【必見】絶対後悔しない!マイホーム購入で失敗しない5つのコツ

【必見】絶対後悔しない!マイホーム購入で失敗しない5つのコツ

「マイホームを購入するなら絶対後悔したくない!」
「マイホームを購入した人たちは、どういう点で後悔することが多いのだろう」

実際にマイホームの購入を意識すると、絶対後悔したくないと慎重になるのも当然のことですね。

今回は、一生のうちでもっとも大きな買い物になるであろうマイホームの購入で後悔しがちなポイントを、5つに分類して解説します。後悔するポイントは、イコールマイホームの購入を検討する際に注意すべきポイントです。

どのような点に気を付けるべきかをイメージしながらこの記事を読み進めることで、後悔しないマイホーム選びを進めていけるようになります。ぜひ最後までご覧ください。

目次

マイホーム購入後に後悔しがちなポイントとは

マイホームの購入後に後悔しがちなポイントについて調べていくと、以下の5種類の問題に分類されます。

  1. お金の問題
  2. 立地の問題
  3. 種別の問題
  4. 建物の問題
  5. 業者の問題

それぞれのポイントを、実際の体験談とともに見ていきましょう。

お金の問題:住宅ローンと購入価格

よく見られる後悔ポイントのひとつに、「お金」の問題があります。例えば、購入価格が予算オーバーしてしまい後悔している人の声を見てみましょう。

当初は3000万くらいの戸建てを探していましたが、私が現在住んでいる地域は戸建て、マンションともに5000万円代がザラで、物件を見過ぎで5000万円代の相場に慣れてしまったためか、つい安く見えてしまい物件も立地も気に入ったため、営業のゴリ押しもあり仮審査、契約まで済ませてしまいました。

参考:Yahoo!不動産「住宅ローンの契約を結び、本審査中で、手付金」より

自分の希望する条件や場所で検討しているうちに金銭感覚が麻痺してしまい、かなり予算オーバーで契約までしてしまったという体験談です。その他にも「用意していた自己資金の額が少なすぎて借入額の負担が大きい」という後悔や、「ボーナスがなくなったことでボーナス払いによるローン返済ができなくなった」という後悔などが散見されます。

立地の問題:通勤時間や環境などの問題

マイホームの立地についても、購入して実際に住んだ後に後悔することが多いポイントです。立地については生活する上で毎日感じる部分ですので、かなりこだわって選ぶ方がほとんどです。それでも、実際に住んでみると想像していた生活とのギャップで「失敗した」と動揺する人が少なくありません。

初めは子育て環境も良いと聞き田舎ですが、主人の通勤も辛くないので決めてしまいましたが、その後いざその場所に住まなければいけないと思うと、とても嫌になってきました。 私自身、都会から出てきて田舎に住めるだろうか、小学校も小規模で通学路は坂だらけ… 決める前に見て、その部分に関しては目をつぶってしまいました。 あの時、なぜもっと考えなかったのかと悔やまれます。

参考:Yahoo!知恵袋「マイホーム購入で、後悔中の方いますか?」より

例えば、上記の体験談では育児に良い環境ということで選んだけれど、実際に現地の様子を見てみると人が少な過ぎて小学校の児童数も思った以上に少ないことに気付いて不安が大きくなり、後悔につながっています。

立地に関しては「最寄り駅から徒歩◯分」「自宅から会社まで車で〇分」と数字で見えるところよりも、毎日生活することで初めて見えてくる欠点に気付く場合が多いため、マイホーム購入検討時にはなかなか気づきにくい後悔ポイントです。

種別の問題:新築?中古?一戸建て?マンション?

次にご紹介するマイホーム購入の後悔ポイントは、購入するマイホームの種別をどうするかです。

何もかもが新しくて気持ちのいい新築か、割安で購入できる点が魅力の中古か。「自分の家」として自由な暮らしがしやすい一戸建てか、それとも対人関係が比較的楽で防犯面でより安心なマンションにするのかを検討する必要もあります。一戸建てを選ぶ場合も、注文住宅か建売住宅かという選択肢もあり、後悔ポイントも人それぞれです。

新築一戸建てを購入して3カ月になります。身の丈に合わず無理をして注文住宅にしたなと後悔しています。ローンもたんまり残り、二階リビングなので将来的には住み替えを考えています。

