注文住宅を建てる時にまずはじめに悩むのが、どの住宅会社に依頼するかということ。地域密着型の工務店や大手のハウスメーカーなど、たくさんの会社があるため、結局どこに依頼すれば最も理想に近い家を建てられるのかと悩んでいる人も多いでしょう。
今回はそんな方に向けて、ハウスメーカー・工務店・建築事務所という3つの選択肢のメリットとデメリットを解説。さらにそれぞれ5つずつおすすめの会社をご紹介します。
家を建てるならどこ?とお悩みの方は、ぜひチェックしてみてください。
この記事がおすすめできる人
- 注文住宅の依頼先を探している人
- 注文住宅の依頼先で悩んでいる人
- これから注文住宅を建てようとしている人
- いつかは注文住宅を建てたいと考えている人
なお以下の記事でも「注文住宅」について詳しく解説しています。ぜひ、本記事と合わせてご覧ください!
・ 必要な予算がわかる!注文住宅の価格相場と5つの建築事例
・ 【2019年最新版】大手ハウスメーカーと工務店の坪単価一覧
・ 注文住宅を東京23区内エリアで探そう!東京都のおすすめ注文住宅メーカーと建築実例
家を建てるならどこ?選択肢1:ハウスメーカー
まずは1つ目の選択肢であるハウスメーカーについて解説します。
ハウスメーカーのメリット
ハウスメーカーは、全国に支店や営業所などがある大規模な住宅メーカーのこと。大手のハウスメーカーはCMなどでもよく見かけることが多いでしょう。
ハウスメーカーの1番のメリットは、その信頼性。会社の規模が大きく、施工実績が豊富で家づくりのノウハウをたくさん持っているため、安心して任せることができます。
気になる耐震・免震性能や断熱による省エネ技術についても日々研究を重ね、最新の技術を用いた家が建てられるということもメリットです。
また、アフターサービスや保証がしっかりしているのも特徴。さらに住宅展示場やモデルハウスなども充実しているため、実際どんな家が建てられるのかイメージしやすいでしょう。
ハウスメーカーのデメリット
デメリットとして1番にあげられるのは、価格の高さ。CMやパンフレットなどの広告宣伝費、住宅展示場やモデルハウスの維持費、新技術の研究開発費などにお金をかけている会社が多く、その分工務店などと比べると価格が高い傾向にあります。
メンテナンス費用についても同様で、大手メーカーではオリジナルの部材などを使用していることがほとんど。その場合完成後のメンテナンスも同じメーカーに依頼しなければいけません。
大手メーカーはメンテナンス費用も高い傾向にあるため、完成後の維持費も高くなってしまうのです。
また、ハウスメーカーの家づくりはある程度規格化されており、間取りや設備の細かい部分の自由度は低め。狭小地や変形地への対応も難しい場合が多く、費用が上乗せされる可能性があります。
おすすめハウスメーカー5選
おすすめしたい5つのハウスメーカーをご紹介します。
積水ハウス
出典:積水ハウス(セキスイハウス)|住宅メーカー(ハウスメーカー)
戸建て注文住宅のほか、分譲戸建て住宅、分譲マンション、賃貸住宅など、幅広い住宅建設を行う積水ハウス。2019年1月31日現在200万戸の建築実績を誇る大手ハウスメーカーです。
積水ハウスは、多彩なラインナップの中から要望に合わせた住まいを作る「邸別自由設計」を行っています。敷地環境や気候風土、家族構成に合わせて理想の家を形にしています。
また、全国1000会場で「住まいの参観日」を開催。どんな家を建てることができるのか、実際に建てられた家で実例見学会が行われます。
ダイワハウス
大阪府大阪市に本社を置く住宅総合メーカー。ダイワハウスの家づくりは、「Team-xevo(チーム・ジーヴォ)」が支えています。
「Team-xevo」とは、プロの建築士や施工技術者など、あらゆる分野から集結したスタッフで構成されるチームのこと。理想の家を叶えるために、様々な視点から家づくりのサポートをしてくれます。
また、よりレベルの高い設計士を育成するための「ハウジングマイスター認定制度」を制定。「ハウジングデザイナー」に認定されたスタッフは、施主の満足度向上のため、社内研修での指導などを行います。
住友不動産
新築一戸建て、注文住宅を手がける住友不動産。そのほか、大規模な都市開発や高層ビル・高級マンションの建設、ビジネスホテルの運営など、様々な事業を展開しています。
得たノウハウを生かして、家づくりの品質を維持。特にデザイン力に優れており、手がける4つの商品がグッドデザイン賞を受賞しています。
また、1972年から長きにわたって木造住宅の建築に携わってきました。高層ビルやタワーマンションなどの免震・制振・耐震建築を手がけてきたことによって開発された、独自の地震対策技術を採用しています。
タマホーム
出典:品質も、価格も、叶う家 | 家を建てるならタマホーム株式会社
創業以来、木の家づくりにこだわるタマホーム。日本の家に最適な良質な国産材を使用した家づくりを行っています。
国産材を使用しているのは、柱・間柱・床合板・土台などの構造躯体。一棟で使われる素材のうち、70%以上に国産材が使われています。
