理想の注文住宅を建てるためにこだわりぬいたアイディア事例5選

理想の注文住宅を建てるためにこだわりぬいたアイディア事例5選

夢のマイホーム!
注文住宅をせっかく建てるなら、できる限り理想的な家を建てたいですよね。 家を建ててからよくあるのは、

  • 玄関またはリビングにコートなどの上着用のクローゼットを作ればよかった
  • パントリーの奥行きをとりすぎて小物が取り出しづらくなった
  • ロフトを作ったは良いけど、荷物の出し入れがはしごで面倒
  • 収納スペースに窓がないので、なにかと電気をつけなければいけない

などの「こうしておけばよかった・・」という声。

ちょっとしたインテリアなら簡単に変えられますが、設計した間取りを変えるのはまぁ大変な作業。 そうならないためにも、この記事では注文住宅でみなさんがこだわる

  1. パントリー
  2. 床蔵収納
  3. 土間収納
  4. ウォークインクローゼット
  5. 脱衣所

の5つにフォーカスして、注文住宅を建てる前に知っておきたい間取りのアイディアを事例と一緒にご紹介いたします。 あなたのライフスタイルに合わせてお好きな間取りを取り入れて頂ければと思います。

1.パントリー

食品のストックや調理器具などを収納する場所、パントリー。キッチンには欠かせない場所ですよね。 週末に食材をまとめ買いするという方や、お料理好きで様々な調理器具を扱う方にはかなり重宝する収納スペースです。 一般の家庭では食品のストックだけでも冷蔵庫1台分はあると言われおり、それらをどこに収納するかというのは、誰でも悩ましいところ。そんな悩みをパントリーは解決してくれます。

1-1.広いスペースがある場合の事例

もしパントリーのスペースを大きくとれる場合は、ウォーキングタイプのパントリーがおすすめです。 広いパントリーはとにかく全体が見やすく、つくり方次第ではとてもお洒落な空間になります。

参考:foodnetwork

うーん、まるで海外ドラマに出てくる様なパントリーですね!

参考:closetworld

柱にピッタリと添わせためずらしいデザインですね!

参考:closetworld

こちらのように、収納するものに合わせて細かく仕切りをつけておくのも便利です。

広めのパントリーをつくる際は、湿気がたまらない様に換気扇をつけるなどして、通気性をよくしましょう。ただし、いくら通気性がよくなるからといって「窓」をつけるのはおすすめしません。なぜなら、窓があると光が差し込むので、食品が劣化しやすくなるからです。 また、ドアは横にスライドできる引き戸にすると、重い荷物を運ぶときでもドアの開け閉めがしやすくなりますよ!

1-2.スペースが狭い場合の事例

パントリー用に間取りを確保するのが難しい場合は、キッチンにそのままパントリーを備え付けにするのもひとつです。 キッチンは食品の他にも食器や冷蔵庫などの家電製品までさまざまなキッチン用品が並びもの。それら全てを備え付けできるように設計しておくと、非常に美しい見栄えになります。

参考:水回りのリフォーム会社 

左側に冷蔵庫や家電と一緒にパントリーも内蔵されているため、とてもすっきりして見えます。

このように収納ができると、食品も家電もインテリアの一部として見えるため、ゲストが来た際にも生活感がなく、見栄えの良いキッチンになります。

参考:panasonic 

あえて食品や食器をインテリアのように飾るのもおしゃれですね。

1-3.パントリーのアイディアポイント

パントリーは使い勝手の良さが命です。
なぜなら、奥行きの深い棚を作ったら奥の方にあるものは取り出しにくいですし、天井の方まで高い棚を作ると、わざわざ踏み台に登らなければいけないので不便です。さらに、この状態ですと掃除がしにくいので、不衛生になりがちです。 ですから、パントリーをつくる際は