参考:Yahoo!知恵袋「新築一戸建てを購入して3カ月になります。」より

この例では、マイホームとして注文住宅にしたけれど、住宅ローンの借入額が多すぎて身の丈に合っていない、と後悔しています。

最初は2680万円はマンションの値段にしては安いと思って買ったんですが、それ以外にかかる費用が大きいので戸建にすればよかったと思い始めてきました。

参考:Yahoo!知恵袋「築5年中古マンション買って後悔しています。」の回答より

この例では、中古マンションの価格が安いと感じたが、マンションで必要な管理費や駐車場代など戸建てでは不要な出費が多いことに気付いて後悔しています。

建物の問題:設計や構造、間取り

建物の設計や構造、間取りの問題もマイホーム購入後の後悔してしまうポイントだと、かなり多くの人が挙げています。毎日住む家だからこそこだわりたい間取りはもちろんのこと、断熱や遮音性など、全体の構造にかかわる項目など、不満に感じるポイントは多岐にわたります。

とにかく間取り、内装が気に入りません。 (中略) 現在育休中の主婦なので日中この薄暗い家にいると家の嫌なところばかりに目がいき、なんであの時もっと強く家を建てることを止めなかったのか、なぜもっと勉強しなかったのか、もっと時間をかけなかったのか、話し合えなかったのか…後悔の気持ちで泣けてきます。

参考:Yahoo!知恵袋「マイホーム購入に後悔しかない」より

この例では、旦那さんが主導で決めた家の間取りや内装を奥さんが気に入らないという状況です。家にいる時間が長い妻にとっては気に入らない場所に居続けることはとても辛く、かなりのストレスになっていることが伝わります。家に住む家族全員の意見を聞かずにだれか一人が一方的に決めてしまって後悔する、ということにならないように注意しなければなりません。

間取りに関しては、年月の経過で家族の増減があったり、家族の高齢化があったりすることを考慮せずに「家が広すぎる」「バリアフリーでなくて不便」などという後悔を抱えるパターンもあります。

業者の問題:ハウスメーカーや不動産会社

最後のマイホーム購入の後悔ポイントですが、業者の選び方でも後悔する人がいます。「大手のハウスメーカーや不動産会社なら一定以上の品質が保たれて安心だけどお金がかかる」「格安の小さな工務店に頼むとアフターフォローなどで困った」などが後悔ポイントとしてよく見られる声です。

ここまでで、マイホーム購入で後悔するポイントを5種類に分類して体験談を交えつつ解説しました。ここからは、それぞれの種類について、後悔する理由と後悔しないための対処方法について見ていきましょう。

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マイホーム購入時にお金で後悔する理由とその対処方法

マイホーム購入時のお金関係で後悔するパターンとしては、住宅ローンが多すぎる、購入価格が高すぎた、というパターンが多い傾向にありますので順番に解説します。

住宅ローン

多くの人は、住宅ローンを利用してマイホームを購入します。住宅ローンについて後悔する理由と、そうならないためにどういう点に注意して住宅ローンを組めばいいかについて確認しましょう。

住宅ローンで後悔する理由

住宅ローンで後悔する理由のひとつは、世帯収入に対して、住宅ローンの返済が負担になっていることです。もちろん、住宅ローンを組む際は、毎月払える金額の範囲内で組むでしょう。しかし、状況の変化まで考慮しきれず、負担感が増すケースが多くあります。

例えば「夫婦共働きでどちらも賞与をもらっているためボーナス払いを併用していたけれど、育児休業で収入が少なくなり、賞与もカットされてボーナス払いが大きな負担になる」というケース。子どもを作るつもりでいるなら出産費用や養育費・教育費を見過ごしてしまうと、実際にその状況となった時に大変です。「住宅ローンは払えても、貯蓄をする余裕がなくて老後資金が心もとない」というケースもあります。

住宅ローンで後悔するもうひとつの理由は、自己資金(頭金と諸費用)に貯蓄のすべてを費やしてしまい、手元にお金を残らないために、日々の生活が心細くなってしまうためです。この問題は、先々貯蓄をしていければ解消しますが、それまでの間は不安を抱えることになります。

後悔しない住宅ローンの組み方

後悔しない住宅ローンの組み方のポイントは以下の通りです。

  • 住宅ローンの支払月額は世帯の手取り月収に対して5分の1までを目安にする
  • 自己資金の割合は購入金額の4分の1を目安に、手元にいくらか資金が残るようにする
  • 専門家に相談するなどして、住宅ローン完済までの家計状況をシミュレーションして確認する

