のメリット・デメリット比較から、建売住宅の最新事情、どちらの住宅を選ぶかの判断基準について詳しくご紹介しました。

どちらの住宅を選んだとしても良し悪しはありますが、施主の優先する事柄が多く含まれるのはどちらか?を考えてみると、選びやすいかと思います。

この記事をもとに、あなたがマイホームへの第一歩を踏み出せることを祈っています!

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