  • 浅い棚をつくる
  • 棚は可動式にする

この二つは押さえておきましょう。

ちなみに、棚の奥行きは40cm以下が目安。それ以上深いと確実に奥のものは取り出さなくなって賞味期限切れが多発します。 ストックといえど、日常的に使うものではありますので、とにかく使い勝手の良い設計にしましょう。

2.収納面積を通常の3倍以上にできる床蔵収納

スキーのボードやひな祭りのセットなど、普段使わない家具や家電を収納しておく場所って困りますよね。

一般的な住まいは、収納面積率が10%程度は必要と言われていますが、これでは季節もののグッズなどを収納するにはさすがに足りません。

そのために納戸を作るスペースももったいないですし、もし収納のために2階建てを3階にすると固定資産税が上がる可能性もあります。

そんなときは、床蔵収納が便利! 以下二つの条件を満たしていれば、延べ床面積としてカウントされずに収納スペースを増やすことができます。

  1. 床から天井までの高さが140cm未満であること
  2. 面積が下の階の2分の1までであること

床蔵収納をつくることで設計によっては収納面積が3倍にできる場合もありますので、固定資産税をかけずに居住空間を最大限に有効活用することができるのです。

2-1.床蔵収納の事例

参考:ミサワホーム 

なんだか秘密基地のようでわくわくしますね!

参考:コムハウス 

2-2.床蔵収納のアイディアポイント

140cm未満って狭そう・・と思うかもしれませんが、上記のように窓をつけると外からの光が入り、圧迫感もやや軽減されます。

将来的に家族が増えたり、思わぬ趣味ができるかもしれませんので、注文住宅を建てる際はこの収納スペースをつくると確実に重宝すると思いますよ!

3.外で使うものを置くのに便利!土間収納

土間収納とは、玄関から土間続きになっている収納スペースのことです。 荷物を手軽に出し入れできる便利さから、最近はどのモデルハウスを見ても、土間収納が必ずと言っていいいほど設置されています。

土間収納を設置することで、

  • 家の中が汚れにくい
  • 掃除用品や乗り物の収納場所になる
  • わざわざ外にとりに行く必要がない
  • 家の中に置くことで、雨や風などで劣化するのを防ぐ
  • 資源ゴミなどの収集日まで期間がある物の保管場所にもなる

とメリットがたくさん! 思った以上に重宝するので、せっかく注文住宅を建てるならぜひ設置することをおすすめします。

3-1.土間収納に置くものは大きく分けて3つ

  1. 掃除用品や外で使うもの
  2. コートやマフラー、雨具などの身に着けるもの

掃除用品や外で使うものは色々ありますので、下記をご参照ください。

【掃除用品や外で使うもの】

掃除用品

  • ほうき・ちりとり
  • 高圧洗浄機

スポーツ・アウトドア用品

  • ゴルフバック
  • スキーやボード
  • キャンプ用品
  • プールなど子どもの遊び道具

乗り物関係

  • ベビーカー
  • 自転車・バイク
  • 工具・洗車用具

生活用品

  • 資源ゴミ
  • 宅配グッズ
  • 防災グッズ
  • ウォーターサーバーのボトル

3-2.土間収納の事例

参考:ぴたはうす 

可動式の収納棚や、ハンガーラックもあるのでとても収納しやすそうですね。

参考:SUVACO

これはまた個性的なアイディアですね。

3-3.土間収納のアイディアポイント

土間収納のアイディアポイントは、全部で6つあります。

  1. 土間収納のスペースは一畳から二畳分
  2. 可動式の棚やドアをつける
  3. 床は汚れにくい素材にする
  4. 湿気やカビ対策をする
  5. ドアはスライドドアにする
  6. 高い位置にコンセントをつける

それぞれ見ていきましょう。

①土間収納のスペースは一畳から二畳分

土間収納のスペースは1畳分が目安と言われていますが、ベビーカーや自転車・バイクなどの乗り物を置く場合は2畳分あると便利です。 また、あまりにも窮屈に設計してしまうと物が取り出しにくくなってしまうので、なにを置くかを予め考えてから設計しましょう。