さらに、家計状況については、主に以下の点に注意して検証しておきましょう。

  • ローンを払いながら老後資金も増やせるか
  • 夫婦どちらかが育児休業を取得してボーナスがなくなっても住宅ローンの支払いに困らないか
  • 子どもの教育費が必要なタイミングでも家計が赤字にならないか

マイホームの購入価格に対する自己資金の割合をどうするかを考え、住宅ローンを完済するまでのライフプランを考慮した上で、無理のない返済計画を立てることが、後悔しない住宅ローンの組む上で重要なポイントです。

住宅金融支援機構「2017年度 フラット35利用者調査」(※1)によると、1ヵ月当たりの予定返済額を世帯月収で割った住宅ローンの総返済負担率は、20~24.9%がもっと多く、2017年で25.3%となっています。

土地付注文住宅は総返済負担率25%以上の世帯が約4割と多く、住宅ローンの負担が高い傾向に。逆に中古の戸建て・中古のマンションでは総返済負担率25%以下が8割超です。これらの傾向から、余裕を持った住宅ローンは、手取り年収に対して20%程度を目安に、増やすとしても25%程度に抑える世帯が多いことが伺えます。

国土交通省の「平成28年度住宅市場動向調査報告書」(※2)では、自己資金比率は新築の場合で26.9~39.1%の間、中古の場合で43.0~48.7%が平均値です。自己資金の金額としては、おおよそ1,000万円ぐらいを用意している人が多い傾向にあります。購入金額を3,000万円とすると、自己資金を4分の1用意するとして750万円、3分の1なら1,000万円という計算です。

「何とかギリギリ自己資金が用意できそう」という場合は注意が必要です。自己資金に貯蓄のすべてを費やすと、緊急でお金が必要になるときに困ります。手元にいくらぐらい残すかという点と、住宅ローンを完済するまでの家計状況を専門家に相談することで、無理のない自己資金額と住宅ローンの組み方が見えてきます。

※1:住宅金融支援機構「2017年度 フラット35利用者調査」より
※2:国土交通省「平成28年度住宅市場動向調査報告書」より

購入価格

住宅の購入価格について、どういった点で後悔するのかという理由と、購入価格が予算内に収まらなかった時の解決方法について解説します。

購入価格で後悔する理由

購入価格で後悔する理由の多くは、予算に対して購入価格が高くついたというパターンです。立地や希望する間取りなどを総合すると予算オーバーとなることは、マイホーム購入の検討をしていく中で多くの人が経験しています。

予算オーバーも仕方がないと考えてそのままの金額で購入すると、その後の生活で経済的な問題が出てくるかもしれません。そうならないよう、何とかして購入価格は予算内で収めるようにしたいものです。

予算と購入価格が乖離していた時の解決方法

購入価格が予算を大きくオーバーしていた時の対処方法として検討して頂きたいのが、同じ条件の住宅を新築ではなく中古で探してみることです。

国土交通省の「平成28年度住宅市場動向調査報告書」(※3)によると、世帯年収に対する返済負担率は、注文住宅が一番高くて22.7%(年間支払平均額142万円)、もっとも低い中古マンションで15.7%(年間支払平均額98.9万円)です。つまり、年間支払額で言えば平均43.1万円もの差があります。

これらのデータから見て、新築ではなく中古の住宅かマンションを買う方が、金銭的な負担が少なくなり、年間支払額でも余裕が出ていることが分かります。購入価格を抑えたいけれど立地や間取りで譲歩できないとお考えの場合は、中古物件を一度検討してみてはいかがでしょうか。

※3:国土交通省「平成28年度住宅市場動向調査報告書」より

マイホーム購入後に立地で後悔する理由とその対処方法

マイホームを購入した後、立地で後悔する理由には、主に通勤時間と生活環境があります。これらの理由に関して、後悔しないための対処方法についても確認しておきましょう。

通勤時間

立地の中でも通勤や通学にかかる時間は、毎日のことなので後悔しやすいポイントです。通勤時間で後悔する理由と、適度な通勤時間の目安と予算のバランスについて説明します。

通勤時間で後悔する理由

通勤時間で後悔する理由としては、例えば通勤時間が2時間ぐらいかかってしまうなど、通勤そのもので疲れるという点が一番に挙げられます。結果的に仕事に集中しにくくなり、仕事の能率が下がってしまい「もっと通勤時間の短いマイホームを選ぶべきだった」という後悔につながる可能性も。