また、「i Tama Home」では、住宅設備や電化製品をスマートフォンやタブレット端末でコントロールし、快適で安心な暮らしをサポート。全国100店舗のモデルハウスでその利便性を体感することができます。
ヘーベルハウス
出典:ヘーベルハウス | ハウスメーカー・住宅メーカー・注文住宅 | 旭化成グループ
戸建て住宅を手がけるヘーベルハウス。「都市の住まい」というテーマと真正面から向き合い、ALCコンクリート・ヘーベルという素材を採用した家作りを行っています。
また、狭い敷地や高さ制限のある立地での建築も得意。一見家が建てにくいような土地でも、様々な発想と技術力をもとに快適な住まいを提案してくれます。
アフターサポートに力を入れている点も、ヘーベルハウスの特徴。基本性能を60年先まで維持する、独自のメンテナンスシステムを設けており、30年目まで無料で受けることができます。
家を建てるならどこ?選択肢2:工務店
次は2つ目の選択肢、工務店について解説します。
工務店のメリット
工務店とは、主に建築を請け負う業者のこと。ハウスメーカーや建築家の下請けとして施工を行う会社もあれば、専属の設計士と共にデザイン性の高い家づくりを行う会社もあります。
大手ハウスメーカーとは違い、地域密着型の会社が多いため、その地域の特徴を理解しているところがメリットです 。全国展開のハウスメーカーと比べて親近感があり、相談しやすいところも魅力的。規模が小さい分、何かあればすぐに対応してくれます。
さらに、家を建てるにあたって素材や設備などの制約が少ないため、より自由度の高い家を建てることができます。
工務店のデメリット
規模の小さい工務店では、最新の設備やデザインを取り入れるのが難しい場合があります。
特にデザイン専門のスタッフがいない場合、大手ハウスメーカーや設計事務所に比べると、外観や内装に関する提案が物足りないと感じる人もいるでしょう。
技術力にもばらつきがあるため、納得いく家を建てられるかどうかはこれまでの実績を参考にして見極める必要があります。
また、地域密着型の小さな工務店は倒産してしまうという可能性も少なくありません。契約する前に、可能な限り経営状態などを調べておくことをおすすめします。
おすすめ工務店5選
おすすめしたい5つの工務店をご紹介します。
ヒロ健工
埼玉県(入間市・飯能市・狭山市)、東京都(青梅市)を中心に施工を行う工務店。土地探しから施工までワンストップで家づくりのサポートを行っています。
自然素材をふんだんに使った温かみのある家づくりが得意。カフェスタイル、ナチュラルスタイル、アウトドアスタイル、ビンテージスタイルなど様々なスタイルに対応しているため、ライフスタイルや趣味などに合わせて個性豊かな住まいを実現することができます。
タツミプランニング
出典:横浜(神奈川)のハウスメーカー・工務店なら注文住宅のタツミプランニング
神奈川県横浜市に本社を構えるタツミプランニング。横浜エリアを中心に、年間500棟の注文住宅建設を行っています。
タツミプランニングの「デザイン・ラボ」という専属チームは、その名の通り設計やデザインを担当するチーム。デザイン性の高さもタツミプランニングが選ばれている理由のひとつです。
また、高気密・高断熱の「魔法びんハウス」は、夏涼しく冬暖かい室内環境を実現。デザインはもちろん、暮らしやすさにもこだわっています。
リガード
東京都国分寺市にある工務店・リガード。優れた住宅性能とデザイン性を両立する家を、求めやすい価格で提供することをモットーに家づくりを行っています。
高い住宅性能が決め手となってリガードに決めたという方は、なんと全体の9割以上。家が完成し、実際住んでからもその住み心地の良さが高く評価されています。
また、雑誌に掲載されるような注文住宅を手がけている建築家が設計を担当。性能だけでなく、デザインにもこだわりたいという方にもおすすめです。
ロビンスジャパン
出典:輸入住宅なら坪25万円台からのロビンスジャパン。お客様の注文住宅の完成事例を多数掲載中。
千葉県八千代市の工務店・ロビンスジャパン。北米・南仏・英国・北欧などの住宅デザインを得意としています。
プランは常時240種類用意されているため、イメージに近い物の中から選択可能。ホームページでは、プランの間取りや外観イメージなどを確認することができるため、イメージに合ったものがあるかどうかぜひチェックしてみてください。
また、土地探しのサポートも行っているため、土地を探しながら家のプランの相談することができます。まだ土地を購入していないという方も安心です。
高砂建設
出典:高砂建設|埼玉・東京で自然素材・外断熱の長期優良住宅なら高砂建設
埼玉・東京で家づくりを行う高砂建設。時間が経っても資産として価値の残る家づくりを目指しています。
特筆すべきは、より快適な居住空間を作り出すためのソーラーサーキット。独自開発の「外断熱」と「二重通気」を組み合わせた技術で、季節問わず暮らしやすい家づくりを実現しています。
関東を中心に設けられているモデルハウスでは、宿泊体験なども行っており、その暮らしやすさを肌で感じることができます。
家を建てるならどこ?選択肢3:設計事務所
最後に3つ目の選択肢、設計事務所について解説します。
設計事務所のメリット