②可動式の棚やドアをつける

土間収納は大型のものから小物まで様々な大きさのものを収納します。 まずは確実に置きたい大型のものを想定して、残りのスペースは可動式の棚を設置することで、その時のライフスタイルに合わせた収納ができます。

また、汚れやすいものと靴やコートを一緒に置くとホコリがたちやすいので、靴やコートを置くスペースには仕切りやドアをつけるのも効果的です。

③床は汚れにくい素材にする

土間収納は外で使うものを置くで、どうしても床が汚れがち。 ですから、樹脂素材やFRP床材といった浴室で使われるような耐水性と強度にすぐれた床がおすすめです。また、水道栓を付け水で洗い流しやすくすることも有効です。

④湿気やカビ対策をする

雨で濡れた傘やカッパなどの雨具を収納する際に気になるのは、湿気。

湿気対策としては、

  • 壁に珪藻土やエコカラットなど調湿機能のある素材を使用する
  • 換気扇をつける
  • 窓をつけて風の通り道を確保する

などが挙げられます。

⑤ドアはスライドドアにする

なるべく入り口は広くとり、大型のスライドドアを設置すると、重たいものや大型のものを出し入れする際に便利です。

⑥高い位置にコンセントをつける

意外と「つけておくべきだった」と後悔するのが、コンセントです。 コードレス掃除機や電動自転車など、使用していない時間に充電しておきたい電化製品があります。 ただし、コンセントが低い位置にあると床が濡れているときに危険なので、土間収納には高い位置に設置しましょう。

4.ウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットが便利なのは知っているけど、いざ設計するとなるとどこにポイントを置いたら良いかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。 私のおすすめはズバリ、ハンガーのままかけられるスペースを広くとることです。

正直、洗濯物を畳むのってめんどうじゃないですか? 洗濯物をハンガーのままかけることで

  • 畳む時間が半分以下になる
  • しわになりにくい

小物やインナーはさすがにしまう必要がありますが、干したものをそのままポールにかけるだけになるのはかなりの時短になります。 また、「せっかく畳んだのにいざ着るときにしわがついて、またアイロンしなきゃ!」ということも、ポールにかけるだけで見事に解消されます!

4-1.ウォークインクローゼットの事例

参考:cgtricks

まるでお店のようなウォークインクローゼットですね!

参考:construe

両サイドにあるように、最初から小物が入るようなスペースを設置するのも良いですね。

参考:espaciohogar

こちらはガラス張りでベッドルームから見えるというおしゃれなつくりです。

参考:thesynergists.org 

こちらは階段のまわりにウォークインクローゼットを設置してしまうというなんとも斬新なアイディアです。

4-2.ウォークインクローゼットのアイディアポイント

①服をかけるスペースは60cm

服を掛けるハンガーの幅は40センチ〜45センチくらいが一般的なサイズ。 そこに厚手のものをかけるのも想定すると、60cmの奥行きは確保しましょう。

ちなみに、棚はあまり奥行きがあると物が取り出しにくくなりますので、45cm程度が使いやすいです。 下記は、片側をハンガーラック、片側に棚と分けた場合の例です。

参考:家づくりブログ 

②通路の幅は通るだけなら60cm

まず、人の肩幅は50cmほど。さらに人が通るとなると60cmは必要になります。

50cmギリギリでの設計もできますが、そうるすとウォークインクローゼットの中を歩くたびに服が肩や腕に当たることになるのと、どこに何があるかを探しにくくなります。 ですから、最低限の幅を確保するなら60cmはとるようにしましょう。

③着替えもするなら80cm

ウォークインクローゼットの中で着替えをしたい場合、通路の幅は最低80㎝を確保しましょう。 実際着替えてみると分かりますが、80㎝以下だととても着替えにくくいです。

他の部屋との関係でゆとりある広さを実現しにくい場合もあると思いますが、せっかく設計するのであれば80cmは確保するようにしましょう。

参考:家づくりブログ

これだけ余裕があれば、着替えやすいですし、どこになにがあるかも一目瞭然ですね!