また、通勤時間の長さは、単に体力の消耗や仕事の能率を下げる可能性があるという問題にとどまりません。通勤時間が長くなればなるほど、睡眠時間が削られるという健康に関わる問題も、海外の研究で報告されています。

アメリカのブラウン大学の研究によると、通勤時間が1分増えるごとに睡眠時間は0.2205分ずつ少なくなる傾向が見られたのだとか。つまり、通勤時間が30分増えるごとに、睡眠時間は6.6分少なくなる傾向にあるのです。

睡眠不足は仕事や学業にも悪い影響が出るだけでなく、健康にも影響します。一戸建てのマイホームに憧れていても、通勤時間があまりにも長くなり、体力を消耗したり睡眠不足になったりして健康を損ねてしまっては元も子もありません。

適度な通勤時間と予算のバランス

通勤時間の長さに対して「少し我慢すればいい」と安易に考えず、無理なく通勤できるような条件の物件がないかを根気よく探してみましょう。マイホームからの通勤時間は、人によって感じ方の差はあるとしても、概ね1時間以内に抑えておきたいものです。

通勤時間1時間以内でマイホームの購入価格の予算を突き合わせて、バランスの取れた立地条件を探してみてください。通勤時間を優先すると、例えば新築を辞めて中古マンションにするなど他の条件を譲歩する必要も出てきます。適度な通勤時間と予算のバランスを、自分なりに検討して譲れない一線を決めておくことが重要です。

現代は、働き方革命などの動きによって通勤時間をあまり気にしなくて良い勤務形態が増えていますので、その場合は通勤時間にとらわれず、郊外の家をマイホームにしても良いでしょう。

生活環境

生活環境は、特にマイホームに長期間住む人が後悔を感じやすい部分です。具体的に生活環境の何が原因で後悔するのかを確認した上で、後悔しないマイホーム選びをするための見極めポイントをチェックしておきましょう。

生活環境で後悔する理由

マイホームを購入後に生活環境で後悔する理由として、よくあることをピックアップしました。

  • 日当たり(日当たりが悪くて洗濯物が乾かない、日当たりが良すぎてエアコンの電気代がかかる)
  • 害虫(川のそばなど)
  • 水害や土砂崩れなど災害に遭いやすい
  • 子どもの教育環境
  • 自宅周辺の治安
  • 騒音

これらの生活環境で後悔する部分について、マイホーム購入に見極めるべきポイントを見ていきましょう。

生活環境で後悔しない見極めポイント

マイホームの生活環境で後悔しない見極めポイントについて、先に挙げた後悔の理由ごとに紹介します。

生活環境で後悔する理由後悔しないための対策
日当たりのバランス現地を調査する(朝・昼・夕方~夜の3パターン確認)
害虫発生しやすい河川などが近くにないかを確認する
水害や土砂崩れなど災害被害各自治体が用意しているハザードマップで、マイホーム予定地の状況を確認する
子どもの教育環境マイホームエリアの小中高の学校について事前調査しておく
そのエリアの治安各都道府県警が発表している犯罪発生率の確認する
騒音日当たりの調査とともに、朝・昼・夕方~夜と騒音がないことを確認する

まず、生活環境の調査をするには、現地に朝・昼・夕方~夜と時間帯を変えて出向き、様子が変わらないかを確認する必要があります。また、平日と土日の違いも確認しておけば確実でしょう。日当たりや騒音など、その場の環境を確認するためにはさまざまな時間帯に行っておくことが重要です。

子どもの教育環境についても、現地調査に出向いて実際に通学路を歩いてみることをおすすめします。坂道が大変ではないか、薄暗くて危なそうなところは通らないかなどを確認しておくと安心です。

ここで挙げた生活環境のチェックポイントは、1日ですべての条件が満たせるかどうかを確認しきれないでしょう。何日かに分け、優先順位を決めて順番に確認しておきましょう。

マイホームの購入時に種別で後悔する理由とその対処方法

マイホームの購入時、「新築・中古」「一戸建て・マンション」「建売・注文住宅」という選択肢があります。どれも一長一短があり一概に「これを選べば正解」というものではありません。ただ、入念に検討して選んだつもりでも後悔することはあります。

そこで、どうして後悔するのかという理由について見ていくとともに、後悔しない対処方法も併せて解説します。

新築?中古?

マイホームを購入したいと考える場合、多くの人は新築の住宅やマンションを思い浮かべるのではないでしょうか。マイホームは新築あるいは中古を選んだ場合にそれぞれのケースで後悔する理由と、新築と中古のいずれを選択すべきかを決めるポイントについて説明していきます。

新築か中古かで後悔する理由

マイホームを新築で購入した場合、後悔する理由は「割高」という点です。購入する際は新築であることにこだわって購入するのですが、実際に住宅ローンの負担が大きく苦しいという現実に気付きます。「中古物件なら購入金額も抑えられることを知って後悔する」という流れになりやすいのです。

また、逆に中古物件の場合は「家の設備」に不満や後悔を覚えるパターンが多い傾向にあります。「いったん住んではみたものの結露が酷く、結局断熱材を壁に入れるなどのリフォームが必要でお金がかかって後悔した」などがこれに当たります。

新築か中古かを決めるポイント

新築の場合は、「後悔しない住宅ローンの組み方」で解説した方法で、住宅ローン完済までのシミュレーションを行い、支払いが大きな負担になる時期がないかを見極めましょう。

中古住宅の場合なら、別の章で紹介している建物そのものの条件(間取りや基本構造など)をしっかり調べてください。これらの調査を終えた後、改めて新築と中古どちらにするかを検討してみてはいかがでしょうか。

一戸建て?マンション?

マイホームを「一戸建て」か「マンション」のいずれにするのかも、悩ましい部分ですね。どちらを選んでも後悔する可能性はありますので、それぞれを選んで後悔する理由と、どちらにするかを決めるポイントについて説明します。

一戸建てかマンションかで後悔する理由

一戸建てのマイホームの場合、後悔するポイントは、「近所付き合いが大変」「自宅のメンテナンスの負担が大きい」といった点です。

一戸建ての場合、自治会組織に入って役員も担当するなどの気苦労があります。マンションの場合も管理組合がありますが、負担感では自治会の方が高い傾向に。

修繕費用を天引きして積み立てているマンションは、管理組合で修繕計画を立てて進めていくため、戸建てよりも計画的に進められます。ただ、「上下・両隣との騒音トラブル」「修繕計画が甘く大規模修繕時に想定外の金額が必要になる場合がある」など、戸建てとは別の後悔するポイントがあり、一長一短です。

一戸建てかマンションかを決めるポイント

一戸建てかマンションかを決めるポイントは、「自治会活動」「自宅のメンテナンス」「騒音トラブルの懸念があるか」の3点です。これらについてよく検討して、自分や家族が一戸建てに向いているかマンションに向いているかを見極めましょう。

ある程度自治会活動にもかかわれて、自宅のメンテナンスも自分でやっていけるのなら一戸建てが向いています。マンションの場合は、自治会活動や自宅のメンテナンスにあまり煩わされたくない人に向いていると言えるでしょう。

一方、騒音トラブルですが、小さな子供がいる場合にマンションでは苦情が来る可能性があります。家族が音に敏感な場合も、マンションは避けるほうが無難です。

どうしてもマンションにしたい場合は、騒音トラブルに巻き込まれないよう、部屋の場所を選ぶ際に角部屋や最上階、1階など、上下左右で関わる世帯ができる限り少なくなるように交渉しましょう。また、不動産会社と相談して上下階と両隣が子供のいる世帯が入っている部屋を選ぶ(もしくは避ける)ことが可能かどうかを確認するのもひとつの方法です。

建売?注文住宅?

建売か注文住宅か、どちらのマイホームにするかでも後悔する場合があります。その理由とどちらにするかを決めるポイントについて見ていきましょう。

建売か注文住宅かで後悔する理由

建売住宅は、すでに完成しているものを購入するため、注文住宅に比べると割安です。ある程度間取りを変えられるケースもありますが、基本的には多少気に入らない部分があっても、少々我慢をする必要があります。

しかし、優先したい条件を無理に曲げて購入すると、暮らし始めてからひずみが出てくることも少なくありません。キッチンの使い勝手が悪かったり、間取りが少なかったりして毎日の生活が不便になると、ストレスが溜まってしまい「こんなはずではなかった」と後悔してしまいます。

一方注文住宅は、自分の自由にできる点が大きな魅力です。その反面、自由度が高いからとあれこれ夢を詰め込み過ぎると、意外と使い勝手が悪くなったりしてしまう場合も…。こだわりが強すぎて特注品が多く予算オーバーになって後悔するパターンが多いのも注文住宅。初心者にとっては憧れですが、非常に難易度の高い形態のマイホームとも言えるでしょう。