ハウスメーカーや工務店とは少し毛色が違うのが設計事務所です。設計事務所だけは、注文住宅の施工は行わず、設計のみを行います。
そのため、よりオリジナリティのある家を作ることができるのが最大のメリット 。家族のライフスタイルや趣味、土地の状況などに合わせて、自由な設計を行います。
施工と設計を切り離して考えることができるので、デザインや建材・工法など、施工上の制約に縛られることは一切ありません。施主の希望を最優先に考えた家づくりが可能です。
設計事務所のデメリット
設計事務所で建てる家は、完全なオーダーメイド。間取りや使う素材、設備、デザインなど決められた選択肢の中から選ぶのではなく、要望に合うものを一から選びます。
そのため、打ち合わせの回数や設計には莫大な時間がかかります。細部までこだわり抜いたオリジナルの家を建てたいという方には良いかもしれませんが、あまり時間をかけたくないという人にとっては、時間と手間がかかるという点が最大のデメリットとなるでしょう。
また、思い描いている理想の家を建てるためには、それを叶えてくれる設計事務所を探さなければいけません。同じような感性を持った設計事務所を探すためには、ある程度時間をかけてリサーチする必要がありそうです。
おすすめ設計事務所5選
おすすめしたい5つの設計事務所をご紹介します。
DEN設計一級建築士事務所
出典:建築家のデザイン住宅・注文住宅|DEN設計一級建築士事務所
東京都西東京市にあるDEN設計一級建築士事務所。「自分らしい家」をプロデュース・デザインする設計事務所で、施主の希望に合わせた自由度の高い家づくりを行っています。
DEN設計一級建築士事務所のプランニングサービスには、無料プレゼンコース・CGプレゼンコース・設計依頼コース・土地サポートコースという4つのコースが用意されています。
それぞれ料金やプランの作成期間、相談回数などできることが異なり、希望に合わせてコースを選択することが可能です。
フリーダムアーキテクツ
出典:注文住宅なら建築設計事務所フリーダムアーキテクツデザイン
注文住宅・長期優良住宅・狭小住宅・デザイナーズ住宅など、幅広い家づくりを行うフリーダムアーキテクツデザイン。関東・関西・東海・九州と全国にスタジオが設けられています。
フリーダムアーキテクツデザインでは、土地探しからワンストップで家づくりをサポート。変形地や狭小地などの設計も得意としているため、土地価格を抑えたいという方にもおすすめです。
また、工事中や工事後のトラブルへの不安をなくす「100%住宅完全保証」を設けているため安心です。
匠陽
出典:匠陽
杉並区・世田谷区を中心に注文住宅を請け負う匠陽。建築家とのコラボレーションで、デザイン性の高い住宅を提供しています。
スローガンは「お客さまに本当に喜ばれるものをつくろう」。これまでの経験と実績を活かして、お客さまの立場でアドバイスすることを心がけています。
また、営業広告費を削減し、コストを抑えている点も魅力的。リフォームか建て替えかで迷っている方へのアドバイスも行っています。
山川設計
耐久性の高いRC造の住宅づくりを得意とする山川設計。主にデザイン性の高い高級住宅を手がけています。
山川設計が提案しているのは、安心して100年後も住むことができる家。長年培ってきたRC造の技術によってそれを実現しています。
また、力を入れているのがそのデザイン性です。1回目の提案の際に外観のデッサンを披露。それに魅力を感じ、その場で山川設計に決めてしまうという方も多いのだそうです。
プロスタイルデザイン
出典:PROSTYLE DESIGN|デザイン&プロデュース
「衣食住遊のある暮らし」をコンセプトに家づくりを行うプロスタイルデザイン。日本全国を施工エリアとしており、注文住宅はもちろん、店舗併用住宅や賃貸併用住宅など幅広い住宅設計を手がけています。
プロスタイルデザインは、世界のデザイントレンドをいち早くキャッチ。イタリア、フランス、ドイツ、スペイン、アメリカ、中国などの住宅に関する展示会に出向き、そこで得た情報を日本での家づくりに活かしているそうです。
まとめ
- ハウスメーカーのメリットは、信頼性が高く、最新の技術を用いた家が建てられること。また、アフターサービスや保証も充実している。一方、価格が高くなりやすく、自由度が低いことがデメリットとして挙げられる。
- 工務店は地域密着型の会社が多く、相談しやすいところがメリット。比較的自由度も高い。しかし、最新の設備やデザインを取り入れるのが難しいことや、倒産の心配があることがデメリット。
- 設計事務所は、完全オーダーメイドで自由度の高い家が建てられることがメリット。しかし、細部まで決めなければいけないことが多く打ち合わせに時間がかかるため、家が完成するまでの道のりが長いことがデメリット。
ハウスメーカー・工務店・設計事務所という3つの選択肢には、それぞれメリットとデメリットがあります。ご自身がどんな家づくりをしたいかで選ぶべきものが変わってきますので、まずは理想の家や譲れない条件などをしっかりイメージしてみることが大切です。
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