注文住宅の違約金とは?注文住宅契約後のキャンセル料はいくらなのか

注文住宅の違約金とは?注文住宅契約後のキャンセル料はいくらなのか

注文住宅で気になるのが「違約金」の問題です。実は、注文住宅の契約を途中で解除した場合には違約金が発生します。本記事では注文住宅で気をつけたい、違約金の中身とキャンセル料がいくらになるのか。契約金ごとにシミュレーションしたいと思います。

契約書

注文住宅の違約金とは?

違約金の割合はハウスメーカーや工務店によって異なるのですが、通常であれば契約金の3%〜10%が違約金として請求されてしまいます。

注文住宅の契約状況別にみる「キャンセル料」の目安

注文住宅の契約から、工事前、工事途中と「どの段階」でも契約のキャンセルはできますが、注文住宅の契約直後と工事の直前、工事途中ではキャンセル料の額は異なります。工事の段階によって、どのようにキャンセル料が変化するのか見ていきましょう。

契約直後のキャンセル料

注文住宅を契約した直後、当日や翌日であれば、「違約金なし」としてくれるハウスメーカーや工務店も多いです。

ただし、原則は契約後のキャンセルについては違約金が発生するので、「違約金を取り消してくれなかった」という理由で抗議をすることはできず、契約直後であっても違約金は発生するものと考えてください。

契約7日以内であり、なおかつ「訪問販売で購入した商品やサービス」であればクーリングオフ制度が適用されますが、注文住宅を訪問販売で買う人はいないので、クーリングオフ制度の適用外となり、キャンセル料は発生するので注意しましょう。

工事開始直前のキャンセル料

契約を結び、いよいよ工事がはじまるという段階で「キャンセルしたくなった!」という場合には、キャンセル料に加えて、別途違約金が発生する可能性があります。

キャンセル料は「=手付金や契約金」になるのですが、工事開始直前というタイミングでは、ハウスメーカーや工務店に損害が発生するため、契約時のペナルティとして二段階目にあたる「違約金」が発生してもおかしくありません。

特に地盤調査や、設計、地盤改良工事、基礎工事などが終わっている段階では、調査や工事に掛かった費用が請求されるでしょう。これに加え、損害金が請求されるとなると、キャンセル全体に掛かる費用は「高額」になります。

工事開始直前になると、一般的な目安ではキャンセル料は計算できません。業者と交渉し、いくらになるのか。キャンセル料について問い合わせてみてください。

工事途中のキャンセル料

工事が進んだ段階では、建築中の所有権は業者側となっているため、業者との折り合いが悪くなると工事途中で契約解除となり、工事の再開ができない…という最悪のケースも考えられます。

もちろん、良心的な建築業者だけでなく、一般的な建築業者であれば金銭的な負担でキャンセルの折り合いは付きますが、工務店やハウスメーカーや工務店ごとに対応は異なるので注意しましょう。

工事前の違約金同様に、工事中の違約金はここまでの工事代金、調査費用、その他掛かった費用が請求されるので「高額なキャンセル料」が掛かります。具体的なキャンセル費用については、ハウスメーカーや業者に問い合わせてください。

建築条件付き土地のキャンセル料

建築条件付きの土地に注文住宅を建てる場合には、キャンセルをするのが難しくなります。

まず、建築条件付きの土地の契約内容には「土地契約後、一定期間に建物の請負契約を締結する」とする場合が多く、契約直後であっても設計費用や工事費用の一部が違約金として請求される可能性が高いです。

建築条件付きの土地に注文住宅を建てる場合は、契約条件をよく確認した上で「家を建てるかどうか」判断し、キャンセルをしないことを前提に契約を結ぶようにしてください。

注文住宅のキャンセル料をシミュレーションしてみよう

ここまで注文住宅の工事段階によって、キャンセル料や違約金が発生すると説明しましたが、工事代金によって「どのくらいのキャンセル料が掛かるのか」計算をしてみました。

工事代金1500万円の違約金

工事代金1500万円の場合、違約金の割合が3%で45万円、5%で75万円、10%で150万円のキャンセル料が請求されます。

工事代金2000万円の違約金

工事代金2000万円の場合、違約金の割合が3%で60万円、5%で100万円、10%で200万円のキャンセル料が請求されます。

工事代金3000万円の違約金

工事代金3000万円の場合、違約金の割合が3%で90万円、5%で150万円、10%で300万円のキャンセル料が請求されます。

工事代金4000万円の違約金

工事代金4000万円の場合、違約金の割合が3%で120万円、5%で200万円、10%で400万円のキャンセル料が請求されます。

工事代金6000万円の違約金

工事代金6000万円の場合、違約金の割合が3%で180万円、5%で300万円、10%で600万円のキャンセル料が請求されます。

工事代金8000万円の違約金

工事代金8000万円の場合、違約金の割合が3%で240万円、5%で400万円、10%で800万円のキャンセル料が請求されます。

都心であれば、注文住宅の工事費用が8000万円掛かってもおかしくはありません。キャンセルだけで240万円〜800万円もの費用を払うのは大変なことです。

また、これらのキャンセル料に加え、工事の段階によってはここまで掛かった調査費用や工事代金、違約金などが発生する可能性があるので、注文住宅の契約後は、原則「キャンセルしない」ようにしてください。

まとめ|注文住宅の違約金トラブルに注意しよう!

ここまで説明した通り、工事の段階が進んでいては、高額なキャンセル料と違約金が発生する可能性があります。注文住宅の契約前には「契約内容」を何度も確認し、キャンセルなど後悔のように契約を進めてください。

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