建売か注文住宅かを決めるポイント

建売か注文住宅かを決めるポイントは、購入価格と設備や間取りなどの条件との兼ね合いです。建売でも自分の希望通りの設備や間取りなら、割安価格で購入できて後悔もないマイホーム購入が可能です。今すぐ家を買う必要に迫られていないなら、無理に購入を考えず、希望に近い間取りや設備を持った物件が出てくるまで待つのもひとつの方法です。

逆に、家に対してのこだわりが強いなら、思い切って注文住宅を検討しましょう。あらかじめ予算をはっきり伝えておき、その範囲内で希望に近づけるにはどうすればいいかをハウスメーカーや工務店に相談するのがおすすめです。どうしても予算オーバーになるのなら自己資金をもう少し貯めてから出直すなど、次の手段も検討できるようになります。

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一生に一度となる大きな買い物、妥協せずにたくさんの会社を検討するようにしましょう。

マイホームの購入時に建物で後悔する理由とその対処方法

マイホームの購入時、建物そのものに対して「こんなはずではなかった」と後悔することも少なくありません。建物の中でも、さらにポイントを細分化すると以下の通りです。

  • 構造など全体設計にかかわる部分
  • 建物内の間取り

それぞれについて、さらに細かい部分で後悔の元になる理由を解説します。

構造や全体設計

構造や全体設計とは、例えば耐震・耐熱構造や床暖房といったマイホーム全体にかかわる部分を指します。これらで後悔する理由や、後悔しないための見極めポイントについて見ていきましょう。

構造や全体設計で後悔する理由

予算の関係で基本的な部分にあまりお金を掛けない場合、後から「失敗した…」と思う場合があります。耐震・耐火構造は、住宅ローン減税の要件なので、大きな後悔ポイントではありません。気を付けたいのは床暖房、断熱構造などです。

断熱構造はしっかりとしておくことで、部屋の中の空気を一定に保ち、電気代の節約になります。また、冬場の結露を防ぐ効果も高く結露から生じるカビの対策にもなるため、家族の健康を守るためにも重要なポイントです。

戸建ては、シロアリ対策もしておかないと、食害が出ると大切なマイホームの寿命が短くなり、リフォーム代など大きな出費がかかる場合もあります。これから先、何十年も家族と一緒に住み続けるつもりなら、シロアリ対策は家を建てる際同時に徹底しておきましょう。

また、全体設計では、あまりにもアーティスティックな構造だと生活しにくくなるかもしれません。個性的なデザインで暮らしにくいということのないように、工務店などとよく相談するようにしましょう。

構造や全体設計で後悔しないための見極めポイント

構造や全体設計で後悔しないためには、信頼できる工務店を探すことが重要です。何度も相談をして、その仕事ぶりを口コミなどで確認するようにしましょう。また、全体設計では、あまりにも奇をてらったデザインは避けた方が無難です。

建物内の間取り

建物内の間取りは、生活に直結して目につきやすい部分です。間取りで後悔する理由と後悔しないための見極めポイントの両方を説明していきます。

間取りで後悔する理由

間取りで後悔する理由としてよく聞かれるパターンは、「ライフスタイルの変化に間取りが追い付かない」「理想を実現して見たら思いのほか使い勝手が悪かった」「主に利用する人の意見を取り入れずに失敗した」の3点です。

家族の人数が一番多いときに家を建て、その後子どもたちが全員独立して夫婦2人だけになるとあまりにも広すぎて持て余してしまう、という声は非常に多く聞かれます。また、リビングを広くしたい、玄関は吹き抜けで豪華にしたいと希望して、夢を叶えていざ暮らしてみると、空間が広すぎてエアコンの電気代が高くついてしまって困るという場合も。

キッチンでは、メインで利用する妻の意見を入れずに夫が自分の理想だけを詰め込んだ結果、妻の身長に合わないシステムキッチンを入れてしまい、妻が料理や後片付けの際苦労するというケースもあります。

間取りで後悔しないための見極めポイント

間取りで後悔しないための見極めポイントについて、後悔する点に対応して以下の3点にまとめて説明します。

  • ライフスタイルの変化を考えて、間取りを後から変えられるような構造にする
  • 自分の実現したい間取りについて、メリットとデメリットを確認してよく検討する
  • それぞれの部屋について、メインで利用する人としっかり話し合って希望を反映する