5.脱衣所

注文住宅の設計で、実は盲点になりがちなのは脱衣所です。 一般的に脱衣所と洗面所はセットになっていることが多くないですか? 私の見解からすると、脱衣所と洗面所はまちがえなく分けた方が良いです。 なぜなら、それぞれ目的が異なるからです。

【目的】
脱衣所・・入浴準備と入浴後に衣服を着る場所
洗面所・・身支度を整える場所

「限られたスペースを有効活用する為に洗面所と脱衣所を一緒にする」というと、聞こえはいいかもしれませんが、もともと別々の役割と目的をもつ間取りを一緒にするのは、本来無理な話です。 たとえば、寝室とリビングを一緒にすると、本来別々の役割と目的を持っている間取り同士ですから、おのずと不便が生じてきます。

脱衣所と洗面所を分けることで、

  • 入浴している人が安心していつでもお風呂から上がれるようになる
  • 洗面所でゆっくり身支度を整えられる

というメリットもありますので、脱衣所は分けて設計することをおすすめします。

参考:アイムの家 

5-1.脱衣所の事例

参考:家を建てる.com 

洗面所と脱衣所の間にスライドドアがあるので、そのまま使うことも、仕切りにすることもどちらでも対応可能です。

5-2.脱衣所のアイディアポイント

①収納スペースには、ハンガーラックを二種類設置する

お風呂に入る際は、

  • タオル
  • お風呂上がりのルームウェア
  • 脱いだ後の衣類

を収納できるスペースは欠かせません。

ここで私のおすすめは、収納スペースにハンガーラックを2種類用意することです。 一つは、入浴後に着る衣類をクローゼットから取り出してそのままかけておくことができるようにすること。もう一つは脱いだ後の衣類をかけておくためのもの。 脱いだあとの衣類は、洗濯かごなどにまとめていれておくと、それだけでしわになってしまいます。

ハンガーにかけておくことで、

  • 洗濯するまでの間にしわにならないよう予防できる
  • クリーニングに出すまでの置き場所にもなる

などのメリットがあります。 なお、この2種類のハンガーラックは仕切りをつけるなどして、衣類が混ざらないように注意しましょう。

②脱衣所の床は、コルクマットなどの暖かい素材を選ぶ

脱衣所をつくる時は、

  • 床材は暖かい素材のもの
  • 出来るだけ熱浸透率が低いもの

を選びましょう。

なぜなら、床が冷たいと、体が急激な変化にさらされ発症する、失神や心筋梗塞、脳梗塞などのヒートショックを引き起こす危険性が高まるためです。 もちろん、ヒーターなどの暖房器具を導入し脱衣所全体を暖めることも大事ですが、脱衣所の床は見落とされがちです。設計をする際はコルクマットなどの水にも強く、暖かい素材を選ぶようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。 ここでもう一度おさらいをします。

1.パントリーのアイディアポイント
①浅い棚をつくる
②棚は可動式にする

2.床蔵収納のアイディアポイント
窓をつけて圧迫感を軽減し、光を取り入れること

3.土間収納のアイディアポイント
①土間収納のスペースは一畳から二畳分
②可動式の棚やドアをつける
③床は汚れにくい素材にする
④湿気やカビ対策をする
⑤ドアはスライドドアにする
⑥高い位置にコンセントをつける

4.ウォークインクローゼットのアイディアポイント
①服をかけるスペースは60cm
②通路の幅は通るだけなら60cm
③着替えもするなら80cm

5.脱衣所のアイディアポイント
①収納スペースには、ハンガーラックを二種類設置する
②脱衣所の床は、コルクマットなどの暖かい素材を選ぶ

一度建てたら今後数十年はつきあっていくマイホーム。
あとから「こうしておけばよかった!」とならないようにしっかりプランを立てたうえで、理想の我が家を建ててくださいね!

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