間取りは、長いスパンで考えて、ある程度柔軟性を持たせるように計画しましょう。夫婦2人だけになったときに簡単に間取りを変更できるような仕組みにしておくなど、工夫のしどころはあります。また、自分でこだわりたい部分ほど、客観的に見て問題がないかをハウスメーカーや工務店に確認してください。

そして何よりも各部屋の間取りについては、メインで利用する家族の意見に耳を傾けて、その家族にとって使いやすくなるように意識しましょう。

建物の各部位における見極めポイント

間取りについては、建物の各部位における見極めポイントについても説明します。

和室は本当に必要かどうかを検討

和室は本当に必要かどうかを検討

和室は、親せきや友人などのゲストを泊めるのに便利な部屋です。ただ、ライフスタイルによっては使わない、という家庭も増えてきています。畳のメンテナンスも必要なので、和室にこだわりがなければ、なくして子供部屋を増やすという考え方もありです。

吹き抜けはデメリットも考慮した上で決定

吹き抜けはデメリットも考慮した上で決定

玄関を広々と演出してくれる吹き抜けは、とても贅沢でおしゃれな構造です。ただ、その分部屋数は少なくなり、エアコンの必要な季節は余計に電気代がかかるという欠点があります。本当に必要なのかをよく検討してみることをおすすめします。

窓は風の通り道と西日の影響をよく考えて

吹き抜けはデメリットも考慮した上で決定

窓は、風の通り道や日差しを家に入れるための重要な部分です。風の流れを考えて配置を工夫しましょう。また、西側の窓はあまり大きく取り過ぎると、西日が入って部屋の中が非常に熱くなり、エアコンがフル稼働になって電気代がかかってしまうので注意してください。

収納力を大きく伸ばしたいならロフトも検討

収納力を大きく伸ばしたいならロフトも検討

ロフト(屋根裏部屋)は、収納や子供部屋などに利用できる間取りです。予算に余裕があるなら、家全体の収納力をアップさせるために導入を検討してもいいでしょう。

収納は使う場所に使うものを入れておけるように作成

収納は使う場所に使うものを入れておけるように作成

収納力の高さは、家全体の使い勝手に大きな影響を与えます。玄関横の壁に埋め込むような形で収納棚を作る、趣味の部屋に使う道具を収納するなど、多めに作るように意識しましょう。

内装はコンセントの位置や水回り部分のクロスに注意

内装はコンセントの位置や水回り部分のクロスに注意

内装で後悔ポイントに上がりやすいのはコンセントの位置や数と、水回りのクロスです。家具の配置なども考えて使いやすい場所にコンセントを作っておくよう意識しましょう。

外構も屋内の間取りと同じように動線を考えて設計

外構も屋内の間取りと同じように動線を考えて設計

外構とは、屋外の庭や駐車場などの構造を指します。外構についても、屋内の間取りと同じように動線を考えて問題のない設計になっているかを確認しましょう。玄関の位置、自転車や車の置き場所など、人と乗り物の動線を考えて配置すると後悔しない構造にできます。

庭は利用するかどうかをよく考えて広さを決定

庭は利用するかどうかをよく考えて広さを決定

小学生までの子どもがいる家庭では、庭で花火ができると便利です。土いじりが好きで家庭菜園を作りたい場合も、庭を思い切って広めにするのもありでしょう。逆にあまり庭に興味がない場合、利用シーンが思い浮かばない場合、雑草の手入れなどが大変なので庭の面積を狭くする方が便利です。

ハウスメーカーや不動産会社選びで後悔する理由と対処方法

ハウスメーカーや不動産会社選びも、間違うと後悔してしまうポイントです。後悔する理由と対処方法について解説します。

ハウスメーカー

ハウスメーカーは、主に一戸建てを購入する場合にお世話になる会社です。新築マンションの場合はデベロッパーですが、ここではハウスメーカーもひっくるめて、ハウスメーカー選びで後悔する理由にはどういうものがあるでしょうか。ハウスメーカーを見極めるポイントと併せてご確認ください。

ハウスメーカー選びで後悔する理由

ハウスメーカー選びで後悔する理由としては、強引にすすめられて予算よりもかなり高い購入価格になったという声や、事前にもっと説明してほしかったという声が見られます。情報の開示も不足気味、という場合も。

ハウスメーカー選びの際の見極めポイント

情報の開示とどういう選択肢があるのかについて、丁寧な説明があるかどうかが、ハウスメーカー選びの見極めポイントです。その設備を選ぶメリットとデメリットを両方説明して選択権を発注側に持たせてくれると、安心して大切なマイホームをお任せしたくなるでしょう。

不動産会社

不動産会社は、主に中古物件の分譲でお世話になる会社です。ハウスメーカーと同様、不動産会社選びで後悔する理由と、不動産会社の見極めポイントを紹介します。

不動産会社選びで後悔する理由

不動産会社選びで失敗したと後悔する理由としては、ハウスメーカーと同じく顧客の立場に立った丁寧な説明や情報開示がないことが多く聞かれます。担当者との相性もありますが、きちんと納得した上でマイホームを購入できた、と感じさせてくれる不動産会社でないと後悔の念が残ってしまうのです。

不動産会社選びの際の見極めポイント

お客からの質問について、自社には不利になる情報も開示した上で、最終選択権を与えてくれるかどうかが、後悔しないマイホーム購入を促してくれる不動産会社を見極めるポイントです。

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絶対に後悔しない!マイホームの選び方チェックリスト

ここまで説明してきたマイホーム購入の選び方をチェックリストとしてまとめました。多くの人がマイホーム購入で後悔しているポイントを押さえ、より魅力的な条件のマイホームを探すポイントばかりを集めています。大切なマイホーム購入で後悔しないために、ぜひご活用ください。

No 分類 チェック内容 チェック
01 住宅ローン 一部の貯蓄を残して購入価格の4分の1の自己資金が用意できるか
02 年間支払額は年収の20%以内に抑えられるか
03 ローンを支払い続ける傍ら、老後資金の貯蓄は行えるか
04 ライブイベント(育児休業による夫婦どちらかの賞与なしという状況、子供の大学進学など)のシミュレーションをして、支払いが問題なく続けられるかを確認したか
05 購入価格 予算内で収まっているか
06 譲れない条件がある場合中古も検討してみたか
07 通勤時間 1時間以内で収まっているか
08 生活環境 日当たりのバランス:現地調査(朝・昼・夕方の3パターン確認)
09 害虫:発生しやすい河川や沼などが近くにないかを確認
10 水害や土砂崩れなど災害被害:各自治体が用意しているハザードマップでマイホーム予定地の状況を確認
11 教育環境:マイホームエリアの小中高の学校について事前調査
12 治安:各都道府県警が発表している犯罪発生率の確認
13 騒音:日当たりの調査とともに、騒音がどれぐらいなのかを確認
14 新築・中古 条件と購入価格のバランスで検討
15 一戸建・マンション 自治会参加やメンテナンスなどについて検討
16 建売・注文 重要視する設備を最低限に絞る (どこまでこだわるか?建売なら望む設備が備わっているか?)
17 構造 耐震、耐熱、デザイン性と機能性の兼ね合いなどを確認
18 間取り ライフスタイルの変化を考えた間取り、または後から間取りを変えられるような構造になっているか
19 実現したい間取りのメリットとデメリットを専門家に確認して意見を聴く
20 それぞれの部屋について、メインで利用する人としっかり話し合って希望を反映する
21 キッチン:家事動線の確認と利用者に優しい作業台にする
22 和室:本当に必要かどうかを検討
23 吹き抜け:デメリットも考慮した上で決定
24 窓:風の通り道と西日の影響をよく考えて
25 ロフト:収納力を大きく伸ばしたいならロフトも検討
26 収納:利用場所の近くにものが収納できるように作成
27 内装:コンセントの位置や水回り部分のクロスに注意
28 外構:動線を考えて設計
29 庭:利用するかどうかをよく考えて広さを決定
30 ハウスメーカー 不動産会社 質問に対して情報開示をきちんとしてくれるか
31 最終選択権を常に与えてくれているか

まとめ

マイホーム購入で後悔した人たちの声を紹介しながら、後悔する理由とその対処方法について説明しました。特に初めてマイホームを持つ場合は、知らないことも多いため、どうしても「もっとこうすれば良かった」と思う気持ちが残りがちです。

これまでマイホームを購入した経験のある人たちのリアルな声から学び、後悔のないマイホームを目指しましょう。
以上、「【必見】絶対後悔しない!マイホーム購入で失敗しない5つのコツ」でした